以前から海外で仕事をしてみたいと思っていました。資格には特に興味はありませんでしたが、国民性や文化の違いによる、デザインの進め方や感覚の違いを肌で感じたいという思いでこのプログラムに参加しました。専門のコースでは、週3回はグラフィックデザインのクラス、後の2日は英語のクラスを取ることができました。グラフィックの授業では、パッケージデザイン、ロゴマーク、ポスター等、また、写真の授業では一眼レフのアナログカメラの使い方を学び、白黒フィルムで撮影したものを、自分で現像したり等初めての体験ばかりでとても楽しかったです。英語でわからないことがあっても先生が何度も丁寧に説明してくれたので本当に助かりました。1年間という長い期間海外で生活するというのは思ったよりも大変でしたが、今となってみれば貴重な経験です。色々な国籍の人達と話をしたり、異なる文化の中で生活したりするうちに、自分が今までいかに狭い固定観念にとらわれていたかということを実感しました。30歳を過ぎてからの留学というのは決断するのにとても勇気がいりましたが、新しい夢ができ、結果的に留学して本当に良かったと思います。イギリスでの生活は私の一生の中の貴重な1年間です。
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