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英語圏の大学も日本の大学と同じく、授業の形態はレクチャー(Lecture)セミナー、チュートリアル(Seminars、Tutorials)の2つに大きく分けることができます。レクチャーでは、教授が教壇に立ち学生に向かって講義をします。大学の授業のもっとも一般的な形態です。授業では教授による講義が中心ですが、ディスカッションが行われる場合もあります。生徒数は、大きな大学では500人前後、小さな大学では30人前後が一般的です。テキストや課題の本を読むリーディング・アサインメントやエッセイ(小論文)などの宿題が出されます。日本の大学でいういわゆる「ゼミ」にあたるのが、セミナー、チュートリアルです。学生がグループ単位でリサーチを行い、その結果についてディスカッションやプレゼンテーションを行います。セミナーの人数は最大でも20人前後。レクチャーに比べると、あくまで学生が主体ですが、セミナー・リーダーと呼ばれる教授か助教授が必ずついて、授業をリードしたりアドバイスしたりします。このほかに、理系の学生にはラボラトリー(Laboratories)と呼ばれる実験や研究の授業が課せられます。また、美術系の学生にはアトリエやスタジオでの制作のクラスがあります。 |