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<体験談> 語学留学フリープラン

「少しでも英語をしゃべりたいと思っているなら、
         やはり日本で学ぶより海外で学べ!です」
●梅林 孝治 (うめばやし こうじ)さん
<留学先>
 University of Wisconsin, Madison →WESLI
<留学期間>
 2003年6月〜8月(UW-Madison)2003年8月下旬〜12月(WESLI)

日本人留学生の少ない場所を求めてウィスコンシンへ

私は大学が国際学科で英語の授業が週4回あったのですが、残念ながら全くしゃべれずに終わってしまったので、「とにかく英語でしゃべりたい」というのが、語学留学をした一番の動機というか、強い願いでした。留学先として選んだアメリカも、当初は単純に英語の王道で決めたのですが、実際ひとつの学校に絞り込むにはアメリカはあまりに広く、ひとりでは決めかねてしまい、ICCを通じて手配することにしました。日本人が少ないところを第一条件に探していったのですが、たまたまカウンセラーの方が以前留学した経験があり詳しい話を聞けたことと、日本人にはマイナーな土地だと知って、ウィスコンシン州の学校へ留学することに決めました。
1校目の大学付属は、向こうの大学生になった気分で、校舎や図書館など大学生と一緒に使っていたので、雰囲気は最高でした。授業内容はとてもアカデミックで、ビシバシでついていくのに必死でした。先生は忙しくて、職員室が離れている面であまり授業以外は接点がなかったです。またクラスには日本人が私しかいなく、他のクラスに日本人はいたのですが、みな日本語では話さずつるまない感じでしたので仲良くはありませんでした。逆に韓国人の友達が多くできました。クラスは南米からシリア、ベトナムとインターナショナルで面白かったです。みんな精神的にも非常に大人で意識が高く、土日も勉強する人が多く、みんな図書館通いでした。
それに比べ、2校目のWESLIはプライベートで授業料は半額近く安く、授業は好きな科目が自由に選択できました。また学校がひとつのビルなので、朝は必ず受付の人に挨拶して中へ入り、職員室を通り、トイレも先生と一緒なので、学校の人たちとの接点が多くありました。ご飯を食べる多目的ルームもあり、よくクラスメイトと会話したり、先生と授業以外にも多くのスラングを教えてもらったり、デスカッションしたりしました。ただ、とても真面目な学校から移ってきたせいか、全体的には少々チャイルドデッシュというか、どこか怠けている空気が漂っていた気もします。韓国人の学生が多い学校だったのですが、授業中も韓国語を話して先生によく注意されていました。でも彼らとは毎週末になると飲みに出かけたり、映画やシカゴに遊びに行ったり、ナイアガラの滝やカナダ旅行にも一緒に行ったりして、楽しく過ごした思い出も多いです。その分、あまり勉強に集中できなかったのかもしれないですね。

ウィスコンシンはのんびりとした穏やかで過ごしやすい街

学校の環境はおおむね語った通りでしたが、ウィスコンシンは最高です。大きな都市ではないので人々も優しく、とても穏やかな雰囲気の街です。夏は暑いですが比較的過ごしやすく、周辺には湖がたくさんあり、のんびり避暑地気分を味わえます。冬は非常に寒く、北海道並みなので厳しいのですが、それもまた面白い体験です。またウィスコンシンは大学街なので、一番の商店街のほとんどがバーで、週末ともなるとパーティーパーティーでまさにアメリカンでした。半面ホントに田舎なのでバスは気まぐれで、乗客がいるのに運転手はタバコを吸いに止まったり、マックに買いに行ったりして、よく言えば大らか、というところでしょうか。
現地では一人でアパートに住んでいました。WESLIはホームステイの紹介もしていて、友達のステイ先によく行ったりしたのですが、中心街から30分とかバスで行かなくてはならないので、アクセス面ではちょっと辛いですね。基本的にどこの家庭もあたたかく良い感じでしたが、中には途中から一人暮らしを始めたり、ステイ先を変えてもらったりしてる方も多くいました。こればっかりは運なのでしょうね。
 
限られた期間の中で効率的に英語力を伸ばすには…

私は半年の短い期間でしたが、留学生活は最初だけ大変で長く感じるものの、1〜2ヶ月過ぎるとあっという間に過ぎてしまい、気付けば帰る時期でかなり焦りました。まるで1ヶ月が1週間のようです。ですからいかに限られた期間の中で、遊んで楽しみながらも必死に勉強するかに留学の効果がかかってきます。それには「日本人とつるまないこと」が一番効果的ですが、やはり同じ国同士ですから、一緒に話したり遊んだりしても良いとは思います。でも絶対日本語禁止で英語を使いましょう。「何で英語なんだよ」とか言う人とは友達にはならない方が賢明でしょう。ちなみに私はすごく仲の良い日本人が1人いたのですが、2人きりになっても絶対英語で通すことが暗黙の了解で、本当に帰るまで互いの日本語を聞いたことがなく、周りの先生や外国人に不思議に思われていました。
皆さんも、少しでも英語をしゃべりたいと思っているなら、「日本で学ぶより海外で学べ」です。日本の英会話学校を否定することになってしまいますが、トップクラスでない限り、英会話は机上の学習より断然英語圏で暮らす方が学べます。どうか将来の夢に向かって、諦めずに頑張って下さい。

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