IBPプログラム

インターン体験が、現在の仕事に直結。
キャリアチェンジしてIT・ビジネス分野の翻訳者に

留学期間:2004年9月〜2005年8月
参加コース:IBPプログラム・ワシントン大学コース
インターン先:Onyx(ソフトウェア会社: 現Consona)

1974年生まれ。新潟県出身。日本大学国際関係学部卒業後、大学職員として7年間勤務。IBPUWコースに参加し、ソフトウェア会社でインターンを体験。留学後はインターン先企業の日本支社で契約社員として働いたのち、マーケティング&翻訳会社に就職し、在宅で翻訳の仕事をしている。

夫の留学がきっかけで、一歩先に踏み出せました

ハロウィンでお邪魔した先生のお宅にて

ホストファミリー宅でのパンプキン・カービング

アラスカ

シアトル

元同僚とSprit of Washingtonへ

ハロウィンパーティ

Q:留学前からキャリアチェンジしようとお考えでしたか?

A:そうですね。前の職場を退職する段階で、次にどの道を進むべきか考えた結果、常に英語に触れ、1つのことをじっくり考えながら取り組める翻訳は自分に合っているのではないかと考えました。翻訳者になれる自信が必ずしもあったわけではありませんが、留学前に自分の進むべき方向性を決めていたのは、本当に良かったと思います。

Q:留学のきっかけは?

A:以前から英語への思いが強くて、留学したい気持はずっとありました。IBPにも大学生の頃から興味があり、実際、何度もパンフレットを送っていただきました。当時は、諸事情により実現できなかったのですが、夫が米国に留学することをきっかけに、私も再度、IBPにチャレンジしてみることにしました。

Q:現地ではご夫婦でアパート暮らしをしていたのですか?

A:最初は夫婦2人でペルー人のお宅にホームステイをしました。私は高校・大学時代とホームステイをした経験があるのですが、やはり最初は現地での生活に不安が伴うので、ホームステイを選択してよかったです。パンプキンカービングという現地ならではの習慣にも触れられました。
留学前から、いずれは2人で自立して生活したいと考えていたため、数ヵ月後にアパートに引っ越しました。アパートの契約から引越し、公共料金の手続きやインターネットの接続などを実際にやってみることで、現地での生活を一部体験できたと思っています。

Q:大学の授業において、日本と比べて違いを感じたことは?

A:すべての授業において、単独・グループを問わず、プレゼンテーションの機会が多数ありました。日本でのプレゼン経験はなく、パワーポイントなんて作成したこともなかったため、最初はスライドも作成できず、人前で発表すること自体、とても戸惑いました。グループのプレゼンでは、メンバーとディスカッションしながら進めたので、大変でしたがとても楽しかったです。
中でも鮮明に覚えているのは「FINS」という授業です。これは、各グループが架空の企業・政府の役割を担い、相互に交渉を進めながら各自のミッションを果たすというシミュレーション。シミュレーションとはいえ、各グループともとても真剣でした。私たちも授業後によく集まり、自社としての戦略や他社との交渉プロセス、細かな数値計算などを真剣に話し合ったことを覚えています。この授業も最後に簡単なプレゼンを行いました。私のグループは、他のメンバーがとても優秀な人たちだったので、すごく刺激的で充実した授業となりました。

Q:インターン先はどうやって探したのですか?

A:私のインターン先は日本に支社を持つ米系ソフトウェア会社でした。インターン先は現地のICCスタッフの方からご紹介いただいたのですが、早い段階で翻訳の仕事がしたい旨をスタッフの方にお伝えしていたことが良かったのではないかと思います。Onyxでの選考の際は、トライアルとしてPPTの翻訳をしました。当時はITの専門知識や翻訳スキルがまだ不十分だったため、リサーチに多くの時間をかけて翻訳したことを覚えています。ITの実務経験が全くない私を選んでいただいた理由を1つ挙げるとすれば、留学の少し前から翻訳の通信講座を始めていたことでしょうか。また、UWでも日英の翻訳クラスを受講しました。

Q:インターン中、苦労したことは?

A:インターン先では日本支社向けのサイトのローカライズ(英日)をさせていただきました。一番大変だったのは、IT業界特有の英語・日本語に慣れること、そして、製品知識の習得です。調べても分からない点は、積極的にスーパーバイザーに尋ねました。

Q:留学後はインターン先の日本支社で働かれたそうですね。

A:はい。留学時よりお世話になった方のご好意で、翻訳の契約社員という形で雇っていただきました。現在は、マーケティングと翻訳を専門とする会社に正社員として、在宅で翻訳業務をしています。主に、ビジネスレポートやIT関連の資料の翻訳に携わっています。

Q:まさにIBPがキャリアチェンジに結びついたわけですね!

A:そうですね。IBPでのインターン経験が現在の仕事に直結しているわけですから、インターン先をご紹介いただいたICCスタッフの方には本当に感謝しております。重要なことは、自分の方向性を定め、それに向けて早くに準備することだと思います。そして、自分の考えを早くにスタッフの方にお伝えし、人とのつながりを大切にすることだと思います。

Q:今後のお仕事の展望を教えてください。

A:私はまだまだ駆け出しの翻訳者であり、常に反省の毎日です。ですので、語学力(日本語・英語)・翻訳スキル・専門知識の3つをもっと向上させ、まずはプロの翻訳者になることを目指したいと思います。



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IBPプログラム

米英の名門大学で学び、働く1年間。

大学での英語研修やビジネストレーニング、学部授業受講によって9ヶ月間、基礎力を身につけた上で、約3ヵ月欧米企業でのインターンシップに臨みます。「学ぶこと」と「働くこと」の最適なバランスを追求し、これまでに累計2700名を輩出したビジネス留学。「大学+インターン」留学でなりたい自分がみつかります。

対 象:社会人・大学生
渡航国:アメリカ(シアトル)、イギリス(ロンドン)
期 間:1年間