授業でスキーやロッククライミングを体験し、オーストラリアの大自然を満喫

参加コース:オーストラリア高校留学プログラム
留学期間:2005年1月〜留学中
留学先:レークジニンデラ高校(キャンベラ)

1987年生まれ、埼玉県出身。高校在学中に、オーストラリア・キャンベラの高校に留学。高校卒業後は、NSW州にあるウーロンゴンカレッジにてファンデーションコースに進学し、現在は、RMIT大学で航空宇宙工学を学んでいる。

授業は選択制。好きな科目を学べます

Q:高校留学を決めた理由を教えて下さい。

A:高校2年生の2月に留学したのですが、最初は留学にまったく興味がありませんでした。親がICCの広告を新聞で見たのがきっかけです。「留学してみるか?」と親の一言で留学を決めました。

Q:留学前は英語に自信がありましたか?

A:英語に自信はありませんでした。高校1年生で英語のテストで50点(100点満点中)を超すぐらいだったと思います。高校2年生では中間、期末の点数を足しても60点を超していませんでした。

Q:留学先にオーストラリアを選んだ理由は?

A:キャンベラでは高校を2年生で卒業できると聞き、1年でも早く卒業するためにオーストラリアにしました。記憶にないのですが、僕はオーストラリアで生まれて6歳まで暮らしていました。そのこともオーストラリアを選んだ理由だと思います。

Q:キャンベラはどんな街でしたか?

A:人が少なくとても静か。日本人も少ないので、英語を学ぶ場所として最適でした。都市設計をした上で造られた街なので、道路が広く自然もあり、忙しさを感じさせない街だと思いました。

Q:留学先の高校はどんな学校でしたか?

A:フレンドリーな学生が多く、国が違っても、みんなで楽しく勉強し遊んでいました。

Q:日本とオーストラリアの学校の違いはどんなところだと思いましたか?

A:科目のほとんどが選択制なので、自分の好きな科目を勉強できること。授業は先生が一方的に進めるのではなく、生徒も自由に発言できたのが印象的でした。日本の高校は立て続けに授業がありますが、オーストラリアの高校では、クラスの組み合わせ次第で授業の間に休みができることがあり、その間に好きなところに外出できます。

Q:英語力アップのために、どんな努力をしましたか?

A:友達と科目の選択を合わせて勉強したり、自分から声を掛けたりしました。初めて聞いた単語、熟語は調べて、機会を見つけて使うようにしていました。話したことが伝わったときは嬉しくなります。それと同時に、英語力が1歩ずつですが伸びているのが実感できました。

Q:高校で好きな科目は何でしたか?

A:「アウトドア」という科目があり、授業の一環としてスキー、シュノーケル、ロッククライミングなどしました。オーストラリアの自然が味わえ、友達と行くのでとても楽しかったです。

Q:苦手な科目は何でしたか?

A:授業が選択できたので苦手な科目はありませんでしたが、テスト中、英語がわからないと解けない問題があり大変でした。科目の専門用語などを一生懸命覚えた記憶があります。

Q:現地の友だちとはどのように親しくなりましたか?

A:友達が友達と話しているときに、積極的に声を掛けて友達伝いで輪を広げました。日本でテニスをしていた経験を活かし、クラブを見つけて現地の友達と親しくなりました。

Q:ホームステイはいかがでしたか。

A:2年間の高校留学で、ホームステイを変えることがなく、ホストファミリーと何度か一緒に旅行しました。初めての旅行で釣りに行き、僕が小さい魚を釣って一緒に笑った記憶が鮮明に残っています。ホームステイのダディが馬を持っていたので、乗馬させてくれることもあって、楽しかったです。

Q:高校卒業後はウーロンゴンカレッジのファンデーションコースを経て、RMIT大学に進学しましたが、この大学を選んだ理由は?

A:オーストラリアで当時、航空工学を勉強できる大学は7校あったのですが、そのうちNSW大学とRMIT大学の2校が特に航空工学に強く、RMIT大学は宇宙ではなく、飛行機の分野に力を入れているので、RMIT大学にしました。

Q:航空工学を専攻されているそうですが、履修しているのはどんな科目ですか?

A:数学、物理全般はもちろん、他に素材工学、飛行機のシステムの仕組み、飛行機のデザインと飛行機の形状など、飛行機が好きな人には楽しい学科だと思います。

Q:高校時代と比べ、勉強量はどれくらい変わりましたか?

A:1.65倍。専門科目が増えるのでその分覚えることが多く、内容もディープなので、教科によっては参考書を数回読み返さないと理解できません。

Q:将来の夢を教えて下さい。

A:ボーイング会社のジャンボジェットが日本の空で大活躍していましたが、新しい飛行機の波に押され後退しました。僕はこの新しい飛行機の開発、生産に携われる人になれるよう、夢に向かってテイクオフしていきたいです。

Q:これから高校および大学留学を目指す人たちへ、アドバイスをお願いします。

A:留学する人が年々減っているそうですが、思い切って日本を飛び出し高校、大学留学をするとその間でいろいろなことが学べます。勉強だけではなく、身の回りの生活だったり、国の違いだったり、本当にさまざまなことが学べます。勉強する内容は濃く、すべて英語で大変ですが、やってきた分が自分に帰ってきます。頑張ってください。

Q:ICCの高校留学サポートについて、ご意見をお願いします。

A:留学をスタートしてから7年が経過しますが、今でもICCとはつながりがあり、良くしていただいています。初めての留学で、右も左もわからない僕にとって、現地のICCカウンセラーがいることが心強かったのを覚えています。メルボルンにもオフィスがあるので、何かあれば相談できるので助かります。