オーストラリア大学院留学プログラム

通訳としてのキャリアを積むため、
1年半の大学院留学で通訳翻訳を専攻

参加コース:オーストラリア大学院留学プログラム
留学期間:2005年8月〜2007年12月
留学先:マッコーリー大学・大学院(通訳翻訳専攻)

上智大学外国語学部英語学科卒業。2005年より渡豪し、マッコーリー大学・大学院で通訳翻訳を専攻。卒業後は帰国し、商社に勤務している。



緑豊かなキャンパス


大学には留学生も多い


大学内にある学生寮


Q:なぜ通訳翻訳を専攻されたのですか?

A:言語としての英語を勉強してきましたが、通訳という専門職を考えた時に、スキルを身につける必要があると感じたからです。Macquarieの通訳翻訳は、インターネットでの検索で知りました。ほかにも検討した大学はありましたが、資格取得の有無・コスト・開始時期などを検討した結果、Macquarieに決めました。

Q:英米ではなく、なぜオーストラリアの大学院で通訳翻訳を専攻されようと思われたのですか?

A:英米も検討しましたが、英では条件が合わず、アメリカは日英での通訳を専門に勉強できる大学機関を見つけることができなかったです。アメリカ英語には慣れ親しんできましたが、今後、通訳としてのキャリアを考えた時、ほかの英語に触れる機会が必要であると感じたからです。

Q:大学キャンパスや周辺環境はいかがですか?

A:市内からはバスで40分ほど離れていますで、落ち着いて勉強のできる静かな環境です。まわりには学生寮も数多く、整備されているので生活するには困りません。私も半年間は近くの学生寮で生活しました。その後、市内に引っ越しましたが、学校周辺にはショッピングセンターもあるので便利です。図書館やコンピュータールームも完備されていますが、早朝や夕方以降を除けば常に満員で、席を探すのに苦労しました。現在少しは改善されているのかもしれませんが。
課題などPC上で取り組むことも多いため、家でのPC環境は整っているほうが課題には取り組みやすいかと思います。

Q:印象に残ったリサーチや課題についてお聞かせ下さい。

A:授業で実際の通訳の現場を見学したり、自ら通訳を体験したりしたことが印象に残っています。

Q:コース修了後にオーストラリアに残り就職する留学生は目立ちましたか?

A:ほとんどは日本に帰国しました。残った学生の中には、さらに上のコースに行かれた方もいました。私自身は、オーストラリアで働くことには関心はありませんでした。

Q:留学中、インターンシップやボランティアなどを経験されましたか?

A:高校生を対象とした留学プログラムを提供している団体でボランティアをしました。そこでは、日本人学生とホストファミリーとの間のコミュニケーションサポートが主な仕事でした。また、ホームステイプログラムを検討されている小学校の先生が来豪された際、政府関係者との打ち合わせ時に通訳をさせていただきました。通訳業務を実際に体験できる非常に良い機会となりました。

Q:Macquarieで過ごした時間は石本さんの人生にとってどんな時間だったのでしょうか?

A:勉強以外にもさまざまな出会いや経験があり、私の人生にとって有意義な、非常に収穫の多い1年半となったと思います。高校時代にアメリカに1年間交換留学したこともありますが、その時はホームスティだったため、今から考えればホストファミリー頼みのところも多く、ずいぶん受身であったと感じています。今回は正規留学ということもあり、勉強の大変さはもちろん、家探しから引越し、大家との交渉など、勉強以外でも生活のすべてにおいて自分で対応しなければならず、勝手がわからない中でずいぶん苦労もしました。その分、今まで知らなかったオーストラリアでの生活について身をもっていろいろなことを感じ学ぶことができました。
また、この1年半を通してさまざまな国籍の人々と知り合うことができたこと、これは私にとっての財産です。さまざまな国籍を持つ人々がひとつ屋根の下で暮らすという経験はなかなか日本ではできません。見ず知らずの環境に飛び出し、オーストラリアで過ごした1年半のすべての経験が私の自信へとつながり、今の私の原動力ともなっています。

Q:現在のお仕事に留学体験が活きていると思われることはありますか?

A:現在は中堅商社に勤務しています。今は通訳としての勤務ではありませんが、仕事で英語を使うことがあれば、言葉の選択など以前よりもより意識的に言葉を使うようにしています。また、別の言語で通訳をお願いする際にも、通訳が遣り易いように注意をなるべくするよう心がけています。

Q:通訳翻訳専攻を検討中の皆さんに、大学選びのアドバイスをお願いします。

A:それぞれの大学によって特徴が異なります。実際に自分が望んでいるような授業が行われているのかどうかなど、目的意識を明確に持ち、すでに勉強されている方から話を聞くことが大切であると考えます。

Q:修士留学をオーストラリアで検討中の皆さんにメッセージを。

A:大変なことも多いかと思いますが、日本では滅多に経験できないような数多くの出会いが必ずあります。そして自分をしっかり持って積極的に行動すれば、必ずプラスとなる良い経験をたくさん得ることができると思います。目的はさまざまではあるかと思いますが、皆様にとってこれからのオーストラリアでの留学がすばらしいものとなりますようにお祈り申し上げます。

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