オーストラリア大学院留学プログラム

大げさではなく、大学院留学は、
本当に人生のターニングポイントになりました

参加コース:オーストラリア大学院留学プログラム
留学期間:2005年11月〜2007年7月
留学先:マッコーリー大学・大学院

1975年生まれ、広島県出身。一橋大学経済学部卒業後、進学塾で英語講師として5年間勤務。マッコーリー大学に修士留学し、通訳翻訳コースを専攻。現在は特許翻訳会社で、翻訳業務に携わっている。


翻訳・通訳は実践的な訓練を数多くこなすことが上達への近道

オペラハウスをバックに

Port Stephensにて

タスマニア

友人の誕生パーティー

卒業式

Q:日本の大学では経済専攻ですが、なぜ通訳翻訳に変更したのですか?

A:経済学部に入学したものの、卒業後、銀行や証券会社あるいはその他の業種の一般企業などで働くことにあまり魅力を感じることができませんでした。あらためて本当に自分が好きなこと、やりたいことは何かを考えてみた結果、翻訳ならがんばれると思ったし、ある程度、自分に特性があると思いました。

Q:マッコーリー大学の通訳翻訳は、どのように見つけましたか?

A:「翻訳ジャーナル」などの業界紙を読んで知りました。

Q:英米ではなく、なぜオーストラリアの大学院を選んだのですか?

A:仕事を辞めて、入学に必要なテスト(TOEFL)の結果が出るのを待っていると、時期的にオーストラリアのコースがちょうどタイミングがあったので。

Q:大学で印象に残っている科目は?

A:通訳の授業です。毎回テーマが決まっていて(医学分野、教育分野など)、各自が1週間かけてその分野の用語集づくりやリサーチをしてから授業に臨みます。授業中は、その分野をテーマにしたdialogueやspeechを聞いて通訳します。通訳はランダムに当てられるので、すごく緊張しました。

Q:リサーチや課題で印象的だったのは?

A:「Research Method」という授業では、各自が翻訳に関わるリサーチのテーマを決めて、関連する文献を10冊程度読み、さらにインタビューなどのフィールドワークを行ってから論文を書きました。自分は英日翻訳と英中(英語・中国語)翻訳における問題の共通点や相違点を、それぞれ日本人グループ(英日翻訳学習者)と中国人グループ(英中翻訳学習者)にインタビューして調べました。膨大な量の文献を読み、録音したインタビューを書き起こすのもけっこう大変で、とても苦労しました。

Q:印象に残った先生についてお聞かせ下さい。

A:日本語から英語の翻訳は、英語ネイティブの先生に教わったが、英訳しにくい難解な日本語をいかにこなれた表現にするかを教えてもらいました。また、毎回課題を添削してくれたので、非常に勉強になりました。

Q:通訳翻訳を専攻として留学を検討中の皆さんにアドバイスを。

A:外国語で日常会話ができるのと、質の高い翻訳・通訳ができるのは、全く別次元のレベルにあると思います。質の高い翻訳・通訳をするためには、subjectを理解する幅広い知識、豊富な語彙力、筆者(話し手)の意図を察する洞察力など、さまざまな要素が必要となります。普段から新聞、雑誌、本を数多く読んで、さまざまな知識を貪欲に吸収していく必要があると思います(自分もまだまだ勉強中です)。
翻訳・通訳は実践的な訓練を数多くこなすことが上達への近道だと思います。ですから学校選びのポイントとしては、実践的なカリキュラムを組んでいる大学がよいのではないかと思います。

Q:現在は日本で翻訳の仕事をされていますが、シドニーで働くことに関心はなかったのですか?

A:コース修了後、オーストラリアに残って就職する留学生も何人かいました。自分ももう少し現地に滞在して英語の勉強をしたいと思いましたが、まずは、翻訳会社に入って社内で翻訳をして、いずれフリーになりたいと思っていましたので、翻訳会社に就職活動をするために帰国しました。現在は、特許翻訳会社で特許の翻訳をしています。帰国してから、特許翻訳会社を中心に社内翻訳者を募集している会社を探しました。

Q:留学中、インターンシップやボランティアなどを経験しましたか?

A:大手旅行会社でインターンを体験し、社内マニュアルを英語から日本語に翻訳する仕事をしました。

Q:大学院留学は、門田さんの人生にとってどんな時間だったのでしょうか?

A:大学生時代から、いつか留学して英語をしっかり勉強したいと思ってましたので、本当に楽しかったです。大げさではなく、本当に人生のターニングポイントになったと思います。

Q:オーストラリアの修士留学を検討中の皆さんにメッセージをお願いします。

A:留学が有意義なものになるか、そうでないかは、すべて自分次第だと思います。周りに流されずに、何のために留学しているのかを忘れないことが大事です。

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