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VOL.4

鈴木真由子さん   Pre-MBAコースにチャレンジ
「国際ビジネスのコンサルタントを目指します」
 
鈴木 真由子(スズキ マユコ) さん 30才

■参加コース:IBPプログラム/シアトルパシフィック大学(アメリカ)
■参加期間:2003年7月〜2004年6月
■インターン先:JETRO、TDA (Trade Development Alliance of Greater Seattle、http://www.cityofseattle.net/tda/)
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■5年間のOL生活を経て、IBPにチャレンジ

Q: 5年間勤めた会社を辞めて、留学した理由は?

 留学前は大手化学企業に5年間勤務し、主に医薬関連の規制に携わる部署などで仕事をしていました。その会社は、結婚後も女性がずっと働ける環境だったので長い目で見て勤めやすい、という安定志向から選びました。でも仕事を続けるうちに、まったく考え方が変わってきたんです。学生時代から海外旅行が好きだったのですが、訪れた国でいろいろな人に会って国の事情などを聞いていると、自然と世界のニュースに目が向くようになり「インターナショナルな仕事がしたいな」と思うようになっていたんです。当時の仕事は国内のことばかりだったので、「自分のやりたいことをやってみよう」と留学を決意しました。

Q: 数ある留学の中でIBPを選んだのは?

 5年間の仕事経験があったので、ただの語学留学をするつもりはありませんでした。1年間の留学期間をキャリアチェンジにつなげられるようなものにしたいと思っていたので、インターンシップ体験ができる留学がいいなと思っていたんです。ちょうどその頃に、本屋で「働く留学・インターンシップ」の本を見てIBPのことを知り、「これだ!」と思いました。

Q: シアトルパシフィック大学を選んだのは?

 ICCでスタッフの方からプログラムの説明を受けたのですが、シアトルパシフィック大学でのIBPプログラムにはPre-MBAコースがあると聞き、興味を持ったからです。それに、私にとってはイギリスよりもアメリカ英語の方が聞きやすかった、というのも理由のひとつです。

Q: 大学の授業にはついていくことができましたか?

もう、泣きましたよ(笑)。初めの頃は、授業を聞きながらノートを取ることができなかったですね。先生にあてられそうになると、冷や汗が出ました。でも、ある時「100%聞き取れなくてもいいや」と開き直ったら、それから気持ちがラクになり、耳に入ってくるようになりました。

Q: 学部の授業とPre-MBAの授業では、どのような違いがありましたか?

MBAは仕事が終わってから勉強をしに来る向学心の旺盛な方々が多かったためか、授業に対する真剣味は学部以上でした。授業での発言も実務に基づいたものがほとんどだったため、聞いていて勉強になりました。学生の勤務先はMicrosoft、Starbuck、Boeingといった著名な企業だけでなく、個人経営やCoastguard、現在失業中の人まで、多様性に富んでいておもしろかったです。半分以上がアメリカ人ですが、アジア系、ヒスパニック系、アフリカ系などの人種も見られました。年齢層も幅広く、キャリアアップをしたい20代と30代から、生涯学習の一環として来ている40代と50代くらいの学生もいました。

Q: インターン先はどうやって探しましたか?

貿易振興のNPOで働きたいと思っていたので、コツコツとウェブで探しました。JETROの方はICCの現地スタッフから「IBP卒業生が以前にインターンをしていた」と聞いたので、その卒業生の方にメールで仕事内容などを教えてもらいました。JETROでは、アメリカに進出したい日本企業、日本に進出したいアメリカ企業の商品の販路を探す市場調査が主な仕事でした。NPOの貿易振興機関であるTDAでは、マイクロソフトやボーイングなどアメリカの会社がビジネスミッションで日本に行くための、パンフレット作成や現地調査などの準備を手伝いました。

Q: この秋に一橋大学大学院MBAプログラムに入学されるそうですが、将来のキャリア像は?

 これまで自分の中で、社会貢献をしたいという漠然とした思いがあったのですが、留学中の体験から、インターナショナルビジネスのコンサルタントとして、日本と海外の掛け橋になりたいという明確な方向性が見えてきました。そのために、この秋から大学院に進学し、MBAを取得するつもりです。


 

シアトルパシフィック大学のキャンパス


友人たちとマリナーズの試合を観戦
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