■留学しなければ、今のポジションに就くチャンスはめぐってこなかったかも |
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大学を卒業後、流通業の企業へ就職したのですが、配属されたのが人事総務系の部署でした。もともと希望していた訳でもなく興味もなかったのですが、仕事をしていくうちに徐々に面白さを感じるようになっていきました。その会社では、外国人社員や海外赴任社員のサポート業務、障害者の採用業務などを担当していたのですが、なんと入社して1年半後に会社が倒産! 転職を余儀なくされました。
その後、運良く大手電機メーカーのグループ会社へ今までと同じ人事職での転職が決まり、継続して人事職でのキャリアを積むことになりました。この会社には5年半在籍し、人事業務全般を経験しました。それほど経験を持って転職したわけではなかったうえに、人事経験を持った先輩社員がいなかったので、自分でいろいろと必要なことを勉強しながら仕事をこなしていくハードな毎日でした。 |
Q: |
仕事を辞めて大学院留学した理由を教えてください。 |
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留学を決意したのは30歳になる直前、実際に留学を始める10か月前くらいだったと思います。高校生の時から留学に漠然と興味はあったのですが、なんとなく日本の大学に入り、卒業して就職し、気がつけば年令も30歳直前になっていました。働いていた会社でずっとキャリアを積んでいくイメージがどうしてもわかず、かといってキャリアアップでの転職をする勇気も自信もなく、将来に対する不安や焦りがありました。
そんな時に妹がカナダへ語学留学をし、眠っていた留学の興味がよみがえってきたのがそもそもの発端です。国際化が進み、今後、日本国内においても外国人労働者も増えていくことが予想されるので、企業人事の仕事をする者として、ダイバーシティや国際感覚を肌で体験しておくことは大切だと思ったし、年齢的にも大きなチャレンジをするには最後のタイミングかもしれないと思い、決意しました。 |
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準備期間の問題や費用の問題、安全面の問題、教育水準のReputationを総合的に考えてオーストラリアに決めました。留学を決意したのが遅かったこともあり、GMATなどの準備が必要なアメリカの大学院への進学は厳しいと考えました。7年間の職務実績がありましたので、語学力さえクリアすれば入学できるオーストラリアの大学院は、現実的な選択肢だったと思います。私が留学した当時は学費や為替レートを考えると、アメリカやイギリスよりもオーストラリアの方が現実的だったということ、オーストラリアの教育水準が高く世界的にオーストラリアの大学の評価が高かったということも魅力でした。 |
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たまたまインターネットで留学説明会を開催しているという情報を見つけたのがきっかけでした。留学に関して全く情報を持ってなかったので「とりあえず聞いてみるか」というような気持ちで会場へ行きました。会場にはオーストラリアやニュージーランドのいろんな大学の担当者が来ていて、現地の学校とパイプをたくさん持っているエージェントなんだなという印象が強く、そのままICCにお世話になることを決めました。 |
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