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エアライン留学プログラム

 ■体験談


いつかは空の上で再会したい!
そう思いながら旅立ち前のお客様をおもてなししています」
中尾 祐子(なかお ゆうこ)さん
留学期間:2003年4月〜2003年11月
留学先 :エアライン留学プログラム(サンフランシスコ)
インターン先:ワーウィックホテル
プログラム終了後:関西国際空港にて地上職として勤務

プロフィール:
1980年生まれ、奈良県出身。2003年4月よりエアライン留学プログラムに参加。修了後の2003年11月帰国。2004年3月より関西国際空港の地上職として勤務。

フライトアテンダントへの漠然とした憧憬がやがて確かな目標へ…

私は幼い頃からずっとフライトアテンダントへの憧れがありました。それは本当に淡い夢のような思いでした。そんな漠然とした憧憬が確かな目標へと変わっていったのは、大学に進学し、周囲も自分も現実的な進路を考え始めた頃です。改めて自分自身と向き合い、「私が本当にやりたいのは何か」を思案した時、頭に浮かんできたのはやはりフライトアテンダントでした。その後、語学習得や異文化体験することで少しでも夢に近づけるのではないかと思い、ビジネス留学を決意しました。

留学先のサンフランシスコには個性的なショップやギャラリーなどがひしめき合い、刺激的な雰囲気に包まれていて、「この街に来て良かった」ことを心から感じました。学校では、エアライン業界に特化されたカリキュラムのもと、語学や専門スキルを学んでいくのですが、自分の目指す業界に関する知識を専門的に学習するプロセスはとても充実感がありました。


本当に有意義だったインターンシップ

インターンシップは、同じプログラム参加者の先輩からその評判を伺い、ぜひ働いてみたいと希望していたワーウィックホテルで行いました。このホテルは常連のお客様が数多く訪れるこじんまりとしたホテルで、私は3ヶ月の間、朝の料飲サービスから会計、予約、セールスなどのデスクワーク、ハウスキーピング、レストランでのホスティングまで様々なセクションで研修しました。

色々と大変に感じることもありましたが、教えられることもとても多かったです。特にハウスキーピングはホテルにとって一番大切な顔である「客室」を任される重要な業務だと気付き、良い体験になりました。また業務内容は機内サービスに通ずるようなところも多々あり、そういった点でも本当に有意義なインターンシップだったと思います。


留学経験はホスピタリティに携わるうえで大きな原動力に

帰国後、エアライン関連の求人を探していたところ、ほどなく空港地上職を見つけて応募し、無事合格することができました。現在は空港のお客様ラウンジに従事し、旅立ち前のひとときをおもてなししています。働き始めて1ヶ月あまりで日々勉強の毎日ですが、まだ知識不足ながらも、お客様から寄せられるご質問にお答えできた時は喜びを感じます。また空港という場所柄、外国人のお客様と接する機会もあるのですが、そんな時、留学中にヒヤリング力を鍛えられたことがとても役に立っています。

この業界に働き、改めて感じたことですが、留学経験があるのとないのでは仕事への影響が少なからず出てくると思います。特に外資系のエアラインで顕著になるのではないでしょうか。国籍の違う人同士がひとつの共同体として働くことは決して容易ではないと思います。その時、異文化で暮らした経験が精神的な支えになり、自分のあるべき姿を導いてくれると思います。

もちろん日系のエアラインであっても、異文化を理解し、受け入れる経験を持っていることはお客様をおもてなしする仕事に就くうえで役立つことも多いと感じます。今後も地上職としてホスピタリティに関する色々な経験を積みながら、いずれはフライトアテンダントとして活躍できたらと思っています。


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