IBPプログラム・ベルビューカレッジコース

インターン先の新聞社で、東北大震災の記事を執筆
悩みながら書いた記事が新聞の1面に掲載されました

留学期間:2010年4月〜2011年3月(BC42期)
留学先:IBPプログラム・ベルビューカレッジコース
インターン先:Japan Pacific Publications(出版社)、Northwest Asian Weekly(新聞社)

1990年生まれ、大阪府出身。神戸大学3年生の時に休学し、IBPベルビューカレッジへ1年間留学。インターンシップは、Japan Pacific PublicationsとNorthwest Asian Weeklyの2社で体験。帰国後に就職活動を始め、NTTコミニュケーションズから内定を獲得した。


留学前後でTOEICが310スコアもアップ!

大学主催のキャンプに参加しました

クリスマスにホストファミリーの親戚が集まってお菓子の家を作りました

ディベート部で大会に出場

IBP卒業式にホストマザーと

インターンシップをしていた時に、空中ブランコ体験教室の取材をしました

Q:休学してプログラムに参加しようと思ったのはなぜですか?

A:留学に行くことが大学生活の一番の達成したい目標で、アルバイトをして資金が貯まったのを機に留学を決めました。せっかく留学するならさまざまなことを経験したいと思い、自分次第で有意義な留学生活を送ることができるIBPプログラムを選びました。サークルの先輩がIBPプログラム卒業者で、先輩から話を聞いたのもきっかけの一つです。

Q:BCコースを選択した理由は?

A:留学先にアメリカを選んだ理由は3つ。1つ目は大学での専門分野がアメリカ文学であること。2つ目は企業の数が多く、経営学が盛んなこと。3つ目は世界中の国から留学生が集まるので、より多くの価値観に触れることができるからです。アメリカの中でもBCコースにしたのは、選べる授業の種類が多く、私の希望していたアメリカ文学を学べるフィールドだったからです。現地の学生と一緒に授業を受けられることも1つの理由でした。

Q:日本の大学との違いを一番感じた点は?

A:アメリカ文学の授業では、常に机を円形に並べたディスカッション形式でした。そのため日々の予習と授業中の積極的な発言を求められ、とても刺激的でした。日本では講義が一般的ですが、アメリカでは座っているだけでは授業に参加しているとはみなされません。グループワークが多いことも日本の大学と違う点です。

Q:1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?

A:語学力としてTOEIC900以上、勉強面でアメリカ文学のさらなる理解、生活面で貪欲に留学でしかできないさまざまな経験をすることです。それに加えて、帰国後の就職活動も踏まえて、自分の未来像を形成することです。

Q:留学の前後で語学力はどれくらいアップしましたか?

A:留学前のTOEICが600で帰国後のTOEICが910。留学によって310スコアをアップさせることができました。現地でしかできない語学力アップの方法として、友達を作ってたくさん話し、リスニングとスピーキングを鍛えました。同じバス停の人と話したり、食堂で友達を作ったり、部活動に参加したり、地域のスポーツセンターに通ったり、ボランティアに参加したり、さまざまな方法で話す機会を作りました。

Q:特に印象に残っている授業は?

A:マーケティングの授業です。マーケティングの知識が一切ない状態で受講しましたが、一定の知識を身に付けることができました。最終授業日にグループによるプレゼンテーションがあるのですが、それに向けて週に1回グループメンバーでミーティングしていました。そのおかげでグループメンバーとは仲良くなり、みんなの家に遊びに行ったりしました。

Q:勉強以外に熱中していたことはありますか?

A:ベルビューカレッジ内の部活動です。ディベート部やコミュニケーション部、バイブル研究会などに所属していました。特にディベート部では泊まりがけでディベート大会に参加したり、メンバーとホームパーティに参加したりとさまざまな思い出があります。

Q:インターン体験について教えて下さい。

A:Japan Pacific Publicationsという出版社と、Northwest Asian Weeklyという新聞社の2社でインターンを行いました。Japan Pacific Publicationsでは、主にHTMLを用いたホームページの制作や翻訳を行っていました。取材に行って記事を書いたり、日本人向けのガイドブックの作成などもしていました。Northwest Asian Weeklyではひたすら新聞用の英文記事を書いていました。シアトル内で何かイベントがあれば出向いて写真を撮り、取材をして記事を書いていました。

Q:インターン中に壁にぶつかったことは?

A:インターン中に東北大震災が起こり、日本人留学生ということでその記事をすべて任されました。記事を書くにあたってアメリカの読者がどのような情報を求めているか、どのように情報を集めるべきかということに悩みました。テレビなどで流れている情報との差異を作り出すこと、またシアトルの地域新聞であることを踏まえて、インターネットで日本の情報を集めたり、日本人留学生にインタビューして、日本人留学生の気持ちに焦点をあてて記事を書きました。それが認められて記事は一面に掲載され、インターン生ながら達成感を感じることができました。

Q:インターン体験によって得たものはどんなことですか?

A:語学力や積極性、パソコンスキルなども身に付きましたが、なによりもビジネスレベルの英語や姿勢を求められている環境で活躍できたことで自信が得られました。

Q:IBPの体験によって、自分自身が変わったと思うところはありますか?

A:世界中の人々に出会ったことで、今後の仕事や生活において、世界を舞台にさまざまな人々と関わっていきたいと強く思うようになりました。今まで日本の大学というすごく限られたコミュニティーに属していたことを実感しました。世界は広くて面白い。だからこそ、そこに関わり続けていたいと思います。

Q:就職活動はいつ頃から、どのように行いましたか?

A:帰国して4月に大学3年生に復学し、夏休みにインターンシップに参加しましたが、本格的にセミナーなどに参加して就職活動を始めたのは3年生の12月からです。3年生の4月に復学したので、就職活動に遅れを取ったと感じることはありませんでした。

Q:就職予定の仕事に、留学やインターンの経験がどのように役立つと思いますか?

A:英語で行われる研修があるので、留学時に身に付けた語学力と自分から意見を述べる積極性は大いに役立つと思います。また仕事では海外出張や海外駐在の機会がよく与えられます。実際にアメリカでのインターン経験があることでそのチャンスに向かって、自信を持って挑戦できると思います。

Q: IBP留学は隅野さんにとって、どんな意味があったと思いますか?

A:努力、喜び、苦労、楽しみ、挑戦、さまざまなことを凝縮した最高の1年間でした。言葉で言い表せないほど素晴らしく、世界中の友達、役立つスキル、数えきれないほどの思い出を得ることができました。留学に行ったことによって、私の大学生活は何倍も充実したものになったと思います。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:今までは留学を目標として頑張ってきましたが、これからは留学の経験を活かして、仕事で活躍することを目標に頑張っていきたいです。通信のプロとして企業のグローバル化を支え、機会があれば海外駐在に行けたらなと思っています。

Q:IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

A:留学中には大変なこともありますが、行かなければ良かったと後悔したことは一度もありません。少しでも行きたい気持ちがあるならば、挑戦すべきだと私は思います。しかし実のある留学生活にするかどうかは自分の努力次第です。長いようで短い1年間、しかし得られるものは一生ものです。1日、1日を大切に頑張ってください。

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