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上谷奈月さん

参加コース:Postgraduate Diploma Programmes
留学期間:2006年1月~2006年6月
インターン先:シラ・エヴァソン(タイ・サムイ島)

証券会社で営業職として働いたのち、2006年1月からSHMSに留学。タイ・サムイ島の5ッ星リゾートホテル「シラ・エヴァソン」でインターンを体験。帰国後、都内にある大手ホテルに就職する予定。

Q:SHMS留学前の経歴を教えてください。

証券会社の営業職をしていました。資産運用や投資アドバイス、株や投資信託などの金融商品の販売を行っていました。

Q:キャリアチェンジを考えたきっかけは?

証券会社で働いていた時に、お客さまの期待に添えないことが多々ありました。こちらがベストだと思って提案しても、金融商品はその時々の社会、経済状況に応じて結果が変わるからです。周りに左右されることなく、自分自身が提案、提供するもの(サービス)でお客様に喜んでいただきたいと思い、ホスピタリティ業界に興味を持ちました。

Q:SHMSのまわりの環境はどうでしたか?

スイスへ行ったのはその時が初めてでしたが、イメージどおりでした。学校は山の中にあって、町までは30分くらいかかりますが、学校の敷地内に何でも揃っています。集中して勉強をするにはいい環境です。

Q:SHMSを選んだ理由を教えてください。

国内ではなく海外のホテル学校を選択したのは、短期間で多くのことを学び、経験したいと考えたからです。ホスピタリティ業界ではスイスのホテル学校が有名なので、その中から絞り込んでいった結果、SHMSにたどり着きました。ホテル留学をすることで、海外就職につなげられたらいいなという考えもありました。

Q:留学前の準備として、どんなことをしましたか?

ホテル業務に関する知識が全くなかったので、ホテルサービスやマーケティングの本などを読みました。あとはホテルの写真集などを見て、自分が働きたいと思うホテルのイメージを膨らませたり…。また、語学力上達のために、DVD (洋画)を字幕なしで英語音声で見て、リスニングの練習をしました。

Q:好きな授業は?

フロントオペレーションという授業です。ホテルの予約や顧客管理を行うフィデリオの使い方を、パソコンで実際に学びます。同じソフトを各自のノートパソコンにインストールしてくれるので、授業以外でも練習できます。

Q:インターン先はどのように探しましたか?

インターンシップオフィスというものが学校にあり、はじめに担当者と面談があります。その時に自分の希望を伝えておくと、求人があった時に連絡をくれます。私の場合は、紹介してもらったホテルと面接をして決めました。

Q:インターン体験中のエピソードを教えてください。

夜の10時くらいに到着されたお客様のパスポートから、お誕生日が当日だとわかりました。お部屋にご案内させていただく前に、バーで少しお待ちいただき、サプライズでバースデーケーキをお持ちし、喜んでいただくことができました。通常、バースデーケーキの手配は誕生日前日までに済ませなければならないのですが、この場合は、急遽、他部署の協力もあって手配することができました。
インターンシップでは、バトラー(ハウスキーピング、ルームサービス、エンジニア兼コンシェルジュ)という、いろんな部署と関わる仕事をしたので、実際に就職してどの部署に配属されても、インターン体験が役立つと思います。

Q:都内のホテルから内定を獲得されたそうですが、どのように就職活動しましたか?

学校の卒業生専用サイトに求人情報が載っているので、こまめにチェックして、直接ホテルに履歴書を送りました。面接では、SHMSの経験がそのまま評価されるというよりも、それを通して何を学んだのか、それを実際の現場でどう生かすことができるのか、ということが見られていると思います。

Q:将来のキャリア像を教えてください。

広報や国際営業で、ホテルのよさを国外に伝える仕事に携われたらと思います。チャンスがあれば「日本人スタッフ」としてではなく、ホテルパーソンとして、海外異動も希望すると思います。

Q:SHMS留学希望者にアドバイスをお願いします。

まずは自分なりの目標を持つことが大切だと思います。それがないと、あまりの授業の大変さに、途中で逃げ出したくなると思います。実際、学期が始まってから授業についていけずに辞めてしまう人もいます。ただ、同じ夢に向かって頑張っている友人が周りにいますので、協力し合って乗り切っていくことも必ずできます。そういった友人に出会えることも、大きな魅力の一つだと思います。