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先輩たちの留学体験「マンスリーインタビュー」 VOL.65

IBPプログラム バックナンバー



会社を辞めるリスクを負っても、モチベーションを維持して努力すれば、IBPには投資以上のリターンがある






参加コース:IBPプログラム・ワシントン大学コース(IBP 33期)
留学期間:2005年9月〜2006年8月
インターン先:ピンポイント・マーケティング・ジャパン(コンサルティング)

1976年生まれ。神奈川大学法学部法律学科卒業後、プリマハム(株)に入社。2005年5月に同社を退職しIBPプログラムに参加。ピンポイント・マーケティング・ジャパン社(カークランド)にてインターンを経験。現在は、(株)ブリヂストンにて工場設備の調達業務を行っている。TOEIC 830点。趣味はスキー(1級)、読書(月に20冊以上)。


TOEIC 380点からの挑戦!

Q:IBPに参加した理由は?
A:
海外で生活してさまざまなことに挑戦すれば、将来の大きな財産になると漠然と思っていました。大きな志があったわけではないですが、英語だけではないプラスアルファの何かが欲しかったんです。自分にとってそのプラスアルファは、帰国後の就職活動に生かるビジネス関連の知識と経験だと思っていたので、IBPを選択しました。

Q:留学前はどんな準備をしましたか?
A:
入社3年目に受けたTOEICは380点。留学の1年前くらいから準備を始め、毎週土曜は英語学校に通ったり、通勤電車の中でも英語を聞いていました。何とかTOEIC 500点くらいまで上がりましたが、全く通用する英語ではなかったですね。留学して半年くらい過ぎた頃に、ようやく英語コンプレックスが薄らぎました。とにかく失敗と挫折の繰り返しの中にしか成長はないのではと思います。

Q:大学の授業で、日本との違いを感じた点はどんなところですか?
A:
基本的に受身の授業は少なく、常に意見を言って、能動的に参加するタイプが多かったです。傾向として日本を含むアジア人はあまり意見を主張しすぎず、逆にヨーロッパ系、ラテン系の学生は自分の意見を絶えず主張していました。学生の中でも、社会人経験者はやはり会社を辞めてきた危機感があったからか、比較的モチベーションが高く、皆、一生懸命勉強していました。

Q:留学中の滞在スタイルは?
A:
最初の3ヶ月はホームステイ。ショアラインというシアトルの北の町に住んでいました。ホストマザーと娘、ルームメイト(ネパール人)の4人住まいでした。ただ通学にちょっと不便だったので、事前語学研修中に知り合ったタイ人の留学生とアパートのシェアをすることしました。彼は非常に温厚な人柄できれい好き。部屋も広く安かった。最高の環境で留学終了まで過ごすことができました。

Q:休日はどのように過ごしていましたか?
A:
週末は友達と遊ぶことが多かったですね。できるだけ日本人だけで固まることは避け、他の国の友達を呼び、英語を話す環境作りに努めました。パーティーも頻繁に行い、ネットワークを作って本当に楽しい時間を過ごせました。ほかには、ホテルで開催された「Sushi & Sake Fest」でサーブをしたり、日米協会のゴルフコンペでホールインワンの監視員を務めたりしたこともありました。

Q:インターンシップはどんなことをされましたか?
A:
インターン先は、ピンポイント・マーケティング・ジャパン社(カークランド)。ここでアメリカ市場レポートや会社案内の作成、展示会の準備などさまざまな業務に携わりました。小さな会社だったので、社長の意見がダイレクトに伝わり、また自分の意見もすぐに反映され、本当に貴重な体験ができたと思います。インターンシップを通して「将来、自分のビジネスが持てたらおもしろいな」という感覚を初めて味わうことができ、自分にとって大きな収穫だったと思います。多くの優秀なインターンがいたこともとても刺激になりました。

Q:IBPのカリキュラムはインターンに役立ちましたか?
A:
もしIBPのようなトレーニングを事前に受けずに、いきなりインターンをしたとしたら、間違いなく仕事の土俵にすら上がれなかったと思います。カリキュラムには、模擬面接を行ってその様子をビデオ撮影する授業などもあり、インターンシップのサポートシステムが完備されていました。またワシントン大学には、面接のアドバイスやレジュメ作成のアドバイスを行う専属の担当者がいるので、非常に参考になりました。

Q:帰国後、就職活動はどのようにされましたか?
A:
人材斡旋会社3社に登録し、かなりの数の会社にアプライしました。たとえインターンであっても、実際に現地で働いた経験は評価されると思い、面接では、単純に英語力だけではなく、インターンをして実地で学んだことを訴えました。その結果、4社から内定を得ることができました。

Q:留学を考えている方へアドバイスをお願いします
A:
特に社会人の方は会社を辞めるリスクを負わなければならないし、大きな決断が必要だと思います。私も決断するまで2年ほど考えましたが、今は、本当にいい決断をしたと自分を誉めたいと思っています。1年という期間と、貯金をはたいても行く価値は十分あると心から思います。自分のモチベーションを維持し、努力をすることができれば投資以上のリターンがあることは間違いありません。この留学で得た海外や日本の友人は本当に一生の財産だと思っていますし、彼らとの交流で得られるメリットは想像以上だと思います。
Graduation celemonyでUWの先生と

ホテルのSushi Sake Festivalでボランティア

T-COM classの仲間と

大学のアクティビティでウィスラーへ

カンバセーションパートナーのボートで

バンクーバーへ旅行

インターン先のオフィスで社長、インターン仲間と


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