役立つ!留学前の英語勉強法

こにちは。カナダTOAオフィスの加藤です。

AIP参加者からよく聞く声は、「もっと日本で英語を勉強してくればよかった」というものです。
もちろん皆さん、日本出発前にできるだけ英語に触れる努力をされていると思うのですが、実際に来てみると、「足りなかったなぁ」と思うことが多いようです。
とは言え、日本にいる間も、学校やお仕事、留学の準備などで忙しい毎日ですよね。

というわけで、今日は限られた時間を効率的に使って、英語力を伸ばす方法をご紹介します。
留学アドバイザーとして、「一体、何をどのくらい勉強したらいいんでしょう?」というご質問を、頻繁に受けます。語学の伸びには個人差がありますので、「これをこれだけやったら絶対ペラペラになれます!」という保証は残念ながらできません。しかし、過去に数多くの留学生の皆さんにおすすめして、英語力が着実に上がった方法があります。(これは私が留学生時代に、英語トレーニングの専門家から聞いて、実際試して役に立った時間配分でもあります!)以下、ご紹介します。

1.リスニング
毎日必ず続けることがコツです。休日に1時間リスニング練習をするよりも、たとえ5分でもいいから、1日のどこかでリスニングに集中する時間を取り入れましょう。

楽器の演奏と同じで、1日さぼると3日分後退してしまうのがリスニング。逆に、少しずつでもコツコツやっていれば、早ければ1〜2週間で、英語が聞きやすくなる等、効果を感じるはずです。

2.リーディング
こちらは逆に、毎日でなくてよいです。「週末の午前中に2時間」というふうに、時間を決めて集中してリーディング練習をしましょう。

カナダ語学研修校の授業風景

その時間は、ほかの予定を入れないようにして、できれば携帯の音源も切っておきます。それでもすぐに気が散って、ほかのことを始めてしまう人(私のように)は、教材と財布だけを持って、コーヒーショップや図書館などに場所を移すことをおすすめします。

3.文法
1冊、気に入った文法参考書を用意します。受験のときに使った参考書でも良いですが、TOEIC650〜700以上お持ちの方は、できれば洋書で、英語で書かれているものを使ってみましょう。2〜3ヶ月、長くても半年で1冊終わらせるよう計画を立てます。短期集中でこなせば、文法の全容が頭に入り、その後の英語の伸びがまったく違います。

全ページを制覇する必要はありません。ぱっと見て、明らかに「ああこれは分かっている」という文法事項は飛ばします。参考書の説明もすべて読まなくて大丈夫です。先に練習問題をひととおり解いてみて、できなかったところだけ説明を読み返す方法がおすすめです。いい意味で「手抜き」をするのが、文法おさらいのコツです。

…いかがですか?

今日ご紹介した勉強法(リスニング、リーディング、文法)は、すべて英語の「インプット」であり、英語が話されていない日本でもできる勉強です。英語ができる人は、英語のインプット量が多い、と言われています。
逆に、スピーキングやライティングは「アウトプット」になりますが、日本にいる間に「インプット」を十分練習することで、現地に行ってからの「アウトプット」の上達が早く確実になります。

すべてをバランスよく勉強できればベストですが、時間がない場合は、ご自分が特に弱いと感じる部分だけでも進めておくとよいでしょう。バンクーバーにいらしてからの「アウトプット」の練習法は、個別のカウンセリングやワークショップなどでじっくりお伝えしています。
重要なコミュニケーションツールである英語に自信をつけて、ますます実のある留学生活が送れるよう、がんばりましょう!