オーストラリア高校留学プログラム

地元のテニスクラブに所属し、大好きなテニスに打ち込んでいます

参加コース:オーストラリア高校留学プログラム
留学期間:2009年7月〜2010年7月
留学先:Forest Hill College(メルボルン)

1992年生まれ、東京都出身。2009年7月からオーストラリアのメルボルンにあるForest hill Collegeに留学し、現地のテニスクラブに所属している。帰国後は日本の高校に復学予定。


友だちづくりには「好奇心」と「行動力」が武器

韓国人の友達Karenと

いつも一緒に居るmatesとswimming carnivalの時に。すっかり仲間に入れてもらってありがたい限りです

テニスクラブで仲良しのAmandaと。今も昔もテニスへの愛は変わりません(笑)

Australian openで通りがかったマスコットと(笑)。AOは感動の連続で最高でした

とある日のランチタイム。もう一緒に居るのが当たり前

Q:なぜ1年間留学をしようと思ったのですか?

A:小さい頃にアメリカに住んでいたせいか、もともと外国や英語に興味はありました。大きなきっかけになったのは、小学校5年生の時に海外派遣プログラムで少数の友達と先生とオーストリア(オーストラリアじゃないですよ)に行ったことです。その時に外国の文化に対する興味がぐっと深まりました。

Q:高校留学で達成したい目標は何ですか?

A:こっちに来る前に立てた目標は「英語・友達・テニスの充実」。それプラス、日本じゃできないような良い経験をして帰ることですね。

Q:留学先にオーストラリアを選んだのは?

A:英語の上達が絶対なので、英語圏の国で考えていましたが、いろいろ調べた結果、一番気楽でテニスが続けられそうなオーストラリアに落ち着きました(笑)。

Q:滞在しているメルボルンはどんな街ですか?

A:広い。まず広い。みんな平屋だし(笑)。聞いてはいたんですが、アジア系の方が予想以上に多いです。日本(特に東京)と比べるとみんなのんび〜りしてます。メルボルンの好きなところは空が綺麗で広いことと、テニスがしやすいこと。困るとことは公共の交通機関の未発達(みんな車使いますからね…)とか。

Q:留学先の高校はどんな学校ですか?

A:インターナショナル・オフィスの人たちがみんな優しくて、親切。あと、校舎がきれいです。うちの高校は、留学生はかなり多い方だと思います。今は中国人が断トツ多いです。

Q:日本の高校と一番違うところは?

A:部活がないこと(笑)。中学・高校と部活中心の生活をしていたので、これはショックでした。しかも学校が終わったら、先生どんどん帰る!教室も閉まる閉まる! 木曜日を除いては図書室も閉まってしまうのがイタいんですよねぇ。そんな感じで、最初は放課後やることがなくて苦しんでいましたが、今年に入ってだいぶ充実してきて、今は楽しんでいます。でも未だに他の人たちが放課後に何をしてるのかはよく分かりません(・_・;)。

Q:学校のユニークな習慣や行事などはありますか?

A:時々「みんなで仮装をしてきましょう!」みたいな日があって、その時々のテーマに合わせて、生徒や先生が仮装するイベントはなかなか面白いですよ(笑)。行事ではswimming carnivalが楽しかったです。日本の水泳大会と違って、みんな遊び感覚で水泳を楽しみます。でもちゃんとレース・ポイント制で、各tribe(house)が競い合って、最後に順位も発表されます。ハリー・ポッターみたいな感じで、全校が4つのtribe(red, blue, yellow, green)にランダムに分けられていて、行事などでポイントを稼ぎ合って一番のtribeを決めます

Q:好きな科目は何ですか?

A:好きな科目はPsychologyとAuslan, 最近はBusinessもお気に入りです。Psychologyはまだ序の口ですが、今までは考えなかったようなことを考えさせられるのが面白いです。物の見方が少し変わるというか。AulanはAustralian sign languageの略で、簡単に言えばこっちの手話なんですが、これが楽しくて! 毎週水曜の放課後に、他校の生徒と一緒に休憩込みで3時間。もう先生が面白すぎて、よく笑わせてもらってます(爆笑)。難しいですが、友達の中には、耳の聞こえない方と普通にコミュニケーションができるコがいるので、そのコたちに教えてもらいながら頑張ってます。悲しいのは、日本では全く使い物にならないこと(笑)。でも良い経験にはなってます。
Businessの次のtermでは、実際にグループごとに独自のbusinessをやることになっています。1回勝負でどれだけ儲けられるか、自分たちの本当のお金を注ぎ込んでの模擬商売をするのです。資金を増やすも減らすも自分たち次第という日本じゃできないような授業です。今はそのためにbusiness planを立てています。

Q:語学力アップのためにどんな努力をしていますか?

A:とにかく現地の人と話すことと、機会があればなんでもトライしてみることです。学校にいる時は常にOZの友達と絡んで、帰ってきたらホストと話す。好きなテニスを中心に、いろいろな行事や団体に積極的に参加するようにしています。最近頑張らなきゃなぁと思うのは英語の本を読むことですが、こちらはまだまだ足りないと自覚しています(汗)。

Q:自分で英語力が伸びたことを実感できたのはどんな時?

A:OZの友達の会話に普通についていけるようになった時とか、自分から話題を提供してどんどん話していけるようになった時です。

Q:どんな風に友だちを作りましたか?

A:最初に来た頃、同じクラスのOZの女の子にメールで「ランチに一緒に過ごさせてもらっていい?」とお願いしました。その頃から今もいつも一緒にいるグループに混ぜてもらうようになりました。最初はみんなが話していることの40〜50%分かる程度で、ただ居るだけという状態でしたが、逃げずに時間を重ねるうちに少しずつ分かるようになって、今では何も苦労せずに一緒に居ることができるようにまでなりました。こっちに来て4ヶ月くらいたったある日のランチタイムに「もう日本帰んないで私たちと一緒に居なよ」と言ってもらった時の感動は忘れません。ずっとそう言ってもらえれるような友達を作ることが目標だったから。
そのコたち以外では、テニスクラブの友達や学校行事で知り合った友達、朝のトレーニングクラブで知り合った友達などなど、とにかく人と交わるようにしながら友達を増やすようにしていってます。自分の好奇心と行動力が最強の武器です(笑)。

Q:放課後や週末はどうやって過ごしていますか?

A:放課後はテニス、Auslan、ホームワーククラブで、金曜日以外は埋まってます。金曜日は友達と遊んだり、買い物をしたり。週末は、日曜日の朝はテニスの試合、次のtermからは土曜日の朝もテニスの試合…(笑)。テニスがない日やテニスの後は、友達と遊んだり、本を読んだり、走りに行ったり、宿題を片付ける、といったところでしょうか。もう少し勉強しなきゃなぁと思う今日この頃です(-_-;)。

Q:所属しているテニスクラブについて教えて下さい。

A:テニスクラブは学校とは別に行ってます。月曜日にテニスクラブA、火曜日にテニスクラブB、時々個人レッスンでテニスクラブCという感じで、今は基本週3回、次のtermからは週4回の練習になる予定です。「多っ」と思う方もいるかもしれませんが、日本で部活をやっていた私を知ってる人たちは「少なっ」と思うことでしょう…(笑)。試合は日曜の朝にテニスクラブA、次のtermからは土曜の朝にテニスクラブBで行います。

Q:テニスクラブに入ってよかったと思うことはどんなことですか?

A:現地の友達もできるし、時間も有効に使えるし、テニスも上達するし、体にもいいし。何よりもテニスが大好きなので、単純にテニスをやっていれば幸せなんです(笑)。苦しい時でもテニスをやると心が軽くなるんです。日本で頑張ってた頃のことを思い出して、また頑張ろうと思えたり。周りの人に認めてもらえる、自分にとって絶対的な居場所でもあります。

Q:今、熱中していることはありますか?

A:学校で勉強しているAuslanはかなり面白いです。つい最近、次のtermの学校行事に向けてのsigning choirにも入りました! 手話で歌を歌うんです。
あとは、朝のトレーニングクラブ(EFS)。週3回、P.Eの先生たちと有志の生徒で筋トレやら体力づくりやら。おかげで体力もキープしてますが、無駄にがたいが大きくなりました。ええ、無駄に(苦笑)。

Q:ホストファミリーの家族構成を教えて下さい。

A:陽気なお父さんと面倒見の良いお母さん、常に友達と一緒にいるドラマーのお兄ちゃん、ハウスメイトの中国人と猫1匹です。ホストシスターもいるんですが、もう家を出ているので一緒には住んでいません。でも時々会います。今のホストはOZで、2軒目です。前のホストは中国人系でみんな良い人たちだったんですが、とても忙しい家庭で一緒に話す時間もなかったため変えることにしました。

Q:現在のホストとはどのように交流していますか?

A:とても気さくであったかい家庭なので、たくさん話します。どんどん話しかけてくれるのが本当にありがたいです。ご近所さんやホストブラザーの友達など、人の出入りがとても多いので、いろんな人と話す機会があるのが今のホストのすごいところですね。もうみんなの名前を覚えるのが大変で大変で(笑)。英語を伸ばすチャンスも多いし、とにかくホストと一緒に時間を過ごすように心がけています。

Q:ホームステイで守っているルールや、意識して気をつけていることはありますか?

A:夜遅くなるときの連絡など基本はしっかり守ります。これはどこの家庭でもそうでしょう。それから自分の気持ちを打ち明けること、悩みや意見を共有するように心がけています。特にホストマザーとは話がとても合うので、よく討論会みたいになってます(笑)。そして何より、今のホストに感謝を表すように、自分ができることはなるべくするようにしています。お手伝いとか、ほんの些細なことでも。本当はもっと日本食を作ってあげたいのですが、食材を集める手間(普通のスーパーにはないものも多いので)に阻まれて思うようにいってません。これが残り3ヶ月の課題です。

Q:留学して自分が変わったと思うのは、どんな点ですか?

A:細かいことを気にしなくなったと思います。気にしてたら生きていけない(笑)。それから日本の良さを思い知りました。いつも当たり前だと思っていたことがこんなにもありがたいことだと実感できたのは、日本を離れたおかげです。そして何よりも「人」に関してたくさん学びました。日本に居たら自然にできる友達も、こっちでは意識しないとできなくて。日本に居る時は「1人の時間も全然平気」と思っていたけれど、それは友達がいるからこそ思えること。留学して、自分と自分以外の人との関係や共通点、違いについて存分に悩み、楽しみました。この経験のチャンスをくれた両親に感謝しています。

Q:留学後の進路について、どう考えてますか?

A:留学後はまず日本の高校に戻って、高校2年生からやり直します。つまり1つ下の後輩と一緒の学年になります。そして大学は、日本の国立大もしくはアメリカの大学への進学を考えています。今はアメリカの大学に魅かれています。

Q:将来の夢を教えて下さい。

A:将来の夢はハッキリとは決まっていませんが、大学を出た後、外資系の会社に勤めたいと思っています。そしていつか父の会社を手伝うことも考えています。とにかく英語を生かして、外国と何かしらの繋がりがある仕事に就きたいです。常に上を目指せるような環境で、自分にしかできないようなことを見つけて行くのが最大の目標です。

Q:高校留学を考えている人にメッセージを!

A:伝えたいことは3つあります。1つ目は、留学したら外国の友達、特に現地の友達と絡むこと。「え、そんなの当たり前じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、自分の周りに日本人がゼロならともかく、少しでもいるとどうしても日本人と絡んでしまうタイプの人が多いです。私の学校が特にそうなのかもしれませんが、留学生の80%近くが普段(ランチや放課後)から自分の国の友達と母国語で話しています。一度その環境に慣れてしまうと、なかなか抜け出せません。そういう人たちを私は周りで何人も見てきました。日本人と完璧に絡むな、というのとは全然違いますが、自分の留学の目標を忘れずに、最初にそのあたりの覚悟はしてきてほしいなと思います。
2つ目は、自分が好きなことを中心に積極的にいろいろな経験をすることです。特に1年間留学の場合、持てる時間は限られています。なんでもいいからいろいろなことをすることが充実の鍵だと私は信じています。小さなチャンスを最大限に生かしてください(笑)!
最後に、留学していれば必ず思うようにいかないことや悩むことが出てきます。そういう時こそ「良い勉強をしてる」と思って、頑張って行けたらいいと思います。

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