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高校留学インタビュー

ホストマザーと口ゲンカするたびに、英語力が上達しています


参加コース:オーストラリア高校卒業留学プログラム
留学期間:2007年4月〜2009年12月
留学先:Sandringham高校オーストラリア・メルボルン

1991年生まれ、大阪府出身。日本の中学を卒業後に留学し、現在は11年生(高校2年生)。2009年12月に卒業予定。留学先は個性あふれる科目がある高校で、車のメカニックや写真にはまっている。

留学先の高校には70くらいの科目があります


僕とブラジル人の友達(左)とドイツ人の友達(右)のスリーショット


バンドの写真


サッカー中の写真


TAFEのクラスメートの集合写真


サッカーのプレー中


ご存じ、壮太とのツーショット
Q:高校留学しようと思った理由は?
A
:自分自身で世界を体験したいと思ったからです。姉が高校2年生の時に1年間の短期留学をしたのですが、当時、中学3年で高校選びをしている僕に「世界はすごく良いよ。日本と違う文化があって当然言語も変わるけど、すごく楽しかったし、国ごとの特徴などもわかって、日本の特徴なども改めてわかった気がする」とよく話してくれました。 その話を聞いて「世界」という単語に興味がわきました。それから姉は、僕が知らない間に両親に僕の留学の話をしていたらしく、お父さんが「留学もあるんだぞ」と言ってくれ、僕は「留学したい!」と喜んで即答しました。ほんとに良い姉を持ちました(笑)。

Q:なぜオーストラリアを選んだのですか?
A
:幼い時に旅行でオーストラリアを訪れたことがあって、すごく楽しかった記憶があったからです。泊まっていたホテルに広いプールがあったのですが、先にプールにいたオーストラリア人たちと遊ぼうと思い、勇気を出して泳いで行きました。当然、僕は英語が話せなかったけど、ジェスチャーと片言の英語を駆使してその人たちの輪に入り、一緒に遊んだ記憶があります。そんなことを思い出していたら「オーストラリアにもう一度行きたいな。いつでもどこでも英語を話せるようになって、プールで会った人たちを見返してやろう」と思い、オーストラリアへ行くことにしました。

Q:留学先の高校はどうですか?
A
:うちの高校は、いいところがたくさんあります! たとえば、選べる教科がすごく多いことや、制服がなくて自由な校風であること。立地条件もよくて、ショッピングセンターやジム、ゴルフ場も近くにあるので、よく学校帰りにショッピングセンターに行きます。

Q:日本の学校とはどんなところが違いますか?
A
:時間割が違うことと、すべての教科が移動教室というところですね。日本では1時間目から6〜7時間目まであって、1教科60分という感じですが、こちらの学校は4時間制。1教科95分です。すべての教科に1つずつ部屋があって、その部屋へ生徒が行く形で、最初の頃はたまに迷ったり、遅れたりしましたね(笑)。

Q:留学先の高校はさまざまな科目があることで有名だそうですね。
A
:はい。英語、数学、理科系、社会系、語学系、アート、メディア、体育、デザイン学などなど、教科は70近くあります。メディア関係だけで約5〜10通りあるほか、アート関係でも一般的なアートとスタジオアートという風に、普通の学校なら一つの教科として扱っているものがかなり細かく分けられています。

Q:岩本さんが好きな授業は?
A
:オートモーティブですね。「TAFE」という別の学校に行って学ぶ教科で、そこで僕は車について勉強しています。TAFEには他校の生徒も来ているので、違う学校の友達ができてとても楽しいです。学校によってシステムが違うことがわかったりもして、他校の情報が手に入るのもいいところだと思います。
クラスメイトは男子だけなので花がないのが玉にキズですが、休憩時間に女子について話したり、道行く女の子たちを見て「あの子がいい」とか話したりして、男だけで良かったりもします。先生やクラスメイトたちがすごく親切で、とても居心地がいいです。

Q:今ハマっていることって? 
A
:サッカーチームに参加しているんですが、常に負けています…。チームメイトと話したりして、英語の勉強ができるのもサッカーをやってる理由のひとつ。とりあえずいい運動なので、負けても続けています。あと、日本人の友達とバンドを組んでます。僕はベースギターですが、音感が多少ついてくるのがとてもうれしいです。そのうち路上ライブなどもするつもり!
それから、最近取り組んでいるのは彼女作り。オーストラリア人の友だちに、オーストラリアの女の子はどんなことを喜ぶかを聞いて試してみたり、イタリア人の女の子がターゲットだったら、イタリア語をがんばって勉強してイタリア語で挨拶してみたり、かっこよくイタリア語で携帯番号を聞くなど、勉強よりもがんばっている気がします。友だちには「そうゆうことをがんばる前に勉強をがんばれ」と言われます(笑)。

Q:ホストファミリーとの生活はどんな様子ですか?
A
:僕は今までホスト先を4軒変わっています。ホスト先と合わなかったり、僕が門限時間など家のルールを破ったりして…。でも、多くのファミリーと触れ合うことができたことが、今となっては僕の財産となり、とてもよい勉強をしたと思っています。
現在は、4軒目のホストと一緒に暮らしています。ホストマザーとホストブラザーがいて、いつも吠えまくっているうるさい犬が2匹います。ホスト(犬も含め)とは、本当の親子のように振る舞っていて、ホストも家族の一員のように接してくれます。僕はとても口論好きで、すぐにホストマザーと口ゲンカをします。汚い言葉もしょっちゅう飛び交います(笑)。だけど、ホストマザーと口論を重ねるたびに、徐々に英語が話せるようになってきたのも事実。ちょっと変わったホストとの接し方ですが、とてもためになります。

Q:高校に来て一番印象的だったことは?
A
:初めて学校に着いた日に校内をうろうろと探索していた時、スタッフルームで職員全員が集まっているのを見かけたので、会議をしているのだと思っていたら、いきなり笑い声が聞こえてきました。「なんだ?」と思ってもう一度スタッフルームのほうへ行くと、皆さんでパーティーみたいなことをやっているじゃあありませんか! その時「自由な校風で、とても良い教育体制」という学校宣伝のフレーズを思い出しました。


Q:高校卒業後の進学先はどのように考えていますか?
A
:今の段階では、大学はこの国か他の外国で、と考えています。日本もいいなと考えていましたが、自分の未熟な英語をもっと鍛える必要があるのではないかと思い、日本以外の国へ進学することを決意しました。

Q:高校留学で得たものは?
A
:この国に来て得たものは、人との接し方です。日本にいた頃は人と接する態度をあまり気にしていなかったし、むしろ、自分は今のままで全然大丈夫と思っていました。だけどこの国に来てから、人と接するときのマナーなどを教わりました。特にホストマザーから「注意されている時の態度がとても嫌そうだ」と指摘されたり、「相手のことを考えてあげる言葉を話しなさい」など、たくさんのことを教わりました。日本語でも難しいことですが、英語になるとさらに難しくて、ホストマザーが怒ってくれている時に、逆に怒り返したりしたこともありました。

Q:今後の目標や将来の夢を教えてください。
A
:今後の目標はまず、恋愛をしたいですね(笑)。というのは冗談で、ホントの目標は、Year11 (高校2年)を無事修了して、12年生として来年を迎えたいです(がんばろう、俺!)。実は最近、将来についてとても悩んでいます。3つの方向を考えているのですが、1つ目は昔からの夢である車の整備士、2つ目は電気技師、3つ目は建築家。どれも難しい職業ですが、とりあえず今はこの3つの夢に向かって頑張るつもりです。

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