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VOL.31

山崎 史さん   ユーススカラシップ特待生として、シアトルに1年間のIBP留学
 
山崎 史(やまざき ふみ)さん
1982年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。2004年4月より、第14回テンプスタッフ・ユースインターナショナル・スカラシップ特待生として、IBPプログラムのベルビューコミュニティカレッジコースに参加。帰国後は大学に復学し、2006年3月卒業。今春より外資のPR ファームEdelman Japanに就職。

■参加コース:IBPプログラム・ベルビューコミュニティカレッジコース
■参加期間:2004年4月〜2005年4月
■インターン先: ピンポイント・マーケティング・ジャパン(コンサルティング)
/シアトル・タコマ国際空港
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留学+インターン経験をアピールして、外資系PR会社に就職

Q: ユーススカラシップに応募した理由は?

A:長年の夢であった留学を実現するためです。IBPは学術的に向上できる機会がありながら実務に従事する経験も得られ、インターンシップを通して異文化社会が体験できる点に魅かれました。選考の際には、自分の考えるキャリアパスに、留学や現地での実務経験が有効であるということを具体的にアピールしました。

Q: 特待生に選ばれてから、英語力アップのためにどんな工夫をしましたか?

A:とにかく英語漬けになることを心がけました。積極的に洋書を読んだり、英字字幕を利用せずに映画見たりしました。現地に渡ってからは、ホストファミリーを始め、英語でしかコミュニケーションを取れない人たちと積極的に話すように心がけていました。

Q: 大学の授業で特に興味深かったのは?

A:Advertisingのクラスです。1グループ4人程度のチームに分かれ、仮想のクライアントに対するプレゼンテーションなどを行いました。

Q: 複数のインターンを体験されたそうですが、インターン先はどのようにして探しましたか。

A:インターネット、友人の紹介、学校のキャリアセンターを主に利用して探したのですが、Port of SeattleやPinpoint Marketing Japanなど、同時期に2つのインターン先、3つの部署をかけ持ちしていました。主な仕事内容はリサーチや通訳、翻訳作業、イベントの手伝いなどで、時にはPR戦略構想などにも携わることができました。

Q: インターン中に山崎さんのアイデアが採用されたそうですね。

A:はい。IBP生向けにツアーをコーディネートしたことが印象に残っています。ひとつは、インターン先でもあったPort of Seattle内のもの(これは後輩のIBP生のために)、そして任天堂の卸倉庫の見学ツアーです(これは同期のため)。どちらのツアーも自分で提案・企画したもので、ツアー後、参加した人たちはとても興味深かったと喜んでくれました。

Q: IBPの経験は就職には有利でしたか?

A:帰国以前から、米国内で開催される留学生向けのキャリアフォーラムに参加したり、積極的に企業のリサーチなどをしました。それでも、日本国内で就職活動を行っていた学生との差は感じずにはいられなかったことも事実です。また、留学自体は大きなアピールポイントになり難いことも感じました。そんな状況下で、留学+インターン経験と、学生生活を通して培ってきた私なりの強みをアピールするようにしました。最終的に外資系企業に就職が決まりましたが、面接の際にはインターン先で頂いた推薦状が大いに役立ちました。

Q: お勤め先の仕事内容について教えてください。

A:PR(広報)業務ですが、コンサルティングの要素が強い職業です。クライアントのターゲットマーケット層を含む「社会」に向けて、長期的かつ効果的なPR活動をサポートしています。

Q: 山崎さんの将来のキャリア像を教えてください。

A:文化の架け橋になることが私の大きな夢です。ファッション、映画やアートを含め、異文化の交流にPRの立場から関わりたいです。日本の文化を海外へ輸出するということにも関心があります。現時点では、海外のものを日本やアジアに輸入する際に、輸出先のPRコンサルタントとして参加してみたいという気持ちが強いです。

Q: 最後に、ユーススカラシップ希望者に向けてアドバイスをお願いします。

A:きちんと目標、目的を持つことが重要だということは言うまではありません。「自分の今後に、留学経験をどのように活かしていきたいのか」という点が不透明なままでは、中途半端な語学留学で終わってしまうと思います。私は将来、海外を拠点に活動をしたいと考えてきました。その点、現地のインターンシップを通し、学生のうちに異文化社会に根づくビジネス文化を体験できたことは大きな収穫でした。ビジネスマナーだけでなく、「働く」ということに対する考え方、姿勢も学ぶことができました。よく言われることですが、語学は単なるツールにしかなりません。語学習得以上の目標を持ち、そのゴール達成のためにインターンシップ留学を活用できれば、素晴らしい留学経験を得ることができると思います。

 

学期末に各クラスごとに開かれるパーティーにて。これはSpring Quaterのコミュニケーションのクラスです


Port of Seattleでの私のデスクです


マリナーズでインターンをしていたIBP生が、同期のためにSAFECOフィールでのツアーを企画。その際に電光掲示板に表示されたメッセージです!

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