農学は近年農業を視点として生命、食料、環境、健康、情報、国際の各分野に大きく影響を与える総合科学と捉えられており、カリキュラムでは実験、実習が重視される学問である。
大きく分けて農学、農芸化学、農業工学、農業経済学の四領域があり、農学系は農作物の栽培や畜産技術のほか自然環境の整備、保全、活用を学ぶ。農芸化学系は最先端のバイオテクノロジーを駆使して農産物の生産と保護について化学的に研究し、農業工学系は土地改良学、農業水利学、効率よい生産システムを学ぶ。農業経済系は農業経営や農業が抱える様々な社会問題の解決法を探る。
卒業後は、農場試験場、農薬・食品・薬品・農業機械メーカーなどで職を得ることが多い。 |