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VOL.28

井迫 雄次郎さん   メリルリンチでのインターン体験で学んだ、仕事への情熱
 
井迫 雄次郎(イサコ ユウジロウ)さん
1983年生まれ。兵庫県出身。神戸市立外国語大学在学中の2004年4月からIBPプログラムワシントン大学コースに参加。現地では大手金融のMerrill Lynch でインターンを経験。帰国後、復学。2006年4月よりシティバンクに入社予定。

■参加コース:IBPプログラム・ワシントン大学コース
■参加期間:2004年4月〜2005年4月
■インターン先: メリルリンチ証券(金融)
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未経験ながら、大手証券会社でのインターンを実現

Q: IBP参加の動機は?

A:大学の専攻は外国語学部英語科で、法経商コースを選択していましたが、新卒者に実力を求める最近の企業風潮から「本当の実力をつけなければ、生き残っていけない」と思い、IBPプログラムで自身に磨きをかけるために参加しました。

Q: それまでに海外滞在経験はあったのですか?

A:オーストラリアに1ヶ月間短期留学した経験がありましたが、IBPに参加する前は本当にたった1年間で現地で働けるほど英語が上達するのか不安でした。仕事経験もなく、ビジネスの専門知識が少ないため、インターン先がきちんと見つかるのかどうかも心配でした。

Q: 英語力アップのためにどんな工夫をしましたか?

A:とにかく授業に集中し、どれだけ忙しくても予習、復習をきちんとしました。遊ぶことにも精を出しました。積極的にワシントン大学内外で開かれる集まりに参加して友達の輪を広げ、ランゲージパートナーと話をしたり、パーティーに参加したりしました。その結果、留学中にTOEIC600からTOEIC870点まで向上しました。大学の3クォーターで取ったBUSIPコースでは、本場のMBAの先生方から1週間ごとに違うテーマを教えていただき、非常にためになりました。

Q: ICCシアトルオフィススタッフの紹介で、メリルリンチでインターンをしたそうですね。具体的な仕事内容は?

A:個人金融サービスを提供するファイナンシャルプランナーのチームの一員に入り、主にセミナー開催の準備や告知、マーケティング、CRM担当をさせていただきました。

Q: インターン体験中、印象的だった出来事は?

A:所属していたチームがよい結果を出せなかった時、このままではいけないと思っていた矢先に、チームのリーダーが突然転職したことです。非常にビックリしたと同時に、これがアメリカ式の雇用形態だということ、結果を出さなければ生き残れないという厳しいビジネスの世界を肌で感じました。
インターン体験を通して学んだのは、常に最大限プラスアルファのパフォーマンスを出す重要性と熱意です。上司に聞く前に積極的に仕事を探し、問題があれば上司に報告してよりよくしていくことが重要だと学びました。そして、何よりビジネスでの成功は「情熱」だと解りました。インターン先で出会った人は、どの人も情熱で溢れていました。

Q: シティバンク・エヌ・エイ在日支店に内定が決まっているそうですが、IBP修了後はどのように就職活動をしましたか?

A:大学4年生の4月に帰国したので、一般の学生とは違い、就職活動に乗り遅れた形になってしまいました。しかし、海外大学生枠での採用は1年を通して行っており、1年以上の海外留学経験があればその枠での応募を認めてもらえたので、そこに狙いを定めて応募しました。インターンシップで培ったことをレポートにして会社に提出し、評価をいただきました。

Q: IBP希望者にアドバイスをお願いします。

A:IBPは他のさまざまな留学プログラムと比べても、充実したプログラムです。特に、海外におけるアフターサービスは一流だと思います。IBPではプログラム環境が整っているので、後は参加者の留学を成功させたいという強い気持ちだけが必要だと思います。
 
ICC現地アドバイザーのコメント

ICC シアトルオフィス
マネージャー
イク・スキールズ
井迫君のインターンの希望は非常に難しいものでした。未経験で金融という一番難しい分野、しかも大手でインターンをしたいとのこと。大学の担当者も苦労していました。しかし、将来の夢を語っている彼を見ていると「絶対にいい仕事をする人だ」と確信できたので、友人が働くメリルリンチに、無理を言って訪問させてもらったのです。そこで面接をしてくれ、見事にインターンが決まりました。彼の場合、ただ非現実的な夢を追っているだけではなく、情熱と一貫性を持っていたために、大企業でのインターンが実現したのだと思います。

インターン成功の秘訣は、あくまでも勉強させてもらっているという謙虚な気持ちで働き始めること。そして働き始めたら受身ではなく、自分から仕事を作っていくくらいの気持ちで臨むことです。英語力向上のためや、アメリカンビジネスを学ぶためにインターンをする人が多いですが、中にはインターンをしてみて、その業種が自分に合っていないとわかる人もいます。また希望職種とは全く関係のないことを体験してみて、新しいことに目覚めるきっかけをつかむ人もいます。インターン体験は人それぞれ。自分なりの素晴らしい経験にしてもらいたいと思います。

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