トップ > 体験談

「海外で現場を見る・海外の現場で教える」という貴重な経験を得ました。

face

name
 
研修先名:公立小学校②
研修都市:オーストラリア、メルボルン
研修期間:4週間

08:40
登校、スケジュールの確認
09:00
1・2校時(5年A組:これまでの振り返り)
10:40
中休み
11:10
3校時(5年B組:日本の通貨について)
12:00
4校時(全5年生・他校とのオンライン授業)
12:50
昼休み
13:50
5校時(6年A組:日本の姉妹校への手紙作成
14:40
6校時(6年B組:日本語で簡単なニュースを読む)
15:30
前の日のリスニング小テストの採点
16:30
近所のビーチを散歩
18:30
ホストファミリーとディナー

日本とオーストラリアとの教育や学校運営の違いを学んだインターン

intern

Q:自己紹介をお願いします。

国際政策学部 国際コミュニケーション学科 3年の佐藤です。
以前から海外で働くことに強い興味があり、インターンシップの経験も海外でしてみたいとずっと思っていたこと、また、大学で英語の教職課程と日本語教員養成課程を履修していることから、このプログラムが望ましいと考えました。

Q:なぜメルボルンを選択しましたか?

高校1年時にメルボルンに1年間留学した経験があり、そこで素晴らしい人たちに出会い、素晴らしい経験をしたことから「また行きたい」「ここで働きたい」「自分の成長した姿をその時のホストファミリーに見せたい」という強い気持ちがあったため、メルボルンで即決しました。

intern

Q:インターン先ではどのような業務を行っていましたか?

主に、研修先の小学校で日本語を担当している先生のアシスタントをしていました。例えば、分からないことのある生徒に、ひらがなや日本語の表現、文法、時には折り紙や日本の文化についても教えました。最終週の授業では、私がメインにホワイトボードの前に立ち、授業を展開させたり、日本の子どもたちが外で遊ぶ「だるまさんが転んだ」や「色おに」を教え、一緒に遊んだりもしました。また、日本語の授業がない時(主に毎週金曜日)は、他クラスの算数や国語の授業、自由研究などのサポートもしました。

Q:インターン中に心がけていたことは何ですか?

1つは、黙ってじっとそこに立っていることがないようにすることです。課題に取り組む生徒を見守ることも必要ですが、できるだけ自分から積極的に生徒に声をかけ、教員としての立場を考慮しながらもその距離を縮めていくようにました。もう1つは、自分のわからないことをそのまま放置しないことです。何か疑問があればすぐに担当の方に聞くようにしていました。英語でわからないことをどう伝えるのか自信がない方もいるかもしれませんが、そこで躊躇して後々そこからトラブルになってしまうと、研修先だけでなく、生徒の迷惑にも繋がる恐れがあるので、それよりはその場で勇気をもって自分の疑問を解消する方がいいと思います。

intern

Q:インターンではどのようなことに苦労しましたか?また、それをどのように克服しましたか?

1つは、生徒の顔と名前を覚えることです。全学年全クラスの日本語の授業を見たので、とても大変でした。生徒は名札を持っていませんでした。今思えば、日本語クラス用の名札をみんなで作ればよかったと思いますが、その時はとにかく、出席を取る時に少しずつ覚えたり、あとは授業や休み時間にできるだけ話しかけたりして、コミュニケーションをとりながら一人ひとりの生徒の特徴や個性も交えて、覚えていくようにしていました。
また、日本語の先生として日本語をどこまで言語学的に、あるいは普段の日常会話的に教えるべきなのか悩みました。大学で学んでいるような日本語のカリキュラムではなかったので、生徒たちにとって一番良い表現やわかりやすいものをなるべく選んで教えるようにしていました。
さらに、初めの内は生徒一人ひとりの理解度や苦手なもの、個性を見極めることがとても難しく、一人ひとりに合った教え方や接し方を模索していました。しかし、これは毎回の授業で生徒とのコミュニケーションを欠かさず、自分の中で意識して彼らと向き合うことで少しずつ見えてきました。学習とは別に、日本の食べ物やサブカルチャーの話から入ると、生徒たちは楽しく自分の話をしてくれました。

Q:滞在先はどうでしたか?

ホストマザーと2歳のホストブラザーとたくさんのペットたちに囲まれてとても楽しかったです。仕事と子育てに忙しい家庭だったので、夜や週末に一緒に出掛けることは少なかったですが、ホストマザーの手料理を食べたり、家でホストブラザーと遊んだり、ペットの散歩に行ったりと、日常的な交流がとても充実していました。
ただ一つ、オーストラリアに滞在する場合は、シャワーや洗濯、お皿洗いなど水回りのことは初めにホストファミリーに確認して使わせてもらうことが重要です。オーストラリアは水不足であることが国の大きな特徴です。したがって、豊富な水資源に恵まれている日本の感覚でいると使い過ぎだと注意されることがあります。きちんと各家庭のルールを把握しておくといいと思います。

intern

Q:休日はどのように過ごしましたか?

休日はたいてい1人で中心街へ出かけてお土産を見たり、以前の留学時のホストファミリーや友人たちとの旧交を温めたりしていました。具体的には、市場に行ったり、観光地に出かけたり、食事に連れて行ってもらったりしていました。また、時間がある時に必ず、毎週のICCさんのレポートに取り組んでいました。余裕がある時にはホストファミリーや研修先の生徒たちのために折り紙や、手作りの飾り、カードなどをたくさん作って、いつでもプレゼントできるようにしていました。

Q:特に印象に残っていることは何ですか?

インターンで印象に残っていることは、日本とオーストラリアとの教育や学校運営の違いです。特に研修先の小学校でオーストラリアならではの多くの学校行事があったのが非常に興味深かったです。例えば、ある1日は制服ではなく、自分が応援するフットボールのチームのコスチュームやそのチームカラーの私服を着てきても良いという日があり、その代わり1人1ドルは必ず貧困のための募金をする、というイベントがありました。また、そのコスチュームをチームごとにパレードと称してみんなに披露したり、全校で誰が最もフットボールを遠く飛ばせるかの大会があったりして、授業も結構潰れることもありました(笑)そういった、日本にはなかなかない催し物が多いのがとても楽しかったです。
また、インターン以外でのこととしては、メルボルンの土地柄と人々の温かさがやはり印象的でした。以前の滞在でも感じたことですが、今回の滞在でもそれらを強く再認識しました。メルボルンはとにかく過ごしやすいです。天候や気温の変化は激しいですが、家々の街並みやビーチには心癒されますし、電車で少し行けば都会の街中にも行けます。そのバランスの良さがとても好きです。そして、ホストファミリーを初め、研修先の人々も親切で、多国籍文化だからなのか、日本人に対してもとても温かく接してくれます。挨拶から談笑までたくさんお話しました。自分から飛び込めればなおいいと思います。メルボルンは、再び訪れたくなるような、本当に素敵なところです。

intern

Q:インターン体験によってどのようなことを得ましたか?

それは大きく分けて2つあります
1つは、大学で教育を学び、携わる一人間として、「海外で現場を見る・海外の現場で教える」という貴重な経験を得ました。私は、大学の日本語教員養成課程で学習言語としての日本語習得に苦労する、在日外国人の子どもたちの現状を目の当たりにしているのですが、今回のこのインターンで、第2言語として日本語を学ぶ生徒たちのつまずくところや、わからないこと、できるようになりたいともがく様子を見て、それをアシストした経験が、帰国してからの自分の学びにも活かされるのではないかと思います。
もう1つは、ありきたりかもしれませんが、「海外で1か月間インターンをやって、それを乗り越えた」という自信です。異国の地で初めてのインターンを体験することは、容易なことではありません。言葉や教育に対しての壁にぶつかることも多々ありました。それを最後までいかに自分やホストファミリーや研修先、生徒に対してより実りのあるものとすることができるのか、考え抜き、実行した経験は大きいです。この経験はこれから先、就職活動を控えている私にとっても大きな支えになると思います。

Q:同経験を就活にどのように活かせそうですか?

まずは、自己アピールの際の最も大きな材料の1つになると思います。履歴書にも書けますし、面接の際にも言うことができます。また、この経験で培ったコミュニケーション力や何事にも動じない精神力も面接やグループディスカッションの際に大いに役立つと思います。

Q:海外インターンシップを考えている方へアドバイスをお願いします。

海外インターンシップは乗り越えられれば、自分にとってとても大きな経験になります。言語や研修、ホームステイ等に対する不安があるかもしれませんが、それはこの経験をしてきた誰もが持っていたもので、それらはICCさんや現地のスタッフさんが全力でサポートしてくれます(もちろん、自分で勉強したり、準備したりすることも大切です)。また、現地では少なくとも、自分で考える力や問題解決能力が身に付きます。そして、現地での良い経験はもちろんですが、悪い経験さえもすべてが自分の成長に繋がります。そう思うと、一歩踏み出してみる勇気が湧いてくるかもしれません。さらに、ホストファミリーや研修先の人たちなど、また会いたい人が海外にできると、自分の人生に対してとてもわくわくします。私も現地でお世話になった人たちにはぜひまた会いたいし、会うためにもこれから頑張ろうと思えています。
人生80年として、その内の何週間・何か月間を自分のために、海外での経験に費やしてみるのもよいのではないでしょうか。

Print Friendly, PDF & Email