IBPプログラム・ワシントン大学コース

1年間のアメリカ留学体験をアピールし、外資系投資銀行の内定を獲得

留学期間:2009年4月〜2010年3月(UW40期)
留学先:IBPプログラム・ワシントン大学コース
インターン先:Media Lead (メディア)

1988年生まれ、兵庫県出身。一橋大学3年次に休学し、IBPワシントン大学へ1年間留学。帰国後、就職活動をスタートし、外資系投資銀行の内定を獲得した。


自転車旅行で、友人とサンフランシスコに到着した時の写真

UWのハスキースタジアムで、IBPのMayu、Yukiko、寮のアメリカ人の友人とでアメフトを観戦

寮のアメリカ人の友人たちとカナダ旅行

オリンピック国立公園へ、韓国と台湾の友人たちとドライブ

授業中の自分のプレゼン姿

Q:IBP参加の動機を教えて下さい。

A:この先何か海外でチャンスがあった時に「語学ができない」という理由であきらめたくない、いつでも海外へ行けるようにフットワークを軽くしたい、というのが大きな理由でした。IBPに参加したのは、アメリカの大学に行けること、奨学金制度があること、の2点が魅力的だったからです。プログラムの中でUWコースを選択したのは、UWのレベルの高さやネームバリューに加え、キャンパスの美しさが決め手でした。

Q:留学して、日本の大学と違いを一番感じた点はどんなところでしたか?

A:授業に双方向性を持たせようという意図が、アメリカではより強く感じられました。また、広範な基礎知識の習得を重視する姿勢が、担当教授の専門分野を掘り下げる傾向のある日本の大学と対照的に映りました。現地の大学生と話していても、基礎理論を学ぶために膨大な読書量を求められ、大変そうでした。

Q:1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?

A:フットワークを軽くしたいというのが動機でしたので、少なくとも英語や異文化といったものに対する苦手意識を払拭したいと思っていました。

Q:留学中、勉強以外に熱中していたことはありますか?

A:夏休みを利用して、友人と2人で、UWのあるシアトルからサンフランシスコまでの約1500kmを自転車で旅しました。毎日野宿をして、野犬に追いかけられて泣きそうになりながらこぎ続けました。トラブル続きのタフな旅でしたが、場所によって人柄も地理も異なる、広い“United States”を肌で感じることができ、良い思い出となりました。

Q:インターン体験について教えて下さい。

A:Media Leadという、社員5、6人のITベンチャーでインターンをしました。インターンを始めた時期に、社内でBluZingerという新会社が立ち上がったばかりだったので、西海岸でのスタートアップの雰囲気を体験できると考え、ここをインターン先に選びました。

Q:インターン先での具体的な仕事内容は?

A:事務作業と営業活動の補助が主な仕事でした。具体的には、プロダクトである携帯向けゲームの在庫を管理したり、営業先について回ってヒヤリングを手伝ったり、といったものでした。

Q:インターン中にどんな壁にぶつかりましたか?

A:インターン生によくしてくれていた上司が、ある日失踪しました。机の上には「I'm done. Good bye.」とだけ書かれた紙が置かれ、金庫の中身が持ち逃げされていました。臨時で雇った契約社員とのことでしたが、名前も住所も偽っていたことが発覚。警察沙汰に発展しました。この事件で、ベンチャーは人材が命、という言葉に感じ入るとともに、大きなショックを受けました。

Q:インターン体験によって得たものは?

A:当初、英語でインターン、ということに多少なりとも不安を抱いていました。しかしビジネスの場合は会話の文脈が限られており、しっかりと学べば対処しうるのだということが分かり、英語学習のモチベーションにつながりました。

Q:現地での滞在方法は?

A:留学前半は大学の寮で、アメリカ人2人・中国人1人と相部屋で暮らしました。寮の契約が切れた残り半年は、アメリカ人6人が住むシェアハウスに住みました。シェアハウスには老若男女さまざまな人が住んでおり、面白かったです。とても古い家で、ドアノブが壊れて深夜にトイレに閉じ込められてしまったことがあったのですが、必死に叫び、70歳前後のおじいさん2人に助けてもらいました。

Q:IBPの体験によって、価値観の変化などはありましたか?

A:未知の局面に接したことで、物事に対して、以前よりもどっしりと構えられるようになったと思います。

Q:就職活動はいつ頃から、どのように行いましたか?

A:春に帰国し、夏のインターンに応募することから始め、年初に内定を頂きました。就職活動では、1年間のアメリカ留学経験は一定の保証になりました。自転車旅行や授業で行ったプレゼンの話も、面接での受けが良かったです。

Q:内定を獲得された会社について教えてください。

A:外資系投資銀行(M&Aのアドバイザリー業務等)です。英語力が求められる職場なので、留学経験を活かせればと思っています。

Q:振り返って、IBP留学はどんな意味があったと思いますか?

A:今までの日常から離れた環境で、いろいろな価値観と触れ合い、時には衝突し、1年間かけて自分を見つめ直すことができる良い機会でした

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:まずはこれからの職場で、プロフェッショナルに少しでも近づけるよう精進したいと思います。ただ同時に、何か機会が訪れたときにアクションを起こせるフレキシビリティを、常に持ち合わせたいと考えます。

Q:IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

A:留学の意義を考えたり、コストベネフィットを勘案することも重要ですが、最後は直感的な「エイヤ!」の思い切りが、人生を変えうるのだと思います。

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