IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース

「留学中に一番頑張ったことは?」と聞かれたら、
迷わず「レポート!」と答えます

留学期間:2008年4月〜2009年3月
留学先:IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース(IBP UK 38期)
インターン先:The Japan Society

1987年生まれ、千葉県出身。高校時代にオーストラリア短期留学を経験し、明治大学(法学部専攻)2年修了時に休学して IBPに参加。現在は大学3年に復学して、就職活動中。


夏休み限定の語学の授業が役立ちました

大晦日に、ドレスを着てキッチンでホームパーティーをした後、カウントダウンをするためにクラブに行きました。部屋に戻ったら、目の前にあるキッチンのドアに自分の顔以上の大きな穴があってびっくりしたのもいい思い出です(笑)

フラットメイトを中心に約15名ほどで、ハロウィーンパーティをしました。私はまったく仮装していなかったのですが、友人の友人(全く知らない人)がつけているカチューシャが可愛かったので「いいな」って言ったらくれました

全員ではないのですが、同期のICCメンバーです。同期は仲が良く、よく集まって飲んだりしていました。経歴も考え方も全く違う人がたくさんいて、日本人同士なのにこんなに違うんだって思ったことを覚えています。このような日本人同士の出会いも団体で行くからこそですよね

帰国直前にフラットメイトの2人と一緒に行ったice bar。帰国までにどうしても行きたいとお願いして、ついてきてもらいました。すべて氷でできていて、グラスまで氷だったので驚きました

同期のICCメンバーのバースデイパーティー。50人くらいいたんじゃないでしょうか。ナショナリティが違うので、パーティーに持ってくるものがその国独特のものだったりしておもしろかったです

Q:今は就職活動まっただ中だそうですね。

A:はい。2年が終わったところで休学して留学し、3年生に復学して就職活動中です。今は説明会に行ったり、OB訪問をしているところで、面接は4月くらいから始まります。就職活動をしながら、4年の友だちと卒業旅行に行ったりしているので、ちょっと変な感じです。

Q:2年修了時に留学したことは、タイミング的にはどうでしたか?

A:就活のことを考えるとよかったと思っています。まわりに3年が終わってから休学して留学した人もいましたが、そうすると留学中の1月あたりから現地で就職活動を始めることになってしまい、大変そうでした。たとえば、履歴書を作成するのに日本では願掛けの意味もあって、三越とか高島屋とかで写真を撮るんですけど、現地ではいい写真屋さんが見つからずに、結局スピード写真で済ませてしまったとか。就活のために急いで帰国しなければならなかったり…。
 就職活動をする時期が年々早まってきていることもあり、大学で6月にはプレガイダンスが行なわれ、情報収集の方法など、就職活動にかかわることを教えてもらえるんですが、海外にいると、そういったことも自分で情報収集しなければならないので、大変だと思います。

Q:大学の認定校に留学する選択肢もあったそうですが、なぜIBPに?

A:私は将来のために、自分に合う留学先をしっかり選びたかったので、休学して留学することを選択しました。ただ、金銭的な問題があるので、一概にどちらがいいとは言えないですね。認定校に留学する場合は、休学扱いにならなくて済むので授業料が無駄になりません。あと、大学によるかもしれませんが、認定校への留学の場合は大学から補助金が出るところもあります。なので、費用のことを考えれば、認定校へ留学した方が得かもしれません。しかし、休学しないということは留学中に就職活動を始めるということになってしまいます。私の性格上それは難しいと判断したこともあり、留学生活に集中したいと考えてIBPに参加することにしました。初めは金銭的な問題で親とももめましたが、アルバイトをかけ持ちして留学費用の半分くらいを負担し、やっと認めてもらったんです。

Q:IBP参加以前にも留学経験があるそうですね。

A:高校の時にオーストラリアに2週間の短期留学をし、大学1年の時にもニュージーランドへ1ヶ月の短期留学をしました。母が昔、イギリスに留学した経験があり、その時の話を聞いて影響を受けたことが大きいですね。イギリスには中学生の時に家族旅行で行ったことがあったのですが、見るもの全てが印象深かった記憶があり、留学先にもイギリスを選びました。

Q:留学先の大学ではどんな授業を選択しましたか?

A:日本の大学で法学部を専攻していたので、留学先でも法学部の授業を取りました。ある程度のベースはわかっていたので、授業自体はなんとか切り抜けることができました。

Q:授業で苦労したことは?

A:レポートがとにかく大変でした。法律関係の科目を2つと異文化コミュニケーション、アートアンドソサエティの科目を取ったのですが、4つともレポートが多い科目で、週1ペースで1500字くらいのレポートを提出していました。法律の科目は特に本を読み込まないと書けないのですが、私は英文を読むのが遅くて、レポートを間に合わせるのが本当に大変でした。その期間中の睡眠時間は2、3時間で、徹夜もよくしましたね。

Q:落としてしまったレポートはありますか?

A:ありません。全部なんとか提出して、最終的な評定では全ての科目において平均以上の評価をもらいました。私は基本的に宿題も前もって終わらせておくタイプなんですが、英語のレポートはいつもぎりぎりまでかかってしまって、それがきつかったですね。期限に間に合いそうになくて、何度もあきらめようと思いました。特に冬休みにレポートが重なって、2週間で1万字くらいのレポートを書かなければならず、その時は本当にあきらめようと思いました。

Q:そこを踏みとどまれたのはなぜ?

A:留学前に父から「目標を立てて行った方がいい」と言われ、「全部の単位を取る」という目標を立てたんです。それに、今まで頑張って来たのに、ここであきらめたらくやしいと思って。インターンが始まっていましたが、寮から5分のところだったので、ランチタイムに家に戻ってレポートを書いたりしてました。「留学中に一番頑張ったことは?」と聞かれたら、迷わず「レポート!」と答えますね。

Q:今振り返って、IBPのプログラムをどう思いますか?

A:プログラムの前半に英語の授業を受け、後半に学部の授業が受けますが、ある程度英語に慣れてから学部の授業が受けられるので、消化不良にならずにちゃんと授業に参加することができます。あと、夏休みの語学の授業では学部に特化した科目があり、私は「English for Law」を取ったのですが、簡単な単語でも法律用語では違った意味になるということが学べて、とても参考になりました。それを受けたあとで学部の授業に入れたからこそ、学部の授業を乗り切れたのかもしれません。すごく役に立った授業でした。

Q:日本でもイギリスでも法律を学んだわけですが、将来はその方向に?

A:法曹界に入る気持ちはあまりありません。今は労働法のゼミにいて、それ以外にも独自で知的財産の勉強などをしていますが、身近な法律を学んで役立てたいと思っています。就職先はターゲットを絞っていなくて、広告を中心に食品メーカーや金融なども視野に入れていますが、できるだけ留学の経験が活かせるような職場を選びたいとは思っています。

Q:インターンはどこでしたのですか?

A:現地の大学の紹介で、The Japan Societyという会社でインターンをしました。ここは主に異文化交流のためのイベントを主催する会社で、日本関連のイベントを開催したり、日本の教育方法を現地の学校に紹介したりしています。私はパンフレットの翻訳や会計など、あらゆることをさせてもらいました。私がいる間にアニュアルディナーがあって、その手伝いもしました。イギリスにある日本企業の社長さんたち200人くらいが一堂に会するディナーで、普段は縁のないような人たちとお話するのはすごく緊張しましたね。

Q:インターンをしたことで身に付いたことは?

A:ビジネスイングリッシュが身に付いたので、TOEICの試験がラクになりました。留学後に試験を受けたのですが、留学前に比べて250点くらいアップしました。

Q:留学を経験して、自分で変わったと思うところはありますか?

A:以前は、割と視野が狭くて猪突猛進タイプだったんですが、留学してかなり視野が広くなったと思います。以前は人の意見をなかなか受け入れられないこともありましたが、イギリスで生活して多種多様な考え方に触れたことで、自分と違う意見も受け止められるようになりましたね。特にロンドンには中国人やアラブ人、イタリアやスペインなどイギリス以外のヨーロッパ諸国の人やアフリカの人も多く暮らしているので、本当に多種多様でした。

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