憧れの観光業界でインターンを経験し、今後の自分のビジョンがよりクリアになった

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参加コース:ウエストミンスター大学コース 50期生
留学期間:2014年5月〜2015年3月
インターン先:大手旅行会社 ロンドン支店

中央大学 法学部(国際企業関係法学科)4年を休学してIBPのウエスミンスター大学コースに参加。日系大手旅行会社(ロンドン支店)でインターン。帰国後は早速就職活動をスタートさせる。

 

Q: IBPプログラムと留学先を選択した理由とは?

大学では学業の傍ら3年間NPO法人の学生団体に属し、3年在学中はその事務局で全体のマネージメントを担当していました。2013年9月にロンドンに1ヶ月語学留学をした際、実際にIBPプログラムに参加している人と話す機会がありとても触発されました。その後日本に帰国し、就職活動をその翌年に控えて自分の今後のことを考えた時、もう一度ロンドンで長期的に留学したいと思いました。その際、語学をブラッシュアップでき、かつ海外で英語を使ってインターンができるIBPプログラムが自分に一番合っていると思った。また、現役の大学生で運営されるNPO法人に携わって習得した様々なビジネススキルが、実際の会社で本当に通用するのかを試してみたいという気持ちもありました。そしてそれをやり遂げることができれば、大きな自信となるだろうと思いました。

Q:現地の大学ではどのような科目を専攻しましたか?

NPO法人での経験を通してマネージメントを学びましたが、実際に学問としてマネージメントを勉強したことはなかった。ですので大学では、プロジェクト・マネージメントとマーケティングを履修しました。グループで仮想プロジェクトを立ち上げ、プレゼンテーションするという実践的な授業。かつ個人でのレポートもあり、課題の量はかなりありましたがとても興味深いものでした。また、物事をいろいろな視点で捉えられるようになりたいと思い、アート系の授業もとってみました。選んだのは、フォトグラフィー。本格的なカメラが必須というわけでなくiPhoneでの撮影もOKというユニークな授業で、とても楽しかったです。

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Q:インターンシップ先が決定するまでの流れを教えてください。

基本的に人に経験を提供する仕事に興味があったので、インターン先は観光業界で、と思っていました。日系、英系の会社に関してはあまりこだわっていませんでしたが、IBPプログラムのパンフレットに“大手旅行会社ロンドン支店”があったので、漠然とそこでインターンができれば嬉しいと思っていた。大学で専攻する科目が決定した9月の終わりに、CV(履歴書)と共にインターンをしたい会社をリストアップして、大学のコーディーネーターに提出しました。その後、ロンドンをPRする半官半民の会社の投資部門からインタビューする機会をもらいましたが、嬉しいことに、11月後半、半ば諦めていた大手旅行会社からオファーをいただきました。小さい会社のほうがいいいのではという気持ちも少しはありましたが、なんといっても大手旅行会社は大手中の大手、こんな素晴らしい機会はなかなかないと思い同社でのインターンを決めました。

Q:インターンシップ先はどんな会社でしたか? またその会社のどこに魅力を感じましたか?

日本の旅行会社を代表する大手旅行会社のロンドンオフィスで、スタッフは日本人と現地の人の割合が半々くらい。今まで憧れていた観光業界でしたが、その中でも業界を牽引する大手旅行会社の舞台裏を実際に見ることができるのは、私にとって大きな魅力でした。

Q:インターンシップ先での仕事はどのようなものでしたか?

私が仕事で英語が使えるということを尊重してくれ、日本人と現地スタッフで構成される「ランド・セクション」と呼ばれる部署に配属されました。ここはレストラン、貸切りバスや電車、各アトラクションなどに予約を入れたり、値段交渉などのアレンジを統括する部署。インターンの最初の1ヶ月は、それらのデータベースを、主に電話を使ってアップデートする仕事がメイン。その後「オペレーター・セクション」に移動し、日本から訪れる600人の修学旅行生ツアーの手伝いをし、様々な資料などをを作りました。インターンの後半は「ランド・セクション」に戻り、貸切りバスの手配の予約、予約の確認などを担当しました。大企業でのインターンだったので、仕事上での自分の存在価値がなかなか見出せず、多少なりとも疎外感を感じることもありました。でも、急ぎの仕事でなくとも、できるだけ迅速にかつ正確に上げることを心がけた。特にインターンの後半は、上司から責任のある仕事を任されとても嬉しかったです。

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Q:インターンシップ先の会社の雰囲気を教えてください。

スタッフは総勢50人以上。社内は比較的フォーマルな雰囲気で、雑談するという雰囲気はあまりなかったですが、隣のデスクの現地女性スタッフがとても優しい人で、細かいこともまでよく教えてくれた。直属の現地人の上司もとても頼りになる方で、いろいろなことを学びました。また日本の会社の雰囲気に近いので、服装などもデザイン/色ともにプレーンなものを。就業時間はは朝9時〜5時半でしたが、だいたい6時くらいまで残業をしました。ランチタイムは12〜2時の間に1時間フレキシブルにとれ、同年代の現地スタッフと外でランチをしたり、社内でお弁当を食べたりしました。

Q:インターンシップ先で得たことはどんなことですか?この経験を今後のキャリアにどう生かしていきたいと思っていますか

観光業界で働くということを実際に身をもって体験し、今後私がこの業界で働くとしたら、具体的に何がしたいのかをじっくり考えることができました。今までは観光業界一辺倒でしたが、私は“世界に向けて日本の社会的/文化的な評価を高める仕事”がしたいのだと実感。 観光業界の中で言えば、訪日観光に携わりたいと考えるようになりました。また今後、働く環境や働き方へのビジョンも明確になり、これからの就職活動に直結するような知識と経験を得られたと思います。日本の高いエネルギー技術を世界に広めたり、日本の卓越した食文化を海外に発信する食品メーカーなど、就職希望の業種の間口がぐっと広がりました。

Q:これから IBP 留学を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

日本にいる時は、自分はスピーキングが得意だと思っていましたが、インターンしていてボキャブラリーが圧倒的に少ないことを感じました。無理して会話の勉強をするよりも、語彙を増やすこと、文法の見直しをすることが重要であると思います。また留学中、英語が思ったより通用しないとか、仕事で落込むことがきっとあると思います。そんな時は家にこもっていないで、とりあえず街に出ることをお勧めします。外に出れば気分も変わるし、人に会って喋れば元気が出てきます。歴史的な建築物ととモダンな建物が混在するロンドンの町並みは素晴らしいです。ロンドンには、自分をしっかり持っていれば何でも受け入れてくれような、そんな懐の深い自由さがあり、私は大好きです。

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