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VOL.48

東良奈美さん  

ICCの高校留学をきっかけに始まった私の海外生活。アメリカ、台湾の大学留学を経て現在はアメリカの日系企業で働いています。

 
東良 奈美(ひがしら なみ)さん
1980年生まれ。同志社中学校卒業後の1996年よりニュージーランド、ネルソンの Nelson College for Girlsへ留学。同校卒業後、アメリカ・サンフランシスコのサンフランシスコ州立大学へ進学・卒業。同大学在籍中には台湾への留学も経験。現在は永住権を取得し、ボストン近郊の日系企業に勤務。

■参加コース:ニュージーランド高校留学プログラム
■留学期間:1996年4月〜1997年3月
■留学先: Nelson College for Girls
(ニュージーランド・ネルソン)
 
東良さんが参加した
ニュージーランド高校留学プログラム
 
ICCのアメリカ大学留学プログラムの詳細はこちら


ICCのサポートのおかげで、高校留学がいい経験になりました

Q: ニュージーランドの高校留学を決めたきっかけを教えてください。

A:私立中学に通っていて、エスカレーター式にそのまま大学まで進学するのが当たり前のように思っていたのですが、仲の良かった先輩が高校へ進まずにアメリカへ留学したことがきっかけで、中学2年の終わり頃から留学を考え始めました。ニュージーランドを選んだのは、ラグビーが好きだったのと、15歳の単身留学でしたのでなるべく治安が良いところを、と思ったからです。

Q: ICCは何で知りましたか?

A:「留学したい」と言い出したものの、手続きなど、何をどう始めていいのか全くわからなかったのですが、母がICC京都を見つけて「とりあえず話を聞きに行こう」とすすめてくれました。その時にお世話になったアドバイザーの中西さんはとても信頼でき、両親もICCにおまかせすれば大丈夫と感じたようです。

Q: 留学先のネルソンはどんな町ですか?

A:ネルソンは私が留学した頃はとても小さな街で、歩いていると必ず知り合いに遭遇しました。海沿いなのでビーチがとても綺麗で、のんびりしたところです。留学先の高校は、大学進学を希望する生徒が大半の進学校。スポーツや芸術にも力を入れている学校で、私も季節ごとにバレーボール、シーカヤック、ホッケーなどの運動部に所属。体育の授業では女子ラグビーやスカッシュなども学びました。また、バイオリンの個人レッスンを受けさせてもらったりもしました。ネルソンの魅力は、なんといっても人の良さですね。良き友人、先生、ホームステイに恵まれ、たくさんの人に助けられて高校時代を過ごしました。

Q: ホームステイで印象に残っていることは?

A:高校の規則が厳しく、私が履いていたローファーに靴ひもがないために、高校でとがめられたことがありました。そのローファーは姉にもらったもので、私にとっては思い入れのあるもの。その話をホームステイ先のお母さんに話したら、校長先生に掛け合ってくれたのです。結局、規則を曲げることはできず、靴ひも付きの靴を買いましたが、ホストマザーが私を我が子のように気にかけてくれたことがとてもうれしかったです。

Q: 高校留学中、どんなことに悩み、それをどうやって克服しましたか?

A:友達が何を言っているのかさっぱりわからず、何度も聞き返したりして、煩わしい存在になっているのではないかと悩んだことがありました。でも、友達は、私が英語を話せないのをわかっていて私を受け入れてくれていたので、あまり考えないようにしました。周りの言っていることが100%理解できず、面白さや楽しさを100%感じることができなくても、なるべく気にせず、とにかく前向きに、友達と出かけたり遊んだりしました。

Q: 高卒後、アメリカ大学進学を決めた理由は?

A:アメリカという国がどういう国なのかを自分の肌で感じたかったのと、アジア圏、特に中国ビジネスについて勉強したいと思ったのが、アメリカの大学進学の主な理由です。中国か台湾へ留学も考えましたが、世界情勢の中心といわれるアメリカをまず知りたいと思いました。サンフランシスコを留学先に選んだのは、比較的中国文化に触れる機会が多く、英語も中国語も学べるのではないかと思ったからです。大学では国際ビジネス経営学科と、中国文学科を専攻しました。

Q: 大学在学中に、台湾へ1年間留学をされたそうですね。

A:中国文学で学士を取得するからには、どうしても中国語を身につけたかったので、大学の交換留学制度で台湾に留学しました。台湾では、午前中は毎日中国語の授業、午後は選択制で、翻訳や日本文化、書道の講義を受けました。大学のゴルフサークルに入り、授業以外での学生との交流で友人が増えました。

Q: 現在はアメリカの日系企業に勤務されているそうですが。

A:Senko Advanced Components Inc.という会社のマサチューセッツ州マルボロ支社に勤務しています。毎年ボストンで行われているバイリンガル対象のキャリアフォーラムで内定をもらい、2005年8月に入社。翌年1月まで香港オフィスで勤務していました。2006年1月にマルボロオフィスに異動し、現在は営業部でInside Sales、営業補佐をしています。

Q: 今ふりかえって、高校留学はどのような意味があったとお考えですか?

A:高校留学は私の人生を大きく変えました。高校時代を海外で過ごしたことにより、異文化や違った価値観を受け入れ易くなったと思います。また、興味を持ったことにはとりあえず挑戦してみようという前向きな姿勢と、挑戦を実行する行動力を得られたと思います。

Q: 最後に、ICCのサポートについての感想を。

A:ICCのサポートなしでは私の高校留学はありえませんでした。ホームステイ先や学校で言葉が通じず困った時など、現地カウンセラーの方が第2の母のようにサポートをしてくださり、そのおかげで無事高校を卒業できました。 また、自分のことで精一杯で、日本で心配している家族への近況報告が怠りがちだったのですが、ICCから家族への報告が、家族の心配を和らげてくれました。高校留学が私にとって良き経験となったのは、ICCのサポートのおかげだと思っています。


 
サンフランシスコ州立大学卒業式

サンフランシスコ、Golden Gate Bridge

台湾大學の寮

台湾大學寮の屋上。
後ろに台北101が見えます。

Senko香港オフィスのビル、Hopewell Center

現在勤務中のSenkoのマルボロオフィス

東良さんが参加したニュージーランド高校留学プログラム→
ICCのアメリカ大学留学プログラムの詳細はこちら→


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