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恋人たちの予感 (When Harry meets Sally)
(1989年/アメリカ/監督:Rob Reiner/脚本:Nora Ephron)

 秋から冬にかけての季節になると、なぜかこの映画を見たくなります。この映画の後、お互い知名度がかなり高くなった、Billy CrystalとMeg Ryanのロマンチックコメディー。特にMeg Ryanは、この後、ロマンチックコメディーには、なくてはならない存在になりました。コメディーといいながらもかなりシリアスなシーンも出てきたりして、バランスよく仕上がっています。
この映画では、Harry演じるBilly CrystalがSally演じるMeg Ryanと飛行機の中で再会するシーン。大学卒業後、ニューヨークまで車で向かった後、まったく音沙汰がなかったのに、偶然にも同じ飛行機に乗り合わせます。飛行場でSallyがHarryの友人と別れを告げているのを目撃し、Sallyを見覚えのある女性であることを気にしますが、機中で彼女が飲み物のオーダーをしている時に彼女のことを思い出します。Sallyが彼の友人と付き合ってから一ヶ月しか経っていないことで、結婚などまだ考えていないと話しているところへHarryが、

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Harry: I am getting married.
僕は、結婚するよ。   □                          
Sally: You are? You are?
あなたが?あなたが?   □                         
Sally: Who is she?
誰と?   □                                
Harry: Helen Helson. She is a lawyer. She is keeping her name.
Helen Helson、弁護士で、彼女の姓を名乗るんだ。   □           
Sally: You are getting married.
あなたが結婚するの。(笑い)   □                     
Harry: What's so funny about that?
なにがそんなにおかしいの?   □                      
Sally: It's just. It just so optimistic of you, Harry.
いや、ただ、ただその、かなり無理していない。   □             
Harry: Well, you'd be amazed what falling madly in love could do to you.
本気でほれると以外なことを決断したりするものさ。   □           

 結末は、ご覧になられた方も多いのでおわかりかと思いますが、このシーンでは、Meg Ryanが、2回目に言う'You are?'に注目してください。「まじ?」ともとれる表現がすごくいいです。また、80年代の流れでしょうか。女性の姓をそのまま名乗らせるなど、男性としての理解力をさらりと伝えています。'Madly in love'は、「まじでほれる」ことで、クリスマスに'I am madly in love you'とかで愛を告白してみては。

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