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高校留学インタビュー

ニュージーランドの高校留学を経て、大学卒業後に北京に留学。
現在はインドの政府系機関で働いています


留学期間:1999年1月〜2000年12月
留学先:Otago Girls' High School(ダニーデン)
1981年生まれ、神奈川県出身。1999年1月よりニュージーランドのダニーデンにあるOtago Girls' High Schoolに留学。卒業後は帰国して、国際基督教大学教養学部に入学、卒業。現在は海外にある政府系機関に駐在している。
祥子さんが留学したダニーデンを特集!

ニュージーランド高校留学 帰国進学 中国へ留学 インドで政府機関の駐在員

インドは生活習慣も仕事の慣習も日本と真逆。






Q:高校留学を決意した理由を教えてください。
A:留学前、夏休みに2週間程度、イギリスのサマースクールに参加したことがあるのですが、海外に出ていろいろなことを体験しながら、将来について考えたいと思い、高校留学を決めました。父には早すぎると反対されましたが、母が背中を押してくれました。留学によって英語力や行動力を身につけたいと思いました。

Q:ニュージーランドを選んだのはなぜ?
A:のんびりしていて、自分に合っているような気がしたからです。治安もよく、親も安心して送り出してくれました。留学先のダニーデンというところは、スコットランド風の小さな町でしたが、学園都市なので若い人が多く、活気がありました。オタゴ・ガールズは伝統のある女子校なので適度に規律も厳しく、勉強に力をいれている反面、クラブ活動も盛ん。日本の学校と比べると、みんながのびのびしていると思いましたし、授業の選び方、進め方が全然違いました。自分たちでスクールトリップの予定を立てたり、そのために資金集めまでしたり。自分たちのための授業という実感がありました。私は商業専攻だったので、学校では会計や経済などを選択していました。

Q:現地の友達とはどんな風に親しくなりましたか?
A:クラブ活動や授業を通して親しくなりました。専門の授業は、ほとんどメンバーが一緒だったので、勉強面で教えあったり、休み時間を一緒に過ごすうちに自然と仲良くなりました。放課後は課外活動に参加していました。

Q:ホームステイで心掛けていたことを教えてください。
A:ホストファミリーは、両親と当時すでに独立していた息子さん一人。ホストには本当の両親のように心配してもらっていました。時には厳しく感じられ、大げんかしたことも多々。今思うと、反抗期の娘で夜遅くに帰るなど、迷惑をかけっぱなしでした。

Q:卒業後は日本の大学に?
A:帰国子女枠で大学を受験しました。入学時は国際関係学科だったのですが、3年進級時に教育学科に転科し、比較教育を学びました。大学卒業後は北京に留学。帰ってきてからは、旅行会社を経て、現在はインドに駐在しています。

Q:インドで生活や仕事をする上で、日本の慣習と異なる点は?
A:インド生活は8ヶ月目です。ここは、生活でも仕事でも日本の真逆です。遅刻することが悪いという意識はないし、サービス精神というものが皆無な国民なような気がします。しかも、考えて動かないから、何度も同じ失敗をするし、効率が悪い。けれども、日本人同士だと遠慮して言い合えないようなことも、ずばずばいえるところはやりやすいです。激しい言い合いをしても、次の日にはけろっとしています。

Q:インドで暮らすおもしろさや苦労することは?
A:インドではお手伝いさんとドライバーさんがいて、満員電車に乗らない生活ですが、苦労も多いです。それでも経済成長のど真ん中のこの国で、日々の変化を眼のあたりにできるのは、とても貴重な経験です。私が来た当初、デリーにはいわゆるショッピングセンターは一つもなかったのですが、今はここはタイか、香港かっていうような(ちょっと言い過ぎ)立派なショッピングモールが次々オープンしています。まだまだ貧しい人がいっぱいいて、子供の物乞いも多いのですが、子供たちはすごく目が輝いているようにみえます。そういう子供たちをみていると、考えさせられる半面、熱い気持ちになります。

Q:高校留学で価値観が変わりましたか?
A:高校時代にニュージーランドに行っていなければ、間違いなく今インドにいません。さまざまな可能性に対して、前向きに検討できるようになったと思います。



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