ニュージーランド高校留学、アメリカ大学留学を経て、
大手国際会計会社のアトランタ勤務が決定

参加コース:ニュージーランド高校卒業留学プログラムアメリカ大学合格保証プログラム
留学期間:高校/2002年4月〜2004年12月、大学/2005年6月〜2009年5月
留学先:Newlands高校(ニュージーランド・ウエリントン)、Northern Arizona University(アメリカ・アリゾナ州

1985年生まれ、愛知県出身。2002年よりニュージーランドの首都ウェリントンにある高校に留学。卒業後の2005年よりアメリカの大学に留学し、今年5月に卒業予定。秋から国際会計会社のアトランタオフィスに勤務の予定。

留学して好きになった数学がキャリア決定のきっかけに

母、兄と近所のカフェにて

母、兄、彼とサンフランシスコにて

母、彼とSedonaにて

兄とラスベガスにて

彼とmonument にて

Q:海外留学を決めた理由、きっかけを教えてください。

A:小さい時から英語を話してみたかったというのが一番の理由です。母にはハーフのいとこがいるのですが、彼が何カ国語も話せることがうらやましいと思っていました。日本の高校に進学はしましたが、なかなか馴染めなかったこともあり、母からも留学は進められていたので、留学を決めました。

Q:なぜニュージーランドを留学先に決めたのですか?

A:一番の理由は、当時のニュージーランドの学費がほかの国と比べて安かったからです。あと、オーストラリアよりは英語の訛りが少なく、安全できれいな国なので決めました。

Q:滞在していたのはどんな町ですか。

A:ニュージーランドの首都WellingtonにあるNewlands高校に通っていました。ホームステイしていた家は町の中心部から20分ほど離れていて、とても静かできれいで安全なところ。町まではバス1本で出られるので、週末は町で過ごし、普段は静かなところで過ごせて、とても快適でした。

Q:学校に留学生はどれくらいいましたか?

A:Wellingtonの高校の中で留学生は少ないほうだと思いますが、50人以上はいたと思います。日本からの留学生は10人もいなかったと思いますが、中国と韓国から留学生が大半を占めてました。留学生を担当している先生方がたくさんいて、何があってもいつも相談にのってくれたし、困った時はいつも助けていただきました。何から何まで本当に留学生に親切な学校でした。

Q:語学力アップのために努力したことは?

A:日本人の留学生と過ごすのではなく、現地の人といつも一緒にいるようにしました。学校でも私生活でも、日本人との関わりを減らすことによって、英語力が一気にあがりました。

Q:学校で好きな科目は何でしたか?

A:数学です。日本と比べてニュージーランドもアメリカも数学がとても簡単なので、復習しているような感じです。どの科目でもグループプロジェクトが多く、1人で勉強しているのではなく、いろんな人と協力して何かを完成させるという勉強の仕方がとても好きでした。

Q:日本の学校にはないようなユニークな科目や行事はありましたか?

A:ニュージーランドの高校は制服だったのですが、たまに私服で来ていい日というのがありました。みんな仮装大会のようにいろんな格好で登校してるのがとても印象的でした。またバレンタインなどのイベントがある日は、学校で登録すると、授業中にメッセンジャーがバラを届けてくれたりして、海外らしいなと思いました。

Q:ホストファミリーの家族構成を教えてください。

A:ホストマザーとホストブラザーがいました。ホストブラザーはまだ10歳ぐらいで、両親の関係で1週間ごとに両親の家を行ったり来たりしていました。ホストマザーは学校の教頭先生をしていてとても忙しい人だったのですが、数学の先生でもあったので、宿題を手伝ってもらったり、休みの日には一緒に映画に行ったり、外食などに連れて行ってもらってました。

Q:アメリカの大学に進学した理由は?

A:ニュージーランドで高校時代を過ごし、イギリス英語を身につけたので、アメリカ英語も話せるようになりたいと思ったのと、大学の数がニュージーランドより多かったのでいろいろ選択肢は広がるのではないかと思ったからです。

Q:進学準備はいつ頃からどのように行いましたか?

A:留学の1年前からTOEFLの勉強を始めて試験を受けました。それからICCのアドバイザーさんに手伝ってもらいながら学校をいくつか探し、その中から行きたいところを決めました。そしてまたICCのアドバイザーさんに手伝ってもらいながら手続きをして、半年前に大学から入学の知らせが来ました。

Q:キャンパスの特徴を教えて下さい。

A:アメリカのアリゾナ州フラッグスタッフという町にあるNorthern Arizona Universityで、会計学を専攻しています。校内を車で一周するのに30分ぐらいかかるとても広い学校です。最初来た頃は建物がとても古い感じでしたが、今は新しい建物が建ち始めて、すごくきれいな学校になりました。生徒もすごく増えました。

Q:ニュージーランドからアメリカに渡り、カルチャーショックを受けたことは?

A:最初にびっくりしたのは英語の違い。ニュージーランドにいた時は聞き取りには何も問題なかったのに、アメリカに来てまったく理解ができなかったことがショックでした。それから、やはり国の大きさにもびっくりしました。何もないまっすぐな道がひたすら続いていて、まるで映画の世界でした。

Q:アメリカでの滞在方法を教えて下さい。

A:最初の1年は学校の寮に住むことが義務づけられてたので、1年間は学校の1人部屋の寮に住みました。今は3人のアメリカ人の友だちと一軒家をshareして住んでいます。初めてペットを飼ったり、ルームメイトたちとパーティーをしたり、車でいろんなところに遊びに行ったりしています。

Q:大学の勉強で苦労している点は?

A:やはり勉強量の多さに苦労しています。大学では専門用語ばかり勉強しなくてはいけないので、アメリカ人の生徒に付いていくのがとても大変です。今は、学校の会計学のグループに参加しています。学校では1、2年生レベルの試験の監視官をしたり、いろんな会計学の会社の方に来ていただいてプレゼンテーションを聞かせてもらったり、お食事を一緒にさせていただいたりするグループです。

Q:就職活動はいつ頃から行いましたか?

A:就職活動は卒業の1年前からはじめました。ボストンのCareer Forumに行って、希望の会社で面接を受けました。2日間の開催期間中に、どの会社も1日に第1、第2、第3面接をするので、2日間で10回以上は面接を受けました。その結果、2つの会社から夕食に招待されて、お食事を一緒にさせていただくことができました。お食事を招待していただいた会社からはオフィスへも招待していただき、飛行機代、ホテル代などの費用をすべて会社が負担してくれ、アトランタに行きました。そこで最後の面接を受け、あとは返事を待つのみでした。

Q:会計会社に就職が決まったそうですね。おめでとうございます。就職成功のポイントは何だったと思われますか? 

A:自分はどれだけ仕事をしたいか、どれだけ会社のためになるかなど、積極的にアピールすることが一番大切だと思います。積極的にいくことで会社側もやる気があるとわかってくださると思います。今は特に景気が悪いので、自分は会社にとって必要な人物なんだということをしっかり示せることが大切だと思います。

Q:秋からアトランタ勤務になるそうですが、アメリカで働こうと考えた理由は?

A:アメリカの大学を出たのでアメリカで就職する方が有利でしたし、収入もいいので、アメリカ勤務に決めました。それにアメリカでの生活がとても好きなので、アメリカに残ることにしました。今後は少しでも長く仕事を続けて、会計士として成功したいと思っています。

Q:高校、大学留学は、ご自身にどのような影響を与えたとお考えですか?

A:想像を絶する不安と寂しさに耐えたことによって、精神的に強くなったと思います。また、親から離れて生活していたので、自分で責任のある行動ができるようになったと思います。

Q:ICCのアドバイスやサポートはいかがでしたか。

A:名古屋オフィスの伊藤敦子さんには、最初から的確なアドバイスをいただきました。高校入学から大学入学まで、本当にたくさんのサポートをしていただき、心から感謝しています。高校、大学と留学を無事に終えられたのは伊藤さんのおかげだと思っています。

■お母さまからのコメント

留学する前はとても不安でしたが、子供を信じて成功を祈りました。後日、話を聞くと「よく耐えたな」とただただ感心するばかりでした。親元から離れ、責任ある行動を心がけてくれたことをうれしく思っております。

■名古屋オフィスからのコメント

●和田侑子さんへ
侑子さんは初めて会った時から、自分の気持ちをきちんと話せる高校生だったと思います。大学留学についても、ニュージーランドにいる頃から実現に向けて計画的に行動していました。周りの力を借りながらも、自らが行動することで目標を実現して行こうという意志を感じさせてくれました。大学に留学してからも、お休みで日本に戻るとよく会いに来てくれて、いろいろな話をしました。侑子さんの話から、大学生活が充実していることが感じられたことも嬉しい思い出です。もう一つ印象に残っているのは、どんなときもお母さんが侑子さんを変わらずに応援なさっていたことです。侑子さんの明るく何事にも積極的な姿勢と、お母さんの変わらない応援が、留学を成功に導いたのだと思います。侑子さん、就職決定おめでとう! 今度は社会人になった侑子さんに会えるのを楽しみにしています。

●これから留学を目指す皆さんへ
留学したいと思う気持ちは同じでも、皆さんそれぞれに希望や目標があるかと思います。そんなお話を聞かせていただきながら、その方にとっての理想の留学を一緒に実現させていきたいと思っています。ぜひオフィスにご相談にお越し下さい。