IBPプログラム・ウエストミンスター大学

ロンドンでの留学をきっかけにしてワイン業界への転職に成功

留学期間:2011年9月〜2012年8月
留学先:IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース
インターン先:Isake(日本酒の輸入・販売)

三重県出身。大阪外国語大学を卒業後、通信系の会社に入社。5年間勤務ののち、退社してIBPプログラム英国に参加する。インターンシップ先は、Isake。現在は、五反田にあるワインの輸入の会社に勤務。


インターン体験を通して、帰国後の仕事のイメージが固まった

フランスでメドックマラソンに挑戦!ワインを飲みながら走ります

大好きなビックベンを背景にイベントで日本酒の試飲プロモーション

ICCの仲間が誕生日パーティーを開いてくれました

バイト先にて閉店後メンバーとプチパーティー

オリンピックイヤー!なでしこジャパンの決勝戦を観に行きました

酒ソムリエ養成講座にて一部講義を担当させて頂きました

Q:留学前はどんなお仕事を、何年くらいされていましたか?

A:パソコン周辺機器メーカーで約5年間営業として働いていました。法人営業部に配属され、大手商社がお客様でした。

Q:仕事を辞めて、留学しようと思ったきっかけを教えてください。

A:IBPの存在を知ったのは大学生の時で、いつか絶対留学したいと思っていました。就職してからは、営業という仕事に魅力を感じていたものの、業界としてもっと自分の興味は別にあるのではないかと感じ、留学してキャリアチェンジしたいと考えるようになりました。

Q:英国コースを選択した理由は?

A:昔からヨーロッパが好きで、大学時代もよくヨーロッパを旅行していました。中でも、今と昔が融合したロンドンの雰囲気が好きで、長期で住みたいと思っていました。また、ワインの勉強がしたかったので、周辺ヨーロッパを始め、世界中のワインが集まってくるワインビジネスの中心地という意味でもロンドンは魅力的でした。

Q:1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?

A:英語力アップと、帰国後にアルコール業界へ転職できるような経験や知識をつけることでした。

Q:語学力アップのために、どんな工夫、努力をしましたか?

A:アウトプットの場を増やすために、大学でコーラス部に入ったり、バイトをしたり、現地のワイン教室に参加したりと、積極的に外に出るようにしました。TOEICは560点から870点まで上がりました(まだ十分とは言えませんが)。リスニングはほぼ満点だったのですが、リーディングで点数を落としていたのでもっとそちらの対策もしておけば良かったなと今では思います…

Q:留学先で特に印象に残っている授業はどんな内容でしたか?

A:1学期に受けたビジネストレーニングが役立ちました。英語での面接やプレゼンのやり方、電話のかけ方と受け方などを学び、各項目の最後にはテストが実施され、実践的にトレーニングして頂けたので、自信を持ってインターンシップに臨むことができました。

Q:インターン体験について教えてください。

A:ISAKE INTERNATIONAL(ISAKE)という日本酒の輸入・販売を行う会社でインターンをしました。この会社を立ち上げた日本人とフランス人の2人が「Sake Sommelier Association(SSA)」という日本酒を世界に広めるための非営利団体の活動も行っていたので、そちらの手伝いもしていました。アルコール業界で働く経験を得たかったことと、上司2人が素晴らしい経歴の持ち主だったので、その2人の下で働きたいと思ったことが選択理由です。実際、期待以上の経験をさせて頂けたと思っております。

Q:インターン先での林さんの仕事内容を教えてください。

A:ISAKEの方ではデパートでの試飲販売、資料作成など。SSAの方では日本の酒造会社のリサーチやメールのやりとり、酒ソムリエ養成講座の準備や当日の手伝いなどです。ワインの個人コンサルタントも行っているフランス人の上司に、ワインに興味があることを伝えてからはワイン関係の手伝いもさせて頂きました。

Q:インターン中にどんな壁にぶつかりましたか。

A:同じ職場に英語が堪能な日本人のアルバイトの方がいたのですが、彼がしっかり自分の意見を英語で伝えて活躍している姿を見て、上手く英語の話せない自分が情けなくなり泣いてしまったことがありました。それにビックリした上司が話をちゃんと聞いてくれ、私の仕事がどれだけ助かっているかを真剣に話して下さったおかげで、自信を取り戻すことができました。それ以降、「どこで自分のパフォーマンスを出すか」をより考え、行動するように心がけました。

Q:働き方や仕事の進め方などで、印象的だったできごとはありましたか?

A:日本では大きな組織の中で働いていたので、インターン先のような社員が上司2名だけという、すべてを自分たちが決めて何から何まで全部やるような環境が新鮮でした。アイデアや人脈というものが、ビジネスにおいてどれほど大切なのかを実際に見て学ぶことができました。お金や利益よりも、自分たちの信念や楽しさを優先して仕事を選んでいく上司の姿も印象に残っています。

Q:インターン体験によって得たものはどんなことですか?

A:アルコール業界で働き始めてから出会った人たちの、お酒の造詣の深さに刺激を受けたことで、よりこの業界への興味が深まり、関わりたいと思うようになりました。インターンを行うまでは「好きを仕事にする」ことへの若干の不安はあったのですが、このインターンを行ったことで、帰国後もお酒に関わる仕事に就くという決心を固めることができました。

Q:IBPの体験によって、価値観の変化などはありましたか?

A:留学前まで漠然と、「英語ができないといけない」という強迫観念と共に「全然できないから駄目だ」という苦手意識も同時につきまとうような状態でした。でも1年間ロンドンに住み、IBPでいろいろな経験をしたことで英語を「道具」として認識できるようになりました。英語を読むのが苦じゃなくなり、相手の話がわからなければちゃんと聞き返すことができ、多少間違っていても、とにかく自分の英語で伝えようとする姿勢が身に付いたのは、留学という経験ならではだったと思います。

Q:いつ頃から就職活動を始めましたか?

A:帰国の1か月ほど前から転職サイトの求人をチェックし、興味のある企業にエントリーを始めました。帰国後はさらに人材紹介会社を通して紹介してもらい、書類選考、面接を経て、帰国後2か月程で内定が決まりました。最初からワインのインポーターに絞って就活をしていたので、志望動機や留学経験のアピールにもあまりブレがなく、効率良く進められたと思います。

Q:お勤め先の仕事内容を教えてください。

A:ファインズという高級ワインのインポーターで営業として働いています。ワインショップやデパートがお客様なので、ワインのご紹介や売り場展開のご提案などを行っています。

Q:再就職の際に、IBP留学が有利に働いたと感じたことはありますか?

A:ワインを専門にする会社ばかり受けていたので、ワインとの関わりをかなり聞かれました。前職ではまったく関わりがなかったので、IBP留学中に各国のワイナリーをまわったことや、インターンの経験というのはアピールになりました。またインポーターは海外との関わりも深いので、留学で得た実践で使える英語力も有利に働いたと思います。

Q:お仕事をしている中で、留学&インターン体験はどのようにいかされていると思いますか?

A:留学によって、自分で考えて行動する主体性が以前よりも増したので、新しい環境で  もちゃんと自分の意見を述べ、積極的に動けていると思います。たまに英語で電話がかかってくるのですが、授業やインターンの経験を思い出しながら落ち着いて対応できています。

Q:ICCのサポートについて感想をお聞かせください。

A:日本では、担当の甲斐さんに長い間お世話になりました。留学を無理強いすることもなく、私の気持ちや環境が整うまでずっと相談に乗り続けて下さったおかげで、ベストなタイミングで留学に旅立てました。また、現地でも利恵子さんはじめ、ICC現地オフィスのスタッフの方々がしっかりサポートして下さったので、生活面でも勉強面でも安心して日々を送ることができました。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:仕事の中で、生産者の来日や海外ワイナリーへの訪問の機会があるので、その機会を活かせるだけのワイン知識を早く身につけたいです。今の私の知識では、生産者の方と深い話はできません。語学だけできてもしょうがないということを痛感するので、ちゃんとこの業界の知識や経験を携えたうえで海外の生産者と交流し、彼らがワインに込めた思いや愛情を正しく消費者に伝えられるような営業になりたいと思います。

Q:IBP参加希望者へのアドバイスをお願いします。

A:IBPはとても自由度の高い留学なので、その分、参加者の目標や現地での過ごし方で留学生活の充実度も大幅に変わってくると思います。できるだけ、自分の目的や目標を明確にした上での参加をおすすめします。私は「ロンドンに住んでいる」という事実だけで毎日幸せで、素晴らしい出会いに恵まれて成長できました。「行きたい」という気持ちを持っている方には、とにかく飛び込んでみてほしいと思います。

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