IBPプログラム

IBPで学んだことをさらに探求するため、
シアトル大学のMBAに進学

留学期間:2007年9月〜2008年8月(IBP・UW37期)
留学先:IBPプログラム・ワシントン大学コース
インターン先:The Pacific Institute(教育関連)

1979年生まれ、千葉県出身。明治大学卒業後、医薬品会社に勤務。その後、IBPに参加して、ワシントン大学へ留学。2009年春よりシアトル大学のMBAへ進学。


IBPを通して、世界規模のビジネスシーンを垣間見た

ELSの先生の誕生日パーティにて、先生と

大ファンの桑田真澄とイチローの対決をナマで観戦

Mt.Rainier登頂

08年Mariners開幕戦。IBP37期生たちと

インターン先の合宿中、乗馬に挑戦

Q:留学前の経歴を教えて下さい。

A:大学(文学部)を卒業したのち、国内の製薬会社にて、医療用医薬品の営業職として4年間勤務しました。その間、同社の熊本営業所に赴任し、熊本市内の病院や開業医を担当していました。

Q:仕事をやめて留学した理由を教えて下さい。

A:在社時に関心の高まったマーケティング、マネジメント、ヒューマンリソースの分野を体系的に勉強する機会を持ちたい、またそれを英語で学びたい、と考えていました。しかし職種柄、勤務を続けつつ英語力を養う時間を確保することが難しかったため、所属していた組織には大変申し訳なかったのですが、退社、そして留学という進路を選ばせていただきました。

Q:IBPを選んだ理由、UWを選んだ理由を教えてください。

A:複数の知人からIBPの評判を聞いており、関心を持ちました。またICCの資料やガイダンスから、このプログラムの内容と実績もしっかりと把握することができたため、参加を決めました。IBPの中からUWのプログラムを選んだ理由としては、自分の希望するビジネス英語を、より多く学べそうな環境であったことのほかに、シアトルという街の過ごしやすさも大きな決め手となりました。

Q:印象に残っている授業は?

A:IBPの2学期目と3学期目の授業は、だいぶビジネス色の強いものになり、多くの学生が関心を示すと思います。また3学期目には、UWの先生だけでなく、外部の方(企業の経営職レベルに就いている方等)も毎週入れ替わりでさまざまな分野の授業をしに来てくださるので、どの授業も興味深かったです。

Q:苦労した課題などはありましたか?

A:特定の苦労した課題というより、英語自体に終始苦労しました。先に「3学期目の授業が興味深かった」と述べましたが、授業でも聞き取りができなかった状況は数えきれないほどありましたし、インターンシップ中でも、同僚の会話の流れについていけないことも多かったです。ただ、そのような時でも失敗はあまり気にせずに、自分のわからないところは積極的に解明しようと心がけました。

Q:留学前と後で、TOEICのスコアはどれくらい伸びましたか?

A:IBP参加前は495点、IBPの4学期目に受験した際には870点でした。

Q:工夫した勉強法は何かありますか?

A:毎日、バスなどの移動中に現地のラジオ放送を聞いていました。これはICCスタッフの方に勧めていただいたもので、リスニングを鍛錬する良い方法であったと感謝しています。

Q:日本の大学と比べて、授業などで違いを感じたことは?

A:アメリカでは、学生の授業への参加度合いが日本よりも大きいと思います。特に、IBPに含まれるような語学の鍛錬に重きのおかれる授業に関しては、表現力を磨くことも学生たちの大事な参加目的の一つだと思いますので、なおさらそのあたりの差は出てくると思います。

Q:勉強以外では、どんな風に生活を楽しんでいましたか?

A:MBAの出願準備を始めてからはなかなかできなくなりましたが、週末や平日の空き時間には、台湾や韓国の友人と外出し、また催し物などにも積極的に参加しました。そのうちの数人とは今でも交友関係があり、旅行などをともに楽しんでいます。

Q:インターン先について教えてください。インターンはどのように探しましたか?

A:インターン先はThe Pacific Institute(以下、TPI)という、青少年や企業に対して教育または研修プログラムを提供している会社です。ここでの私の主な業務内容は、当時の新製品だった教育プログラムの日本語版テキストとDVDの製作と、日本で予定されていた講演会の準備の手伝いです。日本での講演会準備に関しては、TPIと日本の関連業者との連絡・連携を、私が間に入って行いました。TPIはUWのインターン関連の資料から見つけ、その後、担当のコーディネーターの助けを借りながらこの企業にコンタクトをとり、採用してもらいました。

Q:インターン体験で得たものはどんなことでしたか?

A:集団主義と個人主義の違いや、仕事とプライベートの両立のさせ方などで、日本とアメリカの企業風土の違いを強く感じました。このような違いから、国をまたいだ業務をする際には、相手の国柄ややり方を十分に理解しながら仕事を進める、という習慣を身につけることができたと思います。

Q:シアトル大学のMBAに進学されるそうですね。

A:進学を志した動機としては、MBAプログラムが自分の勉強したい分野を網羅していたためです。最終的にシアトル大学を選んだ理由としては、同校の持つ地域や企業へのコネクションの強さと、学校内外からの授業への評判の良さに魅かれたためです。

Q:MBAの進学に備えて、いつ頃から具体的にどんな準備をされましたか?

A:IBPの2学期目から、学校のリサーチとTOEFL対策の勉強を始めました。また、IBP4学期目には、昼間にインターンをした後、夕方にGMAT対策の授業をほかの語学学校で受講し、準備を進めました。その他、GMATの準備と並行して、履歴書や推薦状など、他の必要書類を作成しました。

Q:IBP留学によってご自身が変化したと思うのはどんなところですか?

A:授業やインターンで世界規模のビジネスシーンを垣間見たことにより、今日の市場の劇的な変化とそのスピードに常に対応できる自分が必要である、と強く意識づけさせられた点です。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:先に述べた、現在興味のある分野の勉強のほかに、自分が知らない業界のビジネスのノウハウを、在学中にできるだけ吸収したいと考えています。将来的には、留学前に在籍していた会社に戻り、在社時に鍛えていただいたスキルと留学で蓄えた知の財産を基に、恩返しと貢献ができれば最高ですが、一方で、他の業種・職種の知識も貪欲に集め続け、今後の進路選択の材料にしたいとも考えています。

Q:ICCのサポートはいかがでしたか。

A:出発前は、ICCの福岡オフィスより留学開始までの作業を細かくサポートいただきました。指示いただいたことをこなしていたら無事シアトルに到着していた、という感じでした。在社時は最後まで多忙を極めていたため、このような丁寧なサポートは大変助かりました。
シアトルに来てからも、現地のICCオフィスには、生活面、勉強面(主にMBA進学関連)、ビザや在学証明の資料に対する問い合わせなど、多くの相談を持ちかけましたが、常に詳細かつ的確なアドバイスで対応いただきました。感謝しております。

Q:IBP参加を希望している方々に向けて、アドバイスをお願いします。

A:留学は勉学に励む場であるのと同時に、さまざまな人や経験と出あえる貴重な機会でもあります。しかし、誰もがこういった素晴らしい機会を得られるわけではありません。留学していなければ出会えなかったであろう人たちや、その人たちとの尊い経験を大事にされて、ぜひその後の人生の糧となるような、実りある1年を過ごされてください。

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IBPプログラム

米英の名門大学で学び、働く1年間。

大学での英語研修やビジネストレーニング、学部授業受講によって9ヶ月間、基礎力を身につけた上で、約3ヵ月欧米企業でのインターンシップに臨みます。「学ぶこと」と「働くこと」の最適なバランスを追求し、これまでに累計2700名を輩出したビジネス留学。「大学+インターン」留学でなりたい自分がみつかります。

対 象:社会人・大学生
渡航国:アメリカ(シアトル)、イギリス(ロンドン)
期 間:1年間