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卒業後の進路 〜海外進学

現地の大学へ進学する

オーストラリア、ニュージーランドの大学は、一部の学部(医学部、理学部など)を除き、通常3年で卒業します。日本の大学とは異なり、1年次から専門科目を履修することになるのです。このため、高校在籍中からすでに大学の専攻に関連した科目を履修し、大学入学資格を取得しなければなりません。したがって、高校での選択科目が大学進学と密接に関わっています。キャリア・アドバイザー(進路担当の先生)とよく相談しながら、大学進学を意識して科目選択をする必要があります。

■オーストラリアの大学

オーストラリアには40校の総合大学(University)があり、それぞれ大学院(Post-Graduate)を持っている。3校を除いてすべてが国立で規模が大きく、教育水準が高い。
オーストラリア学、アジア学、日本語学、海洋学、環境学などは、その内容のレベルの高さに定評がある分野だ。カリキュラムでは一般教養課程がなく、1年次から専門課程に入る。このため、日本の高卒レベルで留学する場合、Foundation CourseやBridging Courseといった予備コースで、1年間教養課程を履修することになる。

■ニュージーランドの大学

国内には8校の国立大学があり、すべて大学院を併せ持つ。これらの大学は、もともと単科大学だったものが総合大学へと変化していったもので、各大学で強い分野がはっきりしている。ビクトリア大学の法学、オタゴ大学の医学、ワイカト大学の科学技術、リンカーン大学とマッセイ大学の農業関連などがよく知られているところ。
学士課程は通常3年。一般教養課程がなく、1年次から専門分野の研究・教育が始まる。DiplomaやCertificateの資格取得を目標とするコースもあり、これは半年程度〜。
リンカーン、ワイカト、マッセイの各大学は留学生の受入れに積極的なようだ。

現地の専門学校へ進学する

オーストラリア、ニュージーランドでは専門学校の地位が確立されています。TAFEやポリテクニックは現地ではきわめてポピュラーな教育機関で、ESLの設置など、留学生への受入態勢も整っています。実践的な教育が中心で、DiplomaやCertificateが取得できますが、一部では大学同様、Degree(学士号)を取得することもできます。

また、大学と提携し、編入プログラムを実施しているところもあります。このため、比較的入りやすいTAFEやポリテクニックにまず入り、専門分野の基礎固めをして大学に進学、編入する学生も少なくありません。

こうした公立の専門学校の他に、私立の専門学校があります。実践的な教育を行っている点では変わりはありませんが、公立がさまざまなコースを提供しているのに対し、私立はビジネス、アートなど専門分野に絞った単科専門学校であるのが特徴です。

基本的には現地の義務教育(オーストラリアではYEAR10、ニュージーランドではYEAR11)を修了していれば進学が可能ですが、高校時代での選択科目が関係してきます。やはり科目選択の時点で、学校の情報収集も含め、キャリア・アドバイザーとよく相談することが必要です。

その他の英語圏の大学へ進学する

イギリスの大学も3年制で、1年次から専門科目のみを履修します。やはり高校在学中に大学での専攻コースに関連した科目を選択し、大学での勉強に備えます。このように教育制度が非常に似通っているため、オーストラリア、ニュージーランドからイギリスへ留学する場合は、比較的情報も得やすく、スムーズに進学することが可能です。もちろん、オーストラリアからニュージーランド、ニュージーランドからオーストラリアの学校へ進学する場合も同様です。

しかし、アメリカやカナダは教育制度が違います。学校のキャリア・アドバイザーに相談しても満足な情報は得ることはできません。したがって、自分で情報収集し、願書を取り寄せ、手続きをするか、いったん日本に帰国してその筋に詳しい留学エージェントに相談するのが無難です。

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