マレーシア留学体験談
2024/03/29

4年間のマレーシア留学で印象に残っている場面・エピソード5選!

モナシュ大学マレーシア校卒業生で、4月から社会人になる緋花瑠です。
留学体験記の投稿も、今回の5回目で最後となります。社会人になる前に、少しだけ留学生活を懐かしむ時間をいただけますか?
この記事を読んだ皆さんが、勇気と希望を持ってマレーシア留学に踏み出してくだされば嬉しいです!

1. マレーシア訛りの英語に絶望(!?)して始まった英語コース

私は渡航後の最初の2ヶ月間、インティ大学の英語コースで英語の勉強をしていました。そこでマレーシア人の先生によるマレーシア訛りの英語を初めて耳にしたのですが……。

全く聞き取れない!!!

訛りがあるとは聞いていましたが、まさかこれほどとは。途端に不安になったことを覚えています。

しかし、皆さんを怖がらせたいわけではありません!1か月が経つ頃には、マレーシア訛りの英語もずいぶん聞き取れるようになっていきました。必ず慣れるので安心してください。
4年以上触れた今では、私にとってマレーシア訛りは世界で一番聞き取りやすい英語ですし、とても愛おしく思っています。

これから留学に行かれる方は、そんなマレーシア訛りを楽しみにしていてくださいね。

2. クラス20人を率いるリーダーを務めた、ファウンデーションコース時代のチャリティイベント

英語コースを修了後は、インティ大学のファウンデーションコース(ビジネス/IT)で1年間学んだのですが、その中で一番記憶に残っているのがチャリティイベントでのリーダー経験です。

General Studies(一般教養)という科目で「約20人のクラス全員で協力してチャリティイベントを開き、集めた募金を孤児院に寄付する」という課題が出され、なんとその際、私が先生からリーダーに指名されました。

当時はまだまだ英語に自信もありませんでしたし、現地生を差し置いて私で務まるのか……とプレッシャーを感じながらも、「何でも挑戦してみる」をモットーにしていた私は引き受けることを決意しました。

準備を進める中で、一部のクラスメイトがなかなか協力してくれないという問題もありましたが、積極的なコミュニケーションを心がけ、一人一人のタスクを明確化させたことで、なんとか無事に終えることができました!
正直、くじけそうなことも多かったです。それでも、とにかくできることを探して行動を起こせば必ずゴールは見える、とこの経験を通して気付くことができました。
さらに、英語でコミュニケーションを取ることに対しての恐怖心が薄まったのもこの時からです。留学中に大きく意識が変わったターニングポイントだったなと思います。

迷ったら挑戦してみる。この考え方は、留学中は特に大事にしてみてください!

3. 一生の宝!モナシュ大学マレーシア校で出会ったベトナム人の大親友

ファウンデーションコース修了後に入学した、モナシュ大学マレーシア校での一番の思い出は、ベトナム人の親友「ヒラリー」との出会いです。

とてもチャーミングで努力家な彼女との出会いは、最初のセメスターの法律の授業。課題で同じグループになったことがきっかけで、連絡を取り合うようになりました。当時はコロナ禍のため完全オンライン授業だったので、すぐに会うことは叶わずひたすらメッセージを送り合う日々。

そして1年半の時を経てキャンパスでの授業が再開されることになり、ようやく初めて対面したのですが、そこからはさらに仲良くなる一方でした!

大学で一緒に勉強したり、クアラルンプール市内のカフェ巡りやショッピングをしたり、観光地を巡ったり、メルボルンで旅行をしたり……。育った環境に関係なく、ここまで仲を深められることに感動しました。
同じ留学生という立場で、辛さも喜びも120%共有しあえる存在に巡り合えたことはとても恵まれていたなと思います。(もちろん、マレーシア人の友人もたくさんできました◎)

友達ができるか心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、絶対に大丈夫です!話題に困ったら、アニメの話を出してみてください。現地生・留学生問わず、ものすごく盛り上がりますよ!

4. モナシュ大学オーストラリア本校で迎えた卒業式

そうして全課程を修了し、たどり着いた卒業の日。あっという間だったような、気の遠くなるくらいの長旅だったような、不思議な感覚でした。

ところでモナシュ大学はオーストラリアのメルボルンに本校があるのはご存知ですか?
実はマレーシア校で勉強していたとしても、オーストラリア本校の卒業式に出席することができます!
卒業式のタイミングでヒラリーがオーストラリア本校に交換留学していたこともあり、私はメルボルンでの卒業式に出席しました。

卒業式ではガウンと角帽を身にまとい、講堂の壇上で卒業証書を受け取ります。これまでの努力が形となって認められたようで、思わず瞳がうるんでしまいました。
メルボルン旅行もバッチリ楽しんで、忘れられない時間を過ごすことができました。思い入れのあるマレーシアでの卒業式も捨てがたかったのですが、思い切って本校での卒業式を選んでよかったなと思います!

5. マレーシア留学で得た一番の財産は「自己肯定感」

マレーシアでの留学経験は数えきれないほどたくさんのものを私にもたらしてくれました。
そんな中でも、マレーシア留学を通して「等身大の自分をありのまま愛せるようになった」ことは何にも代えがたい財産です。

人一倍競争心が強く、負けず嫌いな性格をしていた私は、高校時代までより優秀な友人や他者と比較をしては落ち込むといったことを繰り返していました。必ずしもその性質が悪いわけではありませんが、心をすり減らしていたのは事実です。

そんな私ですが、マレーシアに来てから考え方が徐々に変わっていき、柔軟に自分自身を受け入れることができるようになりました。理由はたくさんありますが、特にこの3つの影響は大きかったかなと思います。

1.異国の地で様々な壁にぶつかって必死に生きていく中で他人を意識する暇がなかった
2.直面した課題に対して適切な努力をして乗り越えたおかげで自分に自信がついた
3.多様性のある環境で過ごしたことで、自身の生き様に誇りを持っている人に憧れるようになった

沢山の経験が混ざり合って、いつしか他人ではなく過去の自分を越えることに意識が向くようになりました。
また、自分の未熟な部分があったとしても「これから乗り越えればいいや」と素直に受け止めることができるようになりました。留学生活を経て、頑張れば何とかなることを身をもって知っているからこそ生まれる心の余裕です。

マレーシア留学を経て、気持ちの面でずっと生きやすくなったなと、高校時代の私を思い出すたびに実感します。今、同じような悩みを抱える方には特に、ぜひマレーシア留学を前向きに検討してほしいなと思います。

おわりに

長くなってしまいましたが、ここまで目を通してくださりありがとうございました。

様々な出来事を共有させていただきましたが、私のマレーシア留学体験は私のものです。
そしてあなたがこれから送るマレーシア留学は、他の誰でもない、あなただけのものです。

あなたの留学生活がいったいどんなものになるのかはまだ誰も分かりません。
それでも、マレーシア留学があなたの人生をより豊かなものにしてくれることは、胸を張ってお約束できます!

約4年間、時間はたっぷりあります。この記事を読んでくださった皆さんが、やりたいことをやりつくして、最高の留学生活を送れますように!

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この記事を書いたライター
【緋花瑠(ひかる)】ICCインターン生。INTI大学英語コース、ファウンデーションコース(ビジネス/IT)を経て、2023年9月にモナシュ大学マレーシア校(ビジネス学部会計学専攻)を卒業。マレーシアのランカウイ島と、マレーシア・イポーの麺料理ホーファンへの愛は人一倍。

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