Vol.3 岸本 早紀子 さん ≪関西学院大学発≫

関西の大学生・大学出身者のIBP留学の体験談をご紹介していきます。

岸本 早紀子 さん【留学時社会人】

経歴

留学期間:2011年04月〜2012年03月

関西学院大学文学部卒業 >> 外資系製薬会社・MR(医薬情報担当者)として6年間勤務 >> ワシントン大学コース(44期)

IBP修了後の就職先:臨床開発関連企業

IBPプログラムを選んだ理由

英語力を活かせると外資系製薬会社に入社しましたが、日本人医師がクライアントとなるMRという職種だったため、英語に触れる機会といえば医学文献を読む程度でした。非常にやりがいのある仕事でしたが、「もっとグローバルな環境で医療に関わる仕事ができたら」という思いが募るばかり。そんな時にIBPのウェブサイトを見て、留学することを決めました。

研修先コースをワシントン大学に決めた理由

前職がイギリスの企業だったので、今度はアメリカの医薬系企業をのぞいてみたいという気持ちがあり、留学するならアメリカと決めていました。プログラムの中でも、ビジネスに特化している社会人向けのコースがあるUWを選びました。大昔の話ですが、父もUWのビジネス研修を受けていたことも、UWを選んだ理由の1つです。自らの意志と資金で行くとはいえ、勤めていた会社を30歳手前で退職して留学するわけですから、親にも一応報告しないといけないわけで、「治安がよく、日本からも近い西海岸側に位置しているシアトル」は説得材料として有効でした(笑)。

学校の授業について

シアトルにある様々なグローバル企業で実際にビジネスをされている方による、ケーススタディやリスクマネジメントの講義がおもしろかったです。製薬業界の話が出てくると、俄然やる気になりました。状況が手に取るように理解できるので、アメリカではこんなポイントが問題視されるのか、という新しい発見もあり、非常に有意義でした。

3学期目約3ヶ月かけて行う「FINS」というロールプレイング型プロジェクトは、厳しかった思い出があります。3~4人がチームになり、政府や地元の企業、グローバルな展開をしている企業など、計6つの役割を与えられます。各チームは、関税や税金、予算などを他のチームに3ヶ月かけて交渉し、結果をプレゼンするというものでした。営業や交渉の経験はあったものの、国をまたいでの関税や税金を加味した業務は全くの未経験で、自分の頭の中で成功例がうまく描けず、商社で勤務経験のあるチームメンバーにはとてもお世話になりました。

インターンシップについて

インターンシップ先

Iverson Genetic Diagnostics Inc.(遺伝子関連企業)(医療・製薬・ヘルス)

遺伝子というと、最近では、アンジェリーナ・ジョリーが乳がん関連遺伝子を調べ、癌発生前に乳房を切除したことが記憶に新しいのではないでしょうか。Iversonが扱う乳がん関連の遺伝子は、このアンジェーリーナのものとは異なるのですが、このように遺伝子解析によって、自分に起こり得る病気や副作用のリスクを事前に知るいわゆる「オーダーメイド医療サービス」を提供している企業です。

インターンシップ先での仕事内容

日本で働いていた頃は、会議の議事録作成を迅速に行っていたのですが、アメリカの企業では全くできずにショックを受けました。人が話していることを一字一句入力していくことが、英語ではタイピングが追いつきませんでした。そこでボスに許可をとり、ボイスレコーダーでテレフォンカンファレンスを録音させてもらい、後から聞きなおせるようにしました。一字一句書き取って意味を理解し、それを自分の言葉で文字に起こすようにすると、作成時間を少し短縮できるようになりました。その甲斐あって、現在の勤務先ではほとんどの業務が英語で行われますが、議事録も難なくこなせるようになりました。

就職活動を通して見たIBPプログラム

留学やインターンの経験の詳細については、応募企業に提出した経歴書に記載してあるので、こちらからアピールするというより、企業の方からそのポイントに注目して、業務内容などを聞かれました。転職活動は、クライアントが海外企業である外資系の臨床開発関連企業に絞って行い、同様の業界でインターンを体験したので「就職後の業務も問題ないですね」と、どの面接官にも言っていただきました。

(留学経験は)面接前の書類審査の時点で非常に有利に働いていると感じました。転職エージェントを利用していたため、各企業採用担当者からのフィードバックや、同じ企業に応募していたライバル達の状況を聞くことが出来たのですが、応募先が中級~上級の英語力を求められる企業である限り、第1次の書類審査の時点で、ただの語学留学等でなく「ビジネス留学」+「インターンの経験」というのがかなりアドバンテージになっていると伺いました。最終的に複数の企業から内定をいただけたのも、IBPのおかげだと痛感しました。 留学修了間近に転職サイトに登録したところ、電話やメールでのヘッドハントの数がぐっと増えました。留学せずにそのまま日本で働いている状況よりも、留学や現地でのインターンシップ経験者の方がリクルーターからの期待値が高く、スカウトされるチャンスが高くなるのだと思います。退職してまで留学する価値はここにあるのではないでしょうか。

(今後のキャリアプランは)「医療の知識」+「英語力」を活かして、医療業界でその道の何らかの形でのスペシャリストを目指していく予定です。製薬企業で身につけた医療知識はありますが、文系出身なのでサイエンスの知識を強化したいという思いはあります。今後チャンスがあれば、またアカデミックな場で学びたいという気持ちは持ち続けたいと考えています。当面は、新しい職場である外資系臨床開発企業でグローバル治験に携わり、新薬を世界と同じタイミングで、いち早く日本の患者様の元に届けるお手伝いができたらとワクワクしております。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところ

留学前は、外国人の方と仕事をするとなると多少なりとも緊張というか、身構えてしまう自分がいました。しかし、帰国後は、それが緩和された気がします。以前と比べて、より英語というものが自分にとってナチュラルなものになった感覚です。

今後、IBP留学を希望している人に向けてのアドバイス

セミナーで、留学を決めかねている方とお話してみると、男性は「会社を辞めるタイミングや退職してまで参加する意義」について、女性は「年齢」についてとても気にされていると感じます。私自身、なかなかタイミングをつかめずに6年間の社会人生活が過ぎましたが、「退職してまでの留学意義」という点では、海外インターンシップ経験やTOEICの点数などは必ず高く評価され、ヘッドハンティング数も増えるということを実感しています。年齢に関しては、男女国籍問わず、学生~40才台の方がUWのプログラムに参加されていますし、海外の大学院などは社会人マネージャークラスの方もたくさん留学されているので、気にする必要は全くないと思います。IBP修了生はコミュニケーション能力や、プレゼン能力、ディスカッション能力も鍛えられているので、年齢に関わらず、どんなことを1年でやってきたかきちんと面接で話せるはずです。また、留学の最後のプログラムがインターンシップなので、すでに面接でどのように受け答えをすればよいか、レジュメ、職務経歴書の書き方などはみっちりしこまれています。自信を持って、帰国後の就職活動に挑んでください!

岸本早紀子 さんの体験談はこちら

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