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<体験談> 語学留学フリープラン

「1人で飛び込んで苦労すれば、言葉でも何でも覚えると思います」
<留学先>
 International House Vancouver Wistler(カナダ・バンクーバー)
<留学期間>
 2009年5月(2週間)

1944年生まれ、大阪府出身。繊維関係の仕事を退職し、かねてよりの夢だった海外長期滞在を実現させるため、語学力アップを図る目的で、カナダのInternational House Vancouver Wistlerに2週間の語学留学を実行した。

公園やカフェで授業をすることもありました

学校の日本人スタッフ、真理さんと愛子さんには親切にしていただいた


卒業式。指導してくださったRuby先生と一緒に。見ての通り、後ろの生徒たちの国籍はさまざま


ホストファミリーと行ったキャピラノ吊り橋


おみやげ屋が並ぶガスタウンにて


夕食後の散歩。近所の家のおもしろい庭木


ダウンタウンにて


ホームステイ宅の近隣


これもホームステイ宅の近隣

Q:語学留学をしようと思ったきっかけは?

A:私は今年65歳で、すでにリタイアしています。現役時代から、リタイア後は妻と2人で、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどの英語圏の国々に2、3か月づつ滞在し、その国々を観光したいという願望がありました。その手始めとして、英語の勉強のために1人でホームステイをしてみました。

Q:旅行や出張で海外に行かれたご経験はありましたか? 

A:仕事、レジャーを含め、多くの国々へ行っています。仕事の時は通訳がいましたが、仕事を離れたプライベートの時は、多少は自分で英語を話さねばならない時もありました。学生時代から英語の勉強は大嫌いでしたから、今の自分は我ながら驚きです。

Q:カナダを留学先に選んだ理由を教えて下さい。

A:以前からステイしたい国であり、未だ行ってなかったことと、知人のご家族が、バンクーバーの近くのバーナビーに住んでいると聞いたので、親近感があったからです。

Q:留学前、心配に思っていたことはどんなことでしたか?

A:すべてICCのご担当の方にお任せしていましたので、何も心配していませんでした。下手な英語でも「人間同士だから、なんとかなるだろう」と思っていました。性格的に大雑把だからでしょうか?

Q:留学準備として、どんなことをされましたか?

A:持っていく衣服や医療品の準備をしたくらいで、留学するからといって、特別な準備はしていません。ただ、ホストファミリーにお渡しするおみやげを、ICCのご担当の方にアイデアを教えていただき、準備をしました。

Q:語学学校の印象はいかがでしたか。

A:自由な雰囲気で、先生やスタッフの方々は非常に親切。いろいろ助けていただきましたが、いい意味で必要以上の干渉はしないということでしょうか。これは別に学校だけに限らず、国全体として、プライベートを尊重するという精神のあらわれと思われます。

Q:授業はいかがでしたか?

A:おそらく留学される方は若い方が多く、この年(65歳)ではついていけないだろう思い、マンツーマンの授業にしました。ですから、授業内容も学術的なことでなく、妻と2人で旅行するのに必要な会話や日常会話に絞って教えてもらいました。何日かは校外に出て、道を歩きながら、あるいは公園に行ったり、コーヒーショップやレストランで、先生と一緒に勉強しました。こうした校外での授業も印象に残りました。

Q:他の生徒さんたちの国籍は?

A:時々、お昼休みに話をした生徒の人たちは、皆さん若い方ばかりでしたが、日本、中国、韓国、ベトナム、サウジアラビア、メキシコなど、いろんな国から来ていました。

Q:放課後や休日はどんな風に過ごされましたか?

A:平日の放課後はほとんどホームステイ先に帰り、復習らしきこと(?)をしていました。夜は9時頃まで明るかったので、夕食後、ホストファミリーと散歩にも出かけました。休日はホストファミリーと教会へ行ったり、観光地や公園に行ったり、買い物や美容室について行ったりしました。時にはひとりでバスや電車に乗って買い物に行ったり、前にも書きました知人の家族を訪ねました。

Q:滞在されていたバンクーバーの印象は?

A:住んでいたところは静かな住宅街で、学校までは30分ほどかかりました。ダウンタウンは高層ビルもあり、活気ある街です。白人の多い街だと思っていましたが、現実には、バンクーバーは白人は少なく、アジア系の人たちがほとんどを占めています。ですから、街を歩いている時やバスや電車に乗っている時など、英語以外のアジア系の言葉を聞くことが時々ありました。同じカナダでももっと東の方へ行けば、ヨーロッパ系を中心とする白人が多くなるとのことです。

Q:カナダ人は、どんな国民性だと思われましたか?

A:私が接した人々は、非常に親切な方ばかりでしたが、必要以上に他人の干渉はしない、というところでしょうか。

Q:ホームステイ先の家族構成を教えて下さい。

A:ホストマザーとその妹夫婦の3人家族でした。前述したように、私が他所へ行かない時はいつも一緒に夕食を食べ、時には外食も一緒にいきました。食事をしながら話をする時間が一番多かったと思います。

Q:現地での食事はいかがでしたか?

A:外食も含め、家庭での料理もすべて美味しかったです。強いて言うなら、一度、ホストファミリーと外食した「日本食」はもうひとつでした。日本食は、日本で食べるのが一番おいしい。

Q:ホームステイでの思い出深い出来事は?

A:ステイ先の妹さんのご主人がイングランド出身で、最初は彼の言っていることが聞きずらかったのですが、日にちが経って慣れてくるとわかるようになってきました。自分としては、うれしいことです。

Q:2週間の語学留学で得たものは何だったと思われますか?

A:慣れるということは、非常に大切なことだと思います。日本語が一切通じない状態の中で、どう対処していくか、が体験として勉強になりました。帰る時には、もっと長く居たい気持ちでした。

Q:語学留学を希望している方々に向けて、アドバイスをお願いします。

A:飛び込んでみること、体験してみること。例えば、誰かに車に乗せて行ってもらえば道順を覚えないのと同じで、1人で飛び込んでみて苦労すれば、言葉でも何でも身に付くと思います。思い悩むより、飛び込めばなんとかなるということです。


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