オーストラリア大学院留学プログラム

英語のスキルが足りず、困難な状況でしたが、
あきらめずに大学院留学を実現しました

参加コース:オーストラリア大学院留学プログラム
留学期間:2008年3月〜2009年9月
留学先:ウーロンゴン大学

1976年生まれ、岩手県出身。日本の大学で経営学を学んだ後、カフェチェーンの店舗マネジメントや人事職として8年間勤務。2008年2月から、シドニーのウーロンゴン大学に大学院留学し、HRを学ぶ。帰国後は、デザイン家電を取り扱うベンチャー企業に就職し、海外事業を担当。


授業の前後に、教授の部屋へ行って質問することを心がけた

Q:仕事を辞めて、大学院留学をしようと思った理由を教えて下さい。

A:留学への希望はずっと持っておりました。30歳を過ぎたタイミングで、知識と経験を充実させるため、自分に最高の学習ステージを作ろうと決意しました。

Q:ICCでのカウンセリングで印象に残っていることは?

A:英語のスキルが全く足りなかったため、最初は非常に困難な状況でしたが、カウンセラーの方が私の考えに真剣に耳を傾けてくださり、後押ししてくださったのが印象に残っています。

Q:留学して英語力はどれくらいアップしましたか?

A:留学前は、簡単な状況でも英語を話すことをかなり躊躇してしまうような状態。オーストラリアに渡り、大学院付属の英語コース(20週)を受講してから、大学院に進みました。留学後は、文法的な正確さやスマートな姿にとらわれず、とにかく積極的に声を掛けて、楽しくコミュニケーションを取ろうと考えられるようになり、リスニングとスピーキングのレベルは非常に向上しました。

Q:英語力アップのために、どんな努力をしましたか?

A:同じ環境にある留学生たちと積極的に過ごし、英語を使う環境を作りました。また、大学内や教会などの無料の英会話クラスにも参加。いろいろな情報交換を通じて会話を楽しみました。大学の講義の前後には、質問を考えて、先生の部屋へ行くように心がけました。

Q:ウーロンゴン大学を選んだ理由は?

A:専攻したStrategic Human Resource Managementの構成内容や、1年で修了できることに魅力を感じました。また、留学生に対してサポートがしっかりしていること、海のそばにあり、学習環境がすばらしいこと。卒業生から良い評判を聞けたことなども選択の理由です。

Q:ウーロンゴンのキャンパスの環境はいかがでしたか?

A:大きすぎず、小さすぎないキャンパスは、利用しやすい。自然に恵まれた環境で、学生生活にとても良い影響がありました。図書館は新しく、素晴らしい環境。またスポーツジムにはさまざまなプログラムがあり、利用しやすかったです。

Q:大学院で履修した科目を教えてください。

A:以下の8科目です。
Marketing Management、Strategic Management、Strategic Human Resource Management、Human Resource Development、Organisational Behaviour、Management of Change、Performance Management、Organisational Analysis

Q:クラスメイトの平均年齢や国籍は?

A:International studentの平均年齢は24〜27才くらい。国籍は、中国、インド、サウジアラビア、トルコ、アメリカ、タイ、インドネシア、マレーシア、日本など。Local studentは30〜40歳くらい。

Q:印象に残っている授業またはプロジェクトを教えて下さい。

A:Organisational analysisの授業で、Australia Postの企業分析をしたことが印象に残っています。5人でチームを作ってさまざまな側面から企業を分析し、100枚に及ぶレポートを作成しました。1人1人が抱える量が多く、5人の視点をまとめて1つの結論を導く過程は非常に骨が折れましたが、企業の情報を集めて歴史や文化、成長戦略について、多国籍なメンバーでディスカッションすることは有意義な時間でした。

Q:大学院の授業では、どんなことに苦労しましたか?

A:授業中に必ず1度は発言しなければ出席とみなさない」という条件の授業がありました。その授業では、質問や意見をあらかじめノートに準備して発言につなげましたが、それに対して先生や他の生徒からの質問・意見が出てくるので、常に緊張感がありました。

Q:ウーロンゴン大学で学んでよかったと思う点は?

A:教授陣、生徒間、地域コミュニティーとの距離が非常に近く、地域と密着して充実した国際交流を図ることができました。先生や生徒、地域のみなさんは本当にウーロンゴンが大好きで、良い人が多く、学びの環境としてだけでなく、生活する場所としても素晴らしい環境でした。

Q:シドニーではどのように生活を楽しみましたか?

A:大学院生専用の寮(Gundi)を利用していましたが、みんな本当によく勉強し、イベントがあれば、みんなで朝まで盛り上がることもあり、バランスの良い生活が送れました。寮はノースビーチまで徒歩3分だったので、サーフィンにもチャレンジ。朝・夕と海に出ることもしばしばありました(あの、きれいな海に戻りたい…)。

Q:現在の仕事内容について、教えて下さい。

A:デザイン家電を取り扱うベンチャー企業で、海外事業を担当しています。自分の手で国内外の事業を拡大できるかもしれないというチャンスに魅力を感じて、就職を決めました。会社の成長ステージに合わせて、大学院で学んだ内容が活かせると考えました。

Q:大学院留学がキャリアパスにどんな影響を与えたと思いますか?

A:一生懸命勉強し、たくさんの友人たちと話し、笑いあった経験は、新たな挑戦への自信となりました。まず一歩を踏み出し、自分を信じてあきらめないこと。留学によって身に付いたこの姿勢は、これからのキャリア形成に影響があると思います。

Q:今後の展望について教えてください。

A:自分のスキルや知識を高めていくことに加え、より良い働き方、企業の在り方を考え、実際に創り上げていきたいと思っています。

Q:最後に、大学院留学を目指す方へ、アドバイスをお願いします。

A:どうしたら実現できるか、目標を超えられるかを考え、思い切って飛んでみましょう。できない理由は自分の中にあり、それを見つける方が簡単ですよね。素晴らしい留学は1人では絶対にできないと思います。多くの方からのサポートが必要です。行動力と謙虚さ、なにより感謝の気持ちを常に大事にしましょう。

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