短期海外インターンシップ

ショッピングモールのコンシェルジュデスクでインターン
英語での接客を体験した

参加コース:シアトルインターンシップ
留学期間:2010年8月23日〜9月20日
インターン先:Pacific Place(ショッピングモールのコンシェルジュデスク)

1988年生まれ、群馬県出身。横浜市立大学(起業戦略コース)3年次の夏休みにインターンシッププログラムに参加。1ヶ月間に渡って一流ブランドショップやレストラン、シネマコンプレックスなどを擁するショッピングモールのコンシェルジュデスクでインターンを経験した。


「意識を高く持って最善を尽くす」ことがインターン成功の鍵

Q:海外インターンを体験しようと思った理由は?

A:スピーキングの能力を上げたいと思ったからです。スカイプや英会話といった選択肢もありましたが、実際に現地に足を運んで英語に囲まれるような環境に身を置きたいと考えました。インターン先には、できるだけ英語に触れて会話の多い職場を望んでいました。

Q:インターン先について教えてください。

A:シアトルにあるPacific Placeというショッピングモールです。そこで、コンシェルジュとしてエントランス部分で働きました。

Q:具体的には、どんな仕事をしたのですか?

A:主な内容としては、モール内及びダウンタウンの案内です。お客様に店舗の案内をしたり、観光客も多かったので街案内もしました。初めは、店舗のこともダウンタウンのこともほとんどわからなかったので、ダウンタウンやモール内のテナントを回って、そこで用意されている簡単な課題をこなしていく、という作業をやって少しずつ覚えていきました。休日は観光も兼ねてダウンタウンを回ったりしてので、シアトルに来て3日ほどで人に案内できるくらいにはなりました。
また、ダウンタウン内のホテルに、ショッピングモールのパンフレットを配布。多い時には1日で20軒のホテルに出向きました。昼間の熱い時間にスーツでダウンタウンを歩き回るのは体力的に大変だったので、いかに最短ルートで配りきるか、ということを考えていました。

Q:インターン先ではどの程度の英語力が必要でしたか?

A:ネイティブの人と普通に会話が成り立つ程度でしょうか。ただ、コンシェルジュという仕事上、人に説明をするという場面が多かったので、簡単な単語でも自分の頭の中で出来るだけ相手にわかりやすく組み立てて言葉にする能力が大切でした。

Q:インターンをする中で苦労したことは?

A:上司の要求を勘違いして解釈したり、お客様に正確な場所を伝えられなかったりと、気合だけでは解決できない、英語力や経験の不足からくる失敗を何度もしました。何度か自信をなくしそうになったりもしましたが、同じ失敗をしないよう、周りの仲間に間違えた部分を尋ねて、お客様や上司に再度話しかけていくようにしました。失敗を怖がって英語を使う機会を失ってしまうことは凄くもったいないと思っていたので、失敗によって意識と意欲が低下しないように必死でした。

Q:インターン中の印象的だった出来事を教えてください。

A:暇な日は予定時間の3時間前でも帰ってよい、と言われたことです。「まだやりたい」と主張しても「なんで?」と不思議がられました。

Q:インターン体験で得たスキルはどんなことですか?

A:英語で会話する際、頭の中で一度日本語に訳してから英語にする、という作業をしなくなったことです。まだ完璧ではないですが、帰ってきてTOEICなどを解いている時に問題を解くスピードが速くなっていて、それを実感しました。

Q:インターン体験によってご自身が成長・変化したと思うのはどんなところですか?

A:短い間でしたが、「異なる文化」を肌で感じられたことで、視野が広がったということです。
例えば、日本では仕事のスキルを上げるため、働き始めは自分の時間を削ってでも努力していくような姿勢が良いものとされがちですが、少なくとも僕の出会ったアメリカの人たちは、そういった考え方はありませんでした。その代わり、彼らは皆家族や友人との関係を大変大切にしていました。そういった事から、社会に出た時に、ただ熱心に働くのではなく、ワークライフバランスについても考えるようになりました。

Q:海外インターンは自分にとってどんな意味があったと思いますか?

A:アメリカに行って感じた事はここでは語り尽くせないほどたくさんありますが、それが意味を持つのは経験が形をなした時だと思います。この先、仕事でも結婚でも何かを経験して、今回の事が形になった時に、単純にTOEICの点数とは違った、もっと大きな意味を持つと良いな、と思います。

Q:海外インターン体験は就活に有利に働くと思いますか?

A:今では多くの人が経験している事なので、特に有利でもないと思います。ただ、現地で、拙い英語ながら自分から能動的に動けた事は、アピールしていきたい点です。

Q:卒業後の仕事の展望や将来の夢を教えてください。

A:まだどんな事をするのかは分かりませんが、今回のインターンで、海外で自分から積極的に動いてまわれていたので、そういった自分の積極的な点を仕事でも活かして、国内、国外を問わず活躍していきたいです。

Q:海外インターン参加希望者に向けて、アドバイスをお願いします。

A:インターンや留学は当たり前になってきていて、行っただけでは何の自慢にも、得にもならなくなっています。大切なのは、自分で意識を高く持って最善を尽くす、ということではないでしょうか。もうひとつ大事なことは「インターンに行く前から努力する」ことです。インターンや留学に行ってから努力する、というのは「宿題は明日頑張ろう」とい言っているのとあまり変わらないと思います。今、日本でも普段の学生生活でも何らかの形で、努力している人が、インターンなどでも成長できると私は思います。それはインターンから帰ってきてからも同じです。何でも良いので、部活を頑張る、英語を頑張る、授業を頑張る、という事を今から「がむしゃらに」やっていきましょう。だんだんと自分のやりたいことが見えてきて、有意義なインターンを体験できるのではないかと思います。

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