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飲料メーカーの一連の業務形態を学ぶことができ、大変貴重な経験となりました!

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名前:輿水 香里(こしみず かおり)さん
参加コース:ベトナムインターンシップ
留学期間:2015年3月〜
インターン先:日系大手飲料会社
経営学部 2年生(当時)
「傾聴力」と「責任感の強さ」を海外という異なる環境においても発揮して企業に貢献したい、という思いが強くあった

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プログラムに参加した理由は何ですか?

大学生活を半分終えた現在の自分の強みや能力がどれだけ組織(実務かつ海外)の中で発揮でき、何が自身の課題であるかを認識し、今後の学生生活に活かしたかったからです。

なぜベトナムを選択しましたか?

経済成長が著しく、今後日本企業の進出が更に進むとみられる東南アジア地域でインターンシップをしたいと考えていました。その中でも、大学の授業の一環であるビジネスプロジェクトを通して、ベトナムの経済状況や成長率、国民性について知識を得たため、実際の状況が見たいと思い、ベトナムでのインターンシップを希望しました。

インターン先ではどのような業務を行っていましたか?

今回、日系飲料メーカーの製造プランニング部門において、「原料資材発注の基準作り」という課題を与えて頂きました。これは、これまで行われていた発注に基準を設定することで、コストダウンを目指すというものです。基準の完成にむけて、まずは発注業務内容を直属の先輩を中心に教えて頂きました。業務内容を把握した後は、過去の発注状況を見える化し、データの解析作業にとりかかりました。最終的にそのデータを基に、倉庫のキャパシティやリードタイム、発注量などの要因を考慮してコストが下がる基準を作成し、実際に運用可能な状態にしました。また製造プランニング部門の業務だけでなく、週に一度行われるマーケティング部門と製造部門で行われる需給会議に毎週参加させていただいたり、R&Dや人事部門の業務研修を通して、飲料メーカーの一連の業務形態を学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。

インターン中に心がけていたことは何ですか?

自分の仕事に直接的に関わらない人とも出来るだけ多くコミュニケーションをとることです。これは、1ヵ月という期間の中でも成果を出すために、仕事をする上での様々な情報をより多くの人から得ようと考えていたからです。日系企業ではありますが、日本人とベトナム人の比率は1:15ほどでしたので、コミュニケーションは英語が基本でした。初めはベトナム訛りの英語に苦労しましたが、最終的には自発的なコミュニケーションを通し、必要な資料をもらうことが出来ました。また、コミュニケーションに関してもう一つ心がけていたことは、質問は選択式で提示することで、結論を答えてもらうようにしたことです。これは、ベトナムの方が先に結論を述べないしゃべり方をするため、時間短縮のために心がけていました。この話し方はベトナム人の教育方法から身に付いたもののようですが、こちらからのアプローチを工夫することで効率化と理解度を高めました。

インターンではどのようなことに苦労しましたか?また、それをどのように克服しましたか?

特に海外ならではと思ったことは、仕事で用いられる言葉の些細な認識の違いやフォーマットのズレなどの小さな不統一が、仕事を複雑化し、問題(認識のズレによる損害)を引き起こしてしまうことです。今回、研修生として基本的なことから全て教わりましたが、人によって少し異なる解釈の基に仕事をしていたため、業務内容とその方向性を正確に把握することが難しかったです。それでも「傾聴力」と「責任感の強さ」を海外という異なる環境においても発揮して企業に貢献したい、という思いが強くあったため、粘り強く各々の認識を探り続けました。最終的には複数の社員の間で業務に対して根本的に異なる認識を持っていることが分かったため、ズレによる問題を報告しました。また、今後認識のズレが少しでも減少するよう、情報共有の際の工夫を提案することで、今後の業務改善にも役立てました。

特に印象に残っていることは何ですか?

ベトナムの街は、現代的な部分と昔ながらの部分が想像以上に混在していたことです。 街には、高層で夜にはカラフルな光を放つビルや、おしゃれなカフェが立ち並ぶ一方で、プラスチックの小さな椅子に座って休憩する路上カフェや単価の低い屋台も依然としてたくさんありました。もちろんこれは、観光客や富裕層の現地人と一般的な現地人との格差も示していますが、単なる発展途上というわけではなく、ベトナムの方は昔ながらの文化を好んでいるという印象を受けました。実際に、会社のあるビンズン省にベトナム人と泊まった時も、屋内カフェがあるにもかかわらず、夜も早朝も路上のカフェでお茶をしました。日本では便利なものやおしゃれなものが常に求められている印象があったので、ベトナム人のこの気質は特徴的に感じました。

滞在先はどうでしたか?

小さなホテルで、従業員の方もみなさん気さくでしたので、安心して滞在することが出来ました。街の中心部に位置しており、近くにあるドンコイ通りに出れば観光客も多いため、一人での滞在でしたが特に問題はありませんでした。

休日はどのように過ごしましたか?

会社の方(ベトナム人)のバイクの後ろに乗せて頂いてホーチミンの街を見物したり、一人でメコン川へ訪れたりしました。最後の週末には、中部にあるホイアンという世界遺産の街を訪れ、ベトナムの古き良き伝統文化を体感しました。1ヵ月という期間ながら、週末は様々な地域の文化や食に触れることで、現地での生活を満喫しました。また、平日も仕事の後に、ベトナムで働かれている他企業の方との食事に度々誘って頂き、様々なお話を伺えたことはとても貴重な経験となりました。

インターン体験によってどのようなことを得ましたか?

上述したように、今回のインターンシップの目的は、東南アジアでの就業経験を持つことと、自分の強みが実社会(かつ海外)でどこまで発揮できるかの挑戦という2つがありました。結果的に、これらを得られたことはもちろん大きな意味をなしていますが、それだけでなく、日々の生活に関しては「想像以上に文化や環境に柔軟に対応できると気づけたこと」や、人との出会いに関しては「ベトナム人、日本人共に尊敬すべき方に出会うことができ、大変勉強になったこと」、海外での働き方に関しては、「海外に出る方法も様々であり、それぞれで求められるスキルや能力は異なると知れたこと」など、本来の目的以上に様々なものを得られたことは非常に嬉しく、挑戦してよかったと思っています。

将来の夢に向かって、同経験をどのように活かせますか?

今回「海外で働く」ことに関して、自身の経験と企業の方とのお話を通して、様々な方法があること、そして日本人としての立ち位置も国や業種、企業規模によって様々であることを知りました。これまでは「海外で働く」ということを一つの選択肢としていましたが、今後自分がどのように社会に貢献したいか考え、どのように生きたいか(キャリア、生活など)を考えるうえで、海外で働くことも多角的に捉えることで、自身の将来設計に活かしていきたいと思っています。

(就職活動を控えている場合)同経験を就職活動でどのように活かせますか?

これまでの学生生活を通して自分の強み弱みとして評価されていたものと、実際の実務における自身の強み弱みが異なっていたことが分かり、自己について再認識できたことです。就職活動までまだ期間があるので、今回認識した自身と向き合い更に成長していきたいと思っています。また、東南アジア地域での就業経験を得たことで、同地域で事業を展開する日本企業なども選択肢の一つとして考えられるといった視野の拡大も、就職先を考えるうえで活かしていきたいと考えています。

海外インターンシップを考えている方へアドバイスをお願いします。

海外インターンシップと一口にいっても、行く地域や研修先によって得られるものや求められるものはかなり異なると思います。そのため、自分が参加したい目的を明確にし、より適切な選択を行うことで、学びを最大化してほしいと思います。また、参加を迷っている方には、海外インターンシップで自分の得たいものが得られる可能性が少しでもあるのであれば、恐れずに勇気をもって挑戦してほしいと思います。

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