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高校留学インタビュー

留学生活になじむのに時間がかかりましたが、初心を思い出して努力しました


留学期間:1999年4月〜2001年12月
留学先:マウントウェバリー高校(オーストラリア・メルボルン)
日本で中学を卒業後にオーストラリアへ渡り、1999年から約3年間滞在。現地ではメルボルンにあるマウントウェバエリー高校に留学。卒業後に帰国して国際基督教大学(ICU)に進学し、人文学科を専攻。現在はICUの4年生。

中学卒業後にオーストラリア留学を実行


高校で行われたパーティで友達と
Q:自分で留学を決めたものの、まわりに流されてしまったことも
A:はい、そうです。中学に入ったくらいの時から、高校生になったら海外に出たいなと思っていて、中学3年の時にはっきりと高校留学を決意しました。それまでオーストラリアに行ったことはありませんでしたが、アメリカやイギリスに比べて費用がリーズナブルだし、国自体にも魅力を感じていたので、オーストラリアを留学先に選びました。

Q:英語は得意科目だったんですか?
A:中学で勉強していた英語はあんまり頭に入っていなかったので、英語の成績は平均以下。ゼロからのスタートでしたが、現地へ行けばなんとかなるだろうという気持ちもありました。オーストラリアへ行ってから高校へ入るまでに英語学校に半年間通いましたが、高校に編入するためのクラスに入って、授業についていけるようになるための語学力アップやスキルアップをしました。


留学生仲間と一緒に
Q:語学学校では、どれくらいレベルアップができましたか?
A:実は語学学校ではちょっとまわりに流されてしまって、真剣に英語の勉強をしてませんでした。当時は語学学校の3分の2くらいが日本人で、英語でディスカッションしなければならない時でも日本語を話してしまったりしていました。週末も日本人の友達と遊んでいたし、英語よりも日本語で会話する方が多くて、思ったほど語学力は伸びませんでした。

Q:それだと高校に入ってから大変だったのでは?
A:大変でした。ESLのクラスでは先生もゆっくり話してくれるのでなんとかわかるんですが、通常の授業では先生の言っていることがよくわかりませんでした。授業についていけるようになったのは、入学して1年くらいたってからですね。でも、数学はわりと得意科目でした。


帰国後、大学在学中にガーナでボランティアを体験
Q:高校にはすぐなじめましたか?
A:あまりなじめませんでした。語学学校の半年間で日本語ばかり話していたことが尾を引いて、その流れを変えるのが難しかったんです。友達と話したくなると、日本人の友達のところへ行ってしまったりしていたんですが、そういうことが続くうちに、自分の中で危機感をおぼえるようになりました。
最初に思い描いていた留学生活とその時の自分の状況にギャップがあって、「このままの状況で留学生活が終わってしまうんじゃないか」という焦りを感じたんです。それまで親しくしていた友人に「もう話すのやめよう」と宣言し、意識して日本人の友達と離れるようにしました。今思えば、その友達にはひどいことをしたなと思います。でも、それから少しずつ、高校生活になじめるようになりました。

Q:留学中、勉強以外で何かにトライしたことはありますか?
A:オーストラリアを自転車で旅行しました。グレートオーシャンロードと言って、ビクトリア州の海岸沿いにのびるとても景色のいい通りがあるんですが、その全長300キロを自転車で走りました。高校3年生になって、オーストラリアでの生活にも自信がついたところだったので、チャレンジしてみるつもりで自転車旅行を実行したんです。ここは日本の車のCMの撮影にも使われたりするんですが、とてもきれいなところでした。

Q:最後に、高校留学をしてよかったと思える点は?
A:じっくりと自分でものを考えることができるようになったというところです。1人でいる時間が多かったこともあって、自分自身と向き合うことができ、よかったと思います。

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