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先輩たちの留学体験「マンスリーインタビュー」 VOL.56

IBPプログラム バックナンバー



IBPをステップに英国の大学院へ進学。
外資系証券会社でさらにキャリアを磨いています



参加コース:IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース
留学期間:2003年9月〜2004年8月(IBP29期生)
インターン先:London First Centre(コンサルティング関連)

1975年生まれ。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。大学卒業後は証券会社に勤務。退職してIBPに参加し、London First Centreというコンサルティング関連の団体でインターンシップを体験。プログラム修了後、現地の大学院に進学して金融翻訳を学び、マスターを取得。帰国後2006年から外資系証券会社モルガンスタンレーに勤務。将来は金融関連の翻訳者を目指している。


ロンドンに海外企業を誘致する非営利団体でインターン体験

Q:IBPを選んだ理由を教えてください。
A:
大学の友人にIBP経験者がいて、その友人からICCのことを聞きました。友人が「ただ留学するだけでなく、インターンシップを経験すると現地の生活により溶け込める」と言っているのを聞き、IBPに興味を持ちました。

Q:留学先の大学では、どんな学科を選択しましたか?
A:
モジュールでは「イギリス経済」と「EUの政治経済」。それに「アカデミックイングリッシュ」と「アート&ソサエティ」を取りました。日本の大学でも国際経済を専攻していましたが、あらかじめ知識があることを改めて英語で勉強するのは楽しかったですね。

Q:インターンシップをしたのはどんな会社ですか。
A:
London First Centreといって、ロンドンに海外企業を誘致する非営利の政府団体です。そのアジアパシフィック・ディビジョンで3ヶ月ほど働きました。具体的な仕事内容は、ロンドンに進出したい日本の企業をリサーチして、レポートにまとめて上司に報告したり、企業にコンタクトを取ってミーティングのアレンジをしたりしました。

Q:IBP修了後に大学院に進学されたそうですが、最初から計画していたんですか?
A:
いいえ。留学期間の後半くらいで大学院進学を考えました。はじめは1年間留学すれば十分だと思っていたし、自分が海外の大学院に行けるなんて思っていませんでした。でも、ウエストミンスターに留学しているICC生の中にマスター取得を目指している人がいて、その人から話しを聞いているうち「自分にもできるかもしれない」と思い始めたんです。IBPでモジュールの授業を受けて「私も現地の学校でやっていける」という自信がつき、親も応援してくれたので、大学院に進むことを決めました。大学院へは、日本の大学の成績証明書や推薦状とIELTSのスコアを提出してアプライし、IBP修了の翌月から大学院生になりました。

ケンブリッジのテディベアショップで主席くまさんにあやかる

新旧の建造物が立ち並ぶシティ。これを題材にモジュールでレポートを書き上げました
Q:大学院進学はIBPがきっかけだったんですね。
A:
はい。IBPではなく、1年間の語学留学をしていたとしたら、大学院に進もうとは考えなかったでしょうね。この差は大きいと思います。

Q:大学院に通いながら、ロンドンの証券会社でアルバイトをしたそうですね。
A:
学生は週20時間までアルバイトできるので、週5日、9時〜1時まで働いていました。日本の証券会社で働いていた時は外国債券のバックオフィスをやっていたのですが、アルバイト先の仕事もほぼ同じ内容でした。ここで仕事のスキルもアップできたし、現場で使うビジネス英語の自信もつきました。

Q:現在のお仕事は?
A:
マスターを取得して2006年1月に帰国し、3月からモルガンスタンレーで働いています。今までは債券をやっていましたが、現在は株式の仕事を担当しています。職場は外人スタッフが多く、英語のカンファレンスコールがあったり、社内メールも英語。毎日英語を使うことが多いですね。仕事をしながら金融翻訳の通信教育を受けているのですが、将来的に金融の分野で翻訳の仕事ができればいいなと思っています。


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