イスラエル発、身近なアイテム

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イスラエル発のアイテムとは?

皆さん、「イスラエル発のアイテム」と聞いて、どんなものが浮かびますか?ミサイル、砂漠、天然資源・・・?そんなイメージをお持ちの方、今回はイスラエルの魅力を私たちの身近なところからご紹介したいと思います。

目次

. そのダイヤモンド、イスラエル産かも

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イスラエル・ダイヤモンドセンター

イスラエルのジュエリー・アクセサリーは、非常に種類が多く、実は安価な価格で可愛いデザインのものが手に入ります。また、日本ではあまり知られていませんが、イスラエルには世界最大規模のダイヤモンドの研磨加工および取引所があり、インド、ベルギー、アメリカと肩を並べて世界中にダイヤモンド、もしくはそのアクセサリーを輸出しています。さらに、実は日本の金額別ダイヤモンドの輸入先はイスラエルが4位となっており、1カラットあたりの単価ではイスラエルが世界1位なのです(財務省貿易統計1)。あなたの持っているダイヤモンド、実はイスラエルから来ているかもしれません。

. イスラエルにしかない「死海」関連商品

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死海をご存知でしょうか。死海とはイスラエルとヨルダンの間にある塩の湖で、身体が浮くとか、塩や泥が肌に良いとかいったことで知られています。通常の海の塩分濃度は3%ですが、死海の水はその10倍の約30%程度とされ、湖内で一切の生物が生息できないことから死海という名前がつけられたそうです。さて、イスラエルの土産物として人気なのが、この死海を使ったコスメティクス。
まずご紹介したいのは、死海泥フェイスマスク。死海コスメだとAhavaやTrinitae、Botanicusなど様々な有名ブランドがありますが、フェイスマスクに加え、死海泥ボディーバター、死海泥ハンドクリームなどがあるそうです。

TRINITAEの死海コスメ(HPより)https://trinitae.com/

現地に行くと、死海の泥を身体に塗りたくった人がたくさんおり、死海の泥はかなり肌に良いらしく、肌の老廃物を洗い出したり、きめ細かくしたり、艶を出したりと多くの美容効果があるのだとか。また、死海の塩をベースにしたボディスクラブや石鹸なども販売されています。

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死海の泥を塗る人たち

. イスラエルでは良質なオリーブが取れる

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イスラエルは伝統的にオリーブオイルを育ててきた場所であり、その歴史は紀元前6000年前とまで言われています。特にイスラエル近辺は、オリーブの木が育ちやすい気候・土壌環境に恵まれ、代々オリーブの抽出・加工方法が蓄積されてきた地です。イスラエルを代表するオリーブオイルといえば、イスラエルのOlive Branch(イスラエル最高品質のオリーブを決める大会)で優勝したEinot Kedemが有名ではないでしょうか。オイルの酸度を極限まで縮め、オリーブの深みのある味わいを演出したオイルです。また、国際的なオリーブオイルコンテストTerra Olivoで度々トップに立つMeshek Achiaも有名なオイルとして知られています。

Meshek Achiaのオリーブオイル https://www.m-achiya.co.il/ (公式サイト)

また、オリーブの木を使った木彫りも有名で、イエス・キリストの生誕地であるベツレヘムやキリスト教区内でしばしば目にすることができます。

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エルサレム市街にある木彫り

. イギリスが招致したアルメニアンセラミック

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アルメニアンセラミックは土産市場で見かける陶器もので、コップやポットなど様々な種類があります。イスラエルのアルメニアンセラミックは1919年、ムハンマドが昇天したと言われる場所の岩のドームの修復作業の為に、イギリス政府がアルメニアの陶芸家を招聘したのがきっかけと言われ、以来アルメニアの陶芸職人の家族がイスラエルに住み着くようになったとされています。赤や緑など多くの色がありますが、モスクのタイルに因んでか青色が最も多いようです。

. ワイン・蜂蜜・デーツなど美味しい食事がたくさん

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ワイン

イスラエルのワインは、日本のお土産としてもってこいではないのではないでしょうか。その希少性はさることながら、ワインの質の高さも抜群で、ワイナリーショップなどで試飲もできます。価格も50~60シェケル(1,500円〜1,800円)と手頃で、土産物として頻繁に購入されています。

ハチミツ

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また、ハチミツもイスラエルでは有名です。聖書の中で、イスラエルは「ハチミツとミルクの国」と記されており、世界最古の養蜂場の跡が発見されています。中でもハロッド養蜂場は人気で、その健康・美肌効果から「食べる美容液」とも言われているとか。チーズとハチミツをワインで頂いたり、朝ごはんにアボガドにかけたりなど、様々な用途で使えそうです。

デーツ

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デーツは中近東で取れるナツメヤシの実ですが、ドライフルーツとして食べられ、味は甘く食感は干し柿に似ているかもしれません。旧約聖書に登場するほど歴史は古く、主に中東地域で栽培され、インドやヨーロッパなど世界中に輸出されています。中でもイスラエルのメジョールデーツは世界30ヶ国以上に輸出され、実の大きさ・味の濃厚さで知られています。
日本ではイスラエルのHADIKLAIM社のメジョールデーツが「美女の間食 キングソロモン メジョールデーツ」という名前で販売されているようです。

まとめ | イスラエルには古い歴史に根ざしたたくさんの特産品がある

いかがでしたか。ダイヤモンドや死海に加え、イスラエルには長い歴史が産んだ数々の特産品があり、各宗教と縁の深いものも数多くあります。ぜひ一度、足を運ばれた際は今回ご紹介したアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

参考サイト

ベース

ダイヤモンド情報

その他