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高校留学インタビュー

ホストマザーは80歳の元気なおばあちゃん


留学期間:2003年4月〜2005年12月
留学先:Macleod College(オーストラリア・メルボルン)

2003年4月から、オーストラリア、メルボルンにあるマックレアード高校(Macleod College)に留学。2005年12月卒業。卒業後、オーストラリアの大学へ進学。




Q:放課後や休みの日はどのように過ごしていますか?
A
:放課後はどこにも寄らず、まっすぐ家に帰って宿題をしたり、夕飯前に少し寝たりします。毎週というわけではありませんが、土曜は日本人やオーストラリア人の友達とメルボルンのシティ中心部に電車で出かけ、映画を観たり、誰かの家に集まって話をしたり、オーストラリア人の友達から英語を教えてもらったりしています。日曜はたいてい、家で宿題をしたり昼寝をしたりしています。

Q:ホームステイ先の家族構成は?
A
:80歳の元気なおばあちゃんだけです。僕は「nan(おばあちゃん)」と呼んでいます。他の国から2、3人の学生が来て、1カ月くらい彼らと一緒にホームステイすることもありますが、ほとんどいつもこのおばあちゃんと2人で生活しています。

Q:ホストファミリーとは、普段どのように接していますか?
A
:夕食のときに学校であった出来事を話したり、テレビのニュース番組を見ながらその内容について話したりしています。最近では、テレパシーのように黙っていても言いたいことが通じてびっくりすることもあります。

Q:ホストファミリーとの間に何か問題が起こったことはありますか?
A
:おばあちゃんから「いびきがうるさくて眠れない」と何度も苦情を言われたので、洗濯ばさみを鼻に付けて寝るようになりました。鼻が高くなるかと期待もしていたりして……。あと、ご飯を何回もおかわりして、「食べすぎよ」と軽く注意されたこともあります。でも、育ち盛りなので、気にせず食べたいだけ食べることにしています。

Q:普段の朝食やランチ、夕食の献立は?
A
:朝は、シリアルにミルクをかけたものを食べています。ランチは、朝自分で作ったサンドイッチを食べます。その他に、イラク人の友達が毎日持ってくるコリコリしたパンの耳。イラクでは、「ワカブー」と呼ばれるお菓子のようなパンで、かなりおいしいです。夕食は、いつもおばあちゃんの手作り料理。ビーフ、チキン、ポークの肉料理がほとんどです。3カ月に1回くらい、ピザなどを取ることもあります。

Q:家事やお手伝いはやっていますか?
A
:毎晩、皿を洗っています。休みの日には、おばあちゃんと一緒に買い物に行ったりもします。おばあちゃんはガーデニングが好きなので、土や鉢を移動するなど、力仕事を手伝うこともあります。それから、おばあちゃんの知り合いの女の子(マレーシア人とオーストラリア人のハーフ)が、週に2、3回遊びに来るので、11歳のその子に勉強を教えたり、おばあちゃんと一緒に話をしたりしています。

Q:日本と違う生活習慣で戸惑ったことは何ですか?
A
:トイレにウォシュレットが無いというのが、慣れるまで1番つらかったですね。あと、小泉純一郎首相よりセーラームーンのほうが有名だということにはかなりびっくりしました。

Q:高校の特徴は?
A
:Macleod College は、生徒数1,000人くらい。そのうち、日本人は僕を含め5人ほどです。友達や先生が皆、とにかくフレンドリーで楽しい学校です!メルボルンのシティから電車に乗り30分ほどで着きます。駅から学校までは徒歩20秒。学校周辺の環境もすばらしいと思います。授業や全校集会のときしか使えませんが、大きなスタジアムもあります。

Q:通学時間・方法を教えて下さい。
A
:人の家の裏庭を突っ切ると徒歩5分ですが、普通の道を行くと20分くらいかかります。

Q:クラスメイトとはどのように交流を深めていますか?
A
:スポーツは交流を深める絶好のチャンスですね。それでも、自分から話しかけないと何も始まらないのですけど。まず仲良くなるきっかけを作ったら、あとは「男同士の話」で盛り上がる。内容は、ご想像におまかせします。

Q:ランチタイムはどのように過ごしていますか?
A
:昼食を食べた後にサッカーをすることがほとんどです。あと、週に一度、とてもきれいな女子大生がボランティアでコーヒーやミロなどの飲料を配りに来るのですが、僕と一番仲の良い友達が彼女を好きで、皆で応援して(ちょっかいを出して?)いるんです。彼は、おなかが痛いときでもその人と話すためにミロをもらっていました。彼の努力に一目置いてしまいます。その日は、ランチタイムが特に待ち遠しい!

Q:あなたの好きな学校行事は何ですか?
A
:1年に1回、学校でサッカーの代表チームを作って、他の学校と対抗試合をします。今年4月には、僕も15人の代表チームに選ばれ、ディフェンスとしてがんばりました。チームに入りたくて毎日一緒にサッカーをしていたら、いつの間にか選ばれていた感じ。残念ながら試合には負けてしまいましたが、チームメイトと3カ月間汗だくになって練習したことは、僕の中で最高の思い出になっています。

Q:今までにどんな科目を履修していますか?
A
:Year11のときには、ESL(英語)、物理、化学、メディア、写真、数学を勉強しました。Year12では、ESLと数学を除くすべての科目を変え、他にフード・テクノロジー(家庭科)、国際学、情報学を取っています。今勉強している科目では、ほとんどの宿題が教科書を読むことです。というと簡単に聞こえるかもしれませんが、内容が高度なうえに、一回に平均して20〜30頁も読まなければならないので、僕にとってはかなり大変な宿題です。

Q:好きな科目は何ですか?
A
:好きな教科は、国際学(International Studies)です。この教科は、世界情勢を学ぶ教科。僕は、世界の情勢や歴史のことに興味があるので、いつも熱心に授業を受けています。教科書を読むのは大変ですけどね。そのほか、数学も好きです。他の教科は英語だらけで疲れてしまいますが、数学では数字が僕の頭を生き返らせてくれます。

Q:授業の進め方について教えて下さい。
A
:普通の教科は、日本と極端に変わるわけではありません。教科書に沿って授業を進め、その範囲内で宿題が出されたり、テストが行われたりします。家庭科では、週に1度料理をします。その前に「プロダクション・プラン」といって、その料理に必要なものを書き出したり、時間配分などを決めなければなりません。今まで作ったのはレモンパイ、パスタ、ケーキなどです。

Q:授業の雰囲気はどんな感じですか?
A
:日本のように「先生に質問されたら答える」というのではなく、先生が話している間でも生徒が自分から質問したり、先生と議論します。最終学年ということもあり、皆気合が入ってます!僕は、オーストラリアでホスピタリティ・コースがある大学への進学を考えています。最後のテストで高得点を取ろうと、先生に分からないところは積極的に質問しています。

Q:参加しているスポーツ・文化・ボランティア活動について教えて下さい。
A
:今は勉強が忙しくて何もしていませんが、最初の1年間は、週1回シティにある剣道クラブに通っていました。7才のときから日本で剣道をやっていたんです。先生は、日本人の先生とオーストラリア人の先生が一人ずつ。慣れない海外生活の中で、週に一度のスポーツは良い気分転換になりました。

Q:あなたの住んでいる街の中で、お気に入りの場所やお勧めしたいスポットを教えて下さい。
A
:学校のグラウンドがお気に入りです。天気がいいとき、芝の上を歩くのが大好きなんです。緑がたくさんあって、空気もきれいだし、とにかく空が青い。今までに2度虹も見ました。しかもダブルアーチで最高でした!

〜高校留学ニューズレターVOL.38掲載〜

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