IBPプログラム・ワシントン大学コース

マーケティング会社でインターン。
日本市場進出の基盤を作ることができた

留学期間:2009年4月〜2010年3月(40期)
留学先:IBPプログラム・ワシントン大学コース
インターン先:Athena Marketing International(マーケティング)

1987年生まれ、愛媛県出身。明治大学(文学部史学地理学科西洋史専攻)在学中に休学し、IBPワシントン大学へ留学。インターンシップは、マーケティング会社でアメリカの食品を日本大手製菓会社に売り込むB to B営業を経験。帰国後は大学に復学し、大手メーカーに内定。


「仕事は自分で創り出す」という意識が持てた

南米バックパックの際、現地のブラジル人と一緒に

インターンシップ先の社員の方と

アメリカの高校生と撮った1枚

私の誕生日に友達と一緒に

Q:大学何年の時に留学しましたか?

A:大学4年次に1年間休学して留学しました。3月帰国ということだったので、就職活動に関して多少心配はありましたが、カウンセリングを受けた際に、同じ学生さんが過去に何名もいて、就職活動のスタートが少し遅れても留学のアドバンテージを活かせれば大丈夫という話を聞き、留学を決意しました。

Q:留学を決めた理由は?

A:高校時代に2週間だけ、オーストラリアに留学した時に、国や立場の異なる人とコミュニケーションを交わし、多くの刺激を得ました。将来働く上でも、海外で多くの人と出会い、刺激を受けながら仕事をしていきたいと思ったのがきっかけです。

Q:日本の大学と違いを感じた点はどんなところでしたか?

A:学生の勉学に対する取り組みです。みんなが授業に参加し、みんなで授業を作るという環境だった気がします。間違いなく、日本よりも積極的に授業に行く学生が多くいました。優秀です。ほんとに(笑)。

Q:特に印象に残っている(または役に立った)授業は?

A:第3クウォーターの「グローバルビジネス講座」はとても役に立ちました。3ヶ月という短い期間でしたが、マーケティングや会計、法律、リスクなど、企業が海外に進出する際に必要な海外ビジネスの基礎を学びました。この授業にとても感銘を受け、実際に学んだことを活かしたいと思い、インターンシップも海外と取引をしている企業を中心に探していました。

Q:当時、勉強以外に熱中していたことはありますか?

A:友達とパーティーに行ったり、クラブに行ったり、旅行に行ったりと、遊べるだけ遊びました。とにかく新しい友達を作るために新しい環境に積極的に身を投じました。いきなりサッカーのグラウンドでアメリカ人に声をかけて、仲間に入れてもらったり、現地の高校生と一緒に遊んで飯を食べて、音楽を聞いて、という具合です。友達は最高の財産だと実感しました。

Q:何かボランティアはしましたか?

A:日本語のクラスで、アシスタントという形で学生のサポートをしていました。

Q:インターンについて教えて下さい。

A:Athena Marketing Internationalで3ヶ月間働きました。米国で展開している食品や飲料会社の商品を一手に引き受け、企業の海外展開をサポートしているマーケティングの会社です。社員は私を含めて5人しかおらず、1人でいろいろな業務を行うので、とても責任が大きく、大変やりがいを感じました。最初の1ヶ月は、お茶やコーヒーなどの商品を担当し、イギリスやUAE、南アフリカなどの輸入業者や卸売業者を開拓しました。2ヶ月目には、チョコレートメーカーの日本進出を自ら提案し、市場調査や顧客開拓を社員の方と協力して行いました。アメリカ人社員とのやりとりや日本の企業への販売活動は困難でしたが、自分の役割を常に把握しながら、問題を解決していくことができました。最終的には、日本進出に必要な基盤を作り上げることができ、忘れられない思い出になりました。

Q:インターン体験で得たものはどんなことでしたか?

A:3ヶ月間だけだったので、マーケティングやパソコンなどの具体的なスキルは身に付けられたかどうか分かりません。ただ一つだけ「仕事は自分で創り出す」という意識を持てるようになりました。与えられたことをそのままやっていても何も楽しくないし、自分の成長は望めません。自分なりに目標を持ち、考え、実行する際には、自分の能力以上の力を発揮することになります。それを感じることができたので、今後働く上でも、自分から積極的に仕事を創りだしていきたいという気概が芽生えました。これはスキルよりも案外大切なものだと思います。

Q:大学寮に滞在したそうですね。

A:高校時代の短期留学でホームステイを経験していたので、今回の留学では大学寮*での滞在を選びました。留学生だけでなく、現地のアメリカ人の学生とも仲良くなりたいと考えていたので、寮を選んで正解でした。寮にはほとんど現地の学生しかおらず、ルームメイトもアメリカ人。寮は大学の中に位置しているので、歩いて5分ほどで授業に行けるのも魅力的でした。現地の人と知り合い、映画で見るようなアメリカンライフを送りたい人にはオススメです。
*寮は空きがある場合、入寮できることがあります。

Q:IBPの体験は、田中さんの価値観やキャリア形成にどう影響しましたか?

A:さまざまな国の人と出会い、コミュニケーションをしてきたので、少し大げさですが、日本にいた頃より世界が小さく見れるようになりました。留学とインターンの経験から、海外で働きたいという想いが一層強くなりましたね。

Q:ICCスタッフのサポートはいかがでしたか。

A:帰国後、企業のOB・OGを紹介していただき、就職活動をする上で助かりました。

Q:就職活動はいつ頃から、どのように行いましたか?

A:2月頃にアメリカから日本の企業にESを出し始め、3月上旬に帰国後は、セミナーに参加したり、面接を受けたりしました。本格的に就職活動が始まるのは4月からなので、全然焦る必要はないと思います。複数の企業から内定を頂きましたが、すべての企業のセミナーや説明会には出席していません。

Q:IBPでの体験が就職活動に役立ったと思うことはありますか?

A:大分役立ちました。IBPに参加しなかったら、まだ企業から内定をもらっていなかったかもしれません。というのも、面接の半分はアメリカでの経験を話していたからです。また、海外で働きたいという想いが一層強くなったので、企業研究もやりやすかったです。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:将来の近い目標は、自分が先頭に立って、新しい国に新しい価値を生み出していきたいです。それを通じて、少しでも世界市場に対する日本の存在感を高めていけたらなと考えています。いろいろな国に住んで、自分に合うと思った国で、カフェとかバーとかを開いて、家族と一緒に楽しい生活を送っていきたいです。

Q:IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

A:就職活動に関して言えば、留学経験がある人はたくさんいるので「何を目標に、どういった成果を自分なりに残すことができるのか」を念頭に置いて留学してください。私も就職活動は不安でしたが、やってきたことに自信があったので、その自信を武器に乗り切ることができました。そして、できるだけ多くの日本人以外の友達を作れるよう、アメリカンライフを満喫してください。

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