エアライン留学プログラム

留学前と比べて、約200点アップ
TOEICのスコアが飛躍的に伸びました

参加コース:エアライン留学プログラム(シアトル9ヶ月コース)
留学期間:2008年10月〜2009年7月
インターン先:シアトル・タコマ国際空港

1985年生まれ、愛知県出身。中央大学卒業後、エアラインプログラムに参加し、シアトル・タコマ国際空港でインターンを体験。帰国後は、外資系グランドハンドリング会社に就職し、カスタマーサービスの仕事に従事している。


帰国後は、空港グランドスタッフの仕事に就く


友人とドライブで行ったgasworks park


語学学校の卒業式。学校のそばのレストランにて


空港のボランティア10周年記念パーティーに招待していただきました


AIPの授業で行ったFuture of flightコックピットの模型の中です


Japanese gardenにて

Q:留学前の経歴を教えてください

A:大学では国際政策文化を学んでいましたが、私の学部ではTOEFLやTOEICの基準点があって、それを超えないと進級できないシステムだったのでかなり努力しました。帰国子女や留学経験がある同級生が大勢いて、留学への興味が高まりました。航空系の電話応対やホテル・結婚式場での接客の仕事もして、一流の対応が求められる場所で働くことにやりがいを感じることができました。

Q:AIP留学を決意したきっかけを教えてください。

A:新卒での就職活動中から航空業界を受験していたのですが、自信が持てずに悩んでいました。面接で「自己PRをしてください」と尋ねられるたびに、うまく答えられなくて落ち込んでしまうほどでした。それ以前から留学にはずっと興味があったのですが、雑誌「エアステージ」でAIPの広告を見て海外の空港でインターンができるプログラムがあることを知り、これなら自信に繋がるのではないかと感じたのがきっかけです。調べていく中で、学校でもカスタマーサービスが学べて、短期間で国際的な環境での接客スキルが効率的に身につけられるプログラムだと確信し、参加を決意しました。

Q:留学中、最も役に立った授業は何でしたか?

A:インターンの面接前に、レジュメの書き方から英語面接の受け答え、握手の仕方まで丁寧に指導していただきました。課題のレジュメが先生の添削で真っ黒になるほどでした。正直に言ってとても大変でしたが、今の会社に書類を提出するときに大変参考になりました。接客英語や道案内の仕方の言い回し等はインターンですぐに役に立てることができました。語学学校では、フィールドトリップやBBQ等のイベントも多くて楽しかったです。

Q:TOEICのスコアが飛躍的に伸びたそうですが、どのように語学力を磨いたのでしょうか。

A:留学前と比べて200点ほどアップし、925点をとることができました。リスニングは生活する上で自然と身につくものですが、リーディングは積極的に取り組まないとなかなか伸びないと思います。そのために日本から持参した参考書を読んだり、通学のバスの中で任天堂DSのTOEICのソフトで勉強することにハマっていました。苦手な文法は日本語で理解し、語学学校の先生方やアメリカ人の友人と話す時に、覚えた文法を使って会話するようにしていました。勉強したことを実際に言語として使ってみるとうまく通じたときにとても励みになるし、最初は日本語で理解していた文法でも、繰り返し使ううちに英語のままで理解できるようになります。映画が大好きなので、字幕と台詞を照らし合わせて英語独特の言い回しをノートにまとめたりもしました。

Q:インターンはどちらで体験しましたか。

A:シアトルタコマインターナショナルエアポートでインターンさせていただきました。仕事内容は空港内での道案内や施設案内が主です。国際線出口に立ってお客様にバゲッジクレームの場所を案内する時、英語で大声でご案内する必要がありました。最初はとても恥ずかしかったのですが、お客様にありがとうと言っていただくことで序々に自信をつけることができました。また、出迎えの家族や友人の方への対応には苦労しました。2時間以上家族を待っていて感情的になっている方に、入国審査や税関が混んでいること等、冷静に説明しなければならなかったからです。英語でお客様を説得する経験はなかったのでとても勉強になりました。

Q:インターンで得たものはどんなことでしたか?

A:たくさんありますが、最初に思い浮かぶのは積極性です。あくまでもボランティアなので、自分から動かないと何もしなくても時間は過ぎていってしまいます。お客様に自分から話しかけたり、社員の方に何かできることはないか尋ねたりするよう心掛けていました。また、こちらが英語のネイティブだと思って話しかけてくるお客様がほとんどなので、手加減なしの生の英語に触れることができました。

Q:就職活動はいつ頃から、どのように行いましたか。

A:新卒での参加で社会経験もあまりないので、希望する仕事に就けるのかとても不安でした。帰国前からリクナビ等の就職サイトをチェックしていましたが、不況の影響で求人が少ないのが悩みの種でした。帰国後は今できることを精一杯やろうという気持ちで、航空業界だけでなく、英会話講師、アパレルや化粧品会社の販売職にエントリーしましたが、幸運にも面接2社目で空港グランドスタッフとして内定をいただくことができました。

Q:AIP体験は就職に有利だったでしょうか?

A:とても有利だったと思います。面接では留学生活、特に空港でのインターンで得たことを中心にお話しました。面接官の方にも英語での接客経験があることに興味を持っていただけたと思います。また、以前とは違って自分に自信を持って面接に挑めたことが良かったのかなと感じています。「イチロー観てきたの?」と面接中に尋ねられ、場が和んだことをよく覚えています。

Q:現在のお勤め先での具体的な仕事内容を教えてください。

A:外資系のグランドハンドリング会社でカスタマーサービスの仕事をしています。トレーニングのテキストが全て英語で書かれていたのですが、抵抗無く進められました。また海外からのお客様に無理なく対応することができた時、留学して本当に良かったと感じます。今はAIPの授業で使った接客英語のプリントを見直して、より丁寧に対応できるよう心がけています。まだまだ覚えることばかりですが、とても楽しいです。早く一人前になれるよう努力していきたいです。

Q:留学時代の同期生の人たちとは現在でも交流がありますか?

A:同期のAIP生は私を含め2人だけでした。出身が一緒の県で離れ離れになったという感じはあまりしないのですが、メールで近況報告しあっています。留学中は励ましあったり、愚痴りあったり、戦友みたいな感じでした。一緒にポートランドやアウトレットモールに行ったり、学校後にはよくお茶しに行っていました。私と同じ目標を持っている、とても行動力のある社交的な方で、いい影響を受けたと感謝しています。

Q:振り返ってみて、AIP留学がその後のキャリアにどのように影響しているとお考えですか?

A:インターンを通じて航空業界で働きたいという気持ちを再確認し、キャリアビジョンを明確にすることができました。また、自分の置かれている状況に常に感謝するようになりました。留学中、日本に帰りたいと感じた時は支えてくれる両親のことを考えるようにしていました。長年の夢だった留学ができたこと、アメリカの空港でインターンができたこと、今空港でグランドスタッフをしていること、全て自分ひとりでは叶えられないものでした。仕事をする上でくじけそうになった時には、この気持ちを思い出したいです。AIP留学を通じて得られた感謝の心や積極性や向上心は、今後、仕事だけではなく、人生においても宝物になると感じています。

Q:今後の目標を教えてください。

A:海外からのお客様は、VISAなどのさまざまな事情を抱えており、そんな方を安心させられるような語学力と知識を身につけていきたいです。どんな状況でも対応できるようなグランドスタッフになるのが今の私の目標です。また、中国語の必要性を感じるので、仕事に慣れて少し余裕が出来たら勉強しようと考えています。

Q:AIP参加希望者に向けて、アドバイスをお願いします。

A:今の「留学したい」という強い想いを忘れずに大切にしてください。その気持ちが留学中の原動力になると思います。AIPの特徴は空港インターンを前提にしていること、またそれによって同じ目標を持った同期と出会えることです。また、9ヶ月という期間もちょうどいいのではないでしょうか。限られた時間の中で精一杯やれることをやれば、日本に戻った時に語学だけではなく、一回り成長した自分に満足できると思います。頑張ってくださいね!

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