IBPプログラム体験談メニュー HOME
<体験談> IBPプログラム


大塚 志保(おおつか しほ)さん

留学期間:
1998年 4月〜1999年3月
IBP18期生:
米国ベルビュー・コミュニティ・カレッジ
インターン先:
Greater Seattle Chamber of Commerce(商工会議所)
プロフール:
1978年生まれ。神奈川県外語短期大学卒。現在某メーカーに勤務。

 私の在籍していた大学は就職率の良い学校でしたので、卒業後は自分の能力を生かせる所に就職したいと思っていました。それにはもっと自分を磨き視野を広めることが必要だと感じ留学したのです。インターン先は、マーケティング部門で日本人留学生のいないところで働きたいと思い、米国人の知り合いを通して探してもらった商工会議所に決めました。丁度3ヶ月後にエクスポを控えた時期だったので、そこでの私の仕事の内容はエクスポの準備手伝い(受け付け、リサーチ、資料作成)、セミナー参加、交流会の準備などでした。
 始めの頃は受身で言われたことだけやっていたのですが、積極的に自分ができることを探し始めた時から、仕事が面白くなりました。他の日系の商工会議所に連絡をとりインターン先の持っていなかったリストを入手し、インビテーションを送ることに成功した時には、役に立つと誉められ、私も自分を認められて満足でした。電話はなかなか聞き取れなくて、アルファベットを一文字ずつ言ってもらったりもしましたが、その都度分からないことは聞くようにしていましたし、常々自分から「話のポイントはこれで合っている?」と尋ねていたので、自然と英語力もアップしました。
 この商工会議所は公的な機関だったので、特に国籍、人種、年齢、障害の有無を問わず、平等に働く権利があることを実感できる場所でした。同性愛者やマイノリティの組合もあり、このことからも アメリカは主張の国だ、と納得しました。自分たちで世の中を変えて行こうという意欲と論理の力には圧倒され、日本はこれを学ぶべきだと思いました。インターンを含め、この留学を通して私はメンタルな面で大きく変わり、人間性が高められたと思っています。価値観の多様性を認められるようになり、コミュニケ−ションの大切さを学びました。自分からアクションを起こせる人間になり自分が強くなっていくことと同時に、他人に相談して助けを求めることのできる人間になることも大事だと思いました。
 後輩には真面目にビジネスのやり方をつかんでくるという留学もあるけれど、ありとあらゆるものを吸収してくる留学もあると、柔軟にものごとを考えて下さい、と言いたいです。


上へ

前へ 戻る 次へ>