エアライン留学プログラム

同じ志を持った仲間と一緒に活動し、長所短所を評価し合って、仕事に活かせた

参加コース:エアライン留学プログラム(シアトル9ヶ月コース)
留学期間:2010年4月〜2011年1月
インターン先:シアトル・タコマ国際空港

1987年生まれ、山形県出身。大学卒業後、エアラインプログラムに参加。帰国後は、成田空港の外資系ハンドリング会社へ就職。


Q:プログラムに参加した理由は?

A:日本での就職活動に疑問を感じ、行き詰まっていた頃に、もっといろいろな可能性に掛けてみたかったことと、以前から憧れていたエアライン業界での経験を積んでみたかったのが主な理由です。 アメリカエアラインでの体験を行なうにあたり、いくつかのエージェントの方とお話しさせて頂きましたが、ICCの今井さんなどが丁寧に対応してくださったり、次の就職に繋げる為に諸先輩方のお話を聞いたりして、一番雰囲気や将来性が高いものと考え、応募しました。

Q:AIP以前の留学経験を教えてください。

A:高校2年の夏休みを利用してオーストラリアへ3週間の語学留学、大学3年時にアメリカ・ウィスコンシン州のSt.Norbert Collegeへの中期留学を経験しました。オーストラリアではホームステイを通じて海外の文化や家族の繋がりを学び、そこで漠然と英語を使って仕事をしてみたいという思いが生まれました。ウィスコンシン州での留学は大学の寮生活を基本にしながら、高校の時には経験できなかった現地学生との深い付き合いやアカデミックな発音、文法の英語を学び、そうしたことがシアトルでの生活を大いに助けてくれました。

Q:プログラムの中で、特に役立ったと思う授業は?

A:授業では後期からMontana先生がAIP Classを担当してくださり、実際に空港へ行ってシミュレーション形式で会話や文法などを皆で勉強したことがすごく印象に残っています。実際にインターンの現場で仕事をする上で、自分たちの自信に繋がりました。

Q:インターン以外に何かボランティアをしましたか?

A:シアトル美術館でのボランティアを約半年間行いました。週2日勤務し、現地の芸大に通っている方や以前に美術館で働いていたご年配の方などと一緒にカウンター業務を担当しました。お客様との会話を楽しんだり、フリーの日には、同僚の方と一緒にパーティやバーなどに行って、プライベートな時間も楽しむ事ができました。

Q:インターンシップについて教えてください。

A:インターン先はPort of Seattle, Airport Volunteerです。ワシントン州が運営する空港で、週4日の業務でした。早い時は朝の6時からの勤務で、ダウンタウンから朝一番の電車で空港へ向かい、昼過ぎまで働きました。空港では、主に案内とPassenger control(4つある出国口への人の流れを調整する)を担当しました。

Q:インターンで苦労したことは?

A:空港内では仲間との協力体制を作ることがすごく必要です。インターン先では10名前後のメンバーと一緒に働きましたが、そのうち7名がAIPの同じクラスで、シアトルでの生活の大部分を共有してきました。そうした中で、個々に対して充分な理解を得られずに衝突してしまい、仕事を円滑に進められない時期がありました。しかし、最終的に話し合い、きちんと理解しあって仕事ができるように努力してきました。お互いを評価し合って、いい部分や悪い部分を見つけながら仕事ができ、すごくいい仲間に巡り会えたなと感じています。

Q:インターン体験で得たものとは?

A:空港で英語を使って働いたことで、自信がつきました。空港での問題、例えば補助が必要な方への対処方法や問題が起こった時に自分はどう考え、どう行動したかを明確にできる点は、就職活動においても有利だったと思います。

Q:就職活動はいつ頃からどのように行いましたか?

A:留学中は航空業の中でも、主にハンドリング会社を中心に情報収集し、説明会などの予約を入れました。シェアハウスのルームメイトに、同じAIPの子とエアライン専門学校から留学してシアトルで知り合った子がいたので、彼女たちと自己分析や企業の情報などをシェアしながら就職活動を進めて行きました。ICCの現地オフィスの板津さんにも英語の面接の練習などをして頂いて大変助かりました。 9月頃から企業の情報を集め、11月〜12月頃には、AIPの留学生同士でお互いの性格や行動傾向などを言い合ったりしました。その結果、面接での受け答え方も以前より論理的に話せるように変化したのかな、と評価しています。

Q:帰国後はどう活動されましたか?

A:大学4時に休学をしてインターンをしたので、新卒扱いで就職先を探しました。すぐに説明会を受けたり、エアライン以外でも面接練習として一般企業の面接や説明会を受けましたが、震災の影響もあり、思うように結果に繋がりませんでした。一般企業と違ってエアライン業界全体を見た時に、新卒よりも中途採用の幅が広かったため、9月卒業設定して新卒採用を4月から9月まで、その後、中途採用を目指して就職活動をしました。

Q:就職活動の際、AIPの体験が有利に働いたと思いますか?

A:就職活動をするにあたって面接や自己アピールの時間でシアトル空港での空港サービスを評価していただいたり、英語での接客業なども評価の対象として頂いたりした部分があります。また空港サービスの仕事で実際にどのような場面で自分はこう考えて行動した、という明確な事実を持っていたのが強みになりました。

Q:就職活動中によくチェックしていたメディアはありますか?

A:就職活動ではCREW NETを利用して採用情報を見ておりました。特に中途採用に移行してからは、このサイトからの情報がほとんどです。たまに新聞やエアステージなどの採用情報もチェックしました。紙媒体だけだと情報がちょっと遅く、説明会の予約が取れないことがあるので、ネットでの収集が一番おすすめです。

Q:AIPプログラムに参加してよかったと思う点は?

A:『英語でのサービスや航空業に携わりたい』という同じ方向性の人たちと一緒に活動できたのは大きな収穫でした。短い間でしたが同じ志を持った仲間とアメリカで一緒に活動したことで、生活面から自分の長所短所が分かって、それを仕事に活かすことができたり、他の人の英語の言い回しや癖などを理解して、助言したりすることがありました。

Q:ICCのサポートはいかがでしたか?

A:シアトルオフィスではいろいろとサポートしていただき、感謝しています。特に週3回の割合で面接の練習相手になってくださり、本番では緊張する事なく無事に終える事が出来ました。内定をいただいた会社の面接はすべて英語で行なわれましたので、シアトルオフィスでの練習経験が大いに役に立ったと思います。

Q:AIPの同期の人たちとは、どんな風に交流していますか?

A:成田と羽田に勤務している人たちとは、プライベートで月に1、2度ほど会っています。それ以外のメンバーとも、facebookやtwitterなどで情報交換をしたり、連絡を取り合っています。

Q:現在の勤務先での仕事内容を教えてください。

A:会社ではベトナム航空の到着と出発のゲートの担当しています。機体到着後にお客様をC.I.Qへ送り届ける仕事や、クルーのアシスト、出発時のゲートにおいて搭乗アナウンス、チケットとパスポートの確認などが中心です。覚える事がたくさんありますが、自分の夢でもありましたし、先輩や同僚の社員の方もとてもいい方なので、毎日充実しています。

Q:今後のお仕事の展望と将来の夢は?

A:できるだけ早く業務を覚えて、資格などを取得してみたいです。今はベトナム航空担当ですが、外資系キャリアのハンドリングをいくつもチームとして持っている会社なので、ベトナムをマスターできたら次のキャリアのハンドリングを担当して、さまざまな経験を積みたいと考えています。

Q:AIPプログラム参加を考えている人に向けて、アドバイスをお願いします。

A:勉強も大切ですが、シアトルの玄関口で働いている以上、オフの日などは街に出て遊ぶことも大切。シアトルを知ることで、街への行き方や宿泊先、遊ぶ場所など、お客様の質問に対応できるようになります。対応マニュアルもありますが、サービス業を目指す上で自分にしかできないサービスを見つけることは、自分を高める重要なものだと思います。チャンスはいろいろなところに転がっていますので、見逃さないセンスを身につけることが大切だと思います。

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