オーストラリア大学留学

大学では航空工学を専攻
将来は飛行機の開発に携わりたい

留学期間:2005年1月〜留学中
留学先:ウーロンゴンカレッジ(ウーロンゴン)、RMIT大学(メルボルン)

1987年生まれ、埼玉県出身。日本の高校在学中に、オーストラリア・キャンベラのレークジニンデラ高校に留学。卒業後、NSW州にあるウーロンゴンカレッジにてファンデーションコースに進学し、現在はRMIT大学で航空工学を専攻。


飛行機のデザインや素材工学の授業がおもしろい

ファンデーションのグラジュエーションです

大学でテニスをしているところ。ワールドカップの時で、この服で街を歩くと声を掛けられ、盛り上がりました!

フィリップ島に行く途中、動物園で蛇にからまれる

授業でグループの仲間と飛行機のデザインから製作、飛行をしました

製作した飛行機。テスト前の最終確認と補強

Q:ウーロンゴンカレッジのファンデーションコースでは、具体的にどんな勉強をしましたか?

A:工学、サイエンスを専攻していたので、数学、化学、物理を筆頭に、コンピューター、英語など、大学で必須の内容を履修しました。ファンデーションでの授業は、たとえば数学は電卓を使って、実際に起こりえる問題を解きます。化学、物理は実験もあり、大学で勉強する内容の基盤を勉強します。

Q:中でも特に役立ったファンデーションの時の授業は?

A:数学、物理などはもちろん役に立ちますが、コンピューターが意外と役に立ちました。コンピューターの授業はエクセルとワードの使い方を学ぶのですが、大学でレポートを書くときに、必須になります。実験などの結果を数字に表わし、表に起こしてグラフを書くことがあるので、特に役に立った授業だと思います。

Q:RMIT大学を選択した理由を教えて下さい。

A:オーストラリアで当時、航空工学を勉強できる大学は7校あったのですが、そのうちNSW大学とRMIT大学の2校が特に航空工学に強く、RMIT大学は宇宙ではなく、飛行機の分野に力を入れているので、RMIT大学にしました。

Q:航空宇宙工学を専攻されているそうですが、履修しているのはどんな科目ですか?

A:数学、物理全般はもちろん、他に素材工学、飛行機のシステムの仕組み、飛行機のデザインと飛行機の形状などです。飛行機が好きな人には楽しい学科だと思います。

Q:特に興味を持って取り組んでいる授業の内容を教えて下さい

A:素材工学に興味があり、時間を割いて取り組んでいました。飛行機は丈夫でないといといけません。その上、軽く、エンジン回りなど熱に強くないといけません。そこで、どの素材を使用するのか、強度はどれぐらい必要なのかについて、実験も交えながら学ぶので、興味を持って楽しく勉強していました。飛行機のデザインも楽しい授業です。

Q:教室を離れ、キャンパス外で行う授業などはありますか?

A:毎年メルボルンで開催される航空ショーに参加します。会場では、第一次政界大戦から近代の飛行機までを見ることができます。会社のブースなどを見ることもできるので良い経験です。航空ショーを見学する前に課題を渡され、見回りながら課題をこなしていきました

Q:これまでどんな課題に苦労しましたか?

A:1.65倍。専門科目が増えるので、その分覚えることが多く、内容もディープなので、教科によっては参考書を数回読み返さないと理解できません。

Q:現在の目標は?

A:RMIT大学がインターンシップをできる会社を数社、学生に紹介してくれる予定なのですが、成績が良くないと選考で落とされてしまうので、悔いのないように勉強するのが、現在の目標です。

Q:卒業後の進路についてはどうお考えですか?

A:日本の航空産業が飛躍してきているので、日本で就職をしようかと考えています。しかし、チャンスがあればどこの国で働いてもいいと思っています。

Q:将来の夢を教えて下さい。

A:ボーイング社のジャンボジェットが日本の空で大活躍していましたが、新しい飛行機の波に押されて後退しました。僕はこの新しい飛行機の開発、生産に携われる人間になれるよう、夢に向かってテイクオフしていきたいです。

Q:これから高校および大学留学を目指す人たちへ、アドバイスをお願いします。

A:留学する人が年々減っているそうですが、思い切って日本を飛び出し、高校、大学留学をするとその間でいろいろなことが学べます。勉強だけではなく、身の回りの生活だったり、国の違いだったり、本当にさまざまなことが学べます。勉強する内容は濃く、すべて英語で大変ですが、やってきた分が自分に帰ってきます。頑張ってください。

Q:ICCのサポートについて、ご意見をお願いします。

A:高校留学からスタートして7年が経過しますが、今でもICCとは関係があり、良くしていただいています。初めての留学で右も左もわからない僕にとって、現地にICCカウンセラーがいることが心強かったのを覚えています。メルボルンにもオフィスがあるので、何かあれば相談できるので助かります。

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