
留学を考えていると、「どのプログラムが自分に合っているのか分からない」という悩みに直面する方が多いのではないでしょうか。
本記事では、代表的な5つの留学プログラム――交換留学、語学留学、ワーキングホリデー、Co-op留学、ビジネス留学について、それぞれの特徴と違いを分かりやすく解説し、目的別にどのプログラムが最適か解説します。
目次
1. 【大学生〜社会人向け】おすすめ留学プログラム5選
1-1. 交換留学(大学間協定)
日本の大学に在籍したまま、協定を結ぶ海外の大学で半年~1年学ぶスタイルです。語学力や成績など条件があり、事前選考を通過する必要があります。です。
特徴:
- 海外大学で専門分野を履修できる
- 単位互換制度で卒業に影響が出にくい/休学する必要がない
- インターンシップなど実務経験は基本的に不可
1-2. 語学留学
語学留学は、英語を学ぶことを目的とした留学です。アメリカやカナダ、オーストラリアなどの語学学校に通いながら、スピーキングやリスニングなどの英語力を集中的に伸ばします。期間は1週間〜1年と自由に選べ、英語が初級の方でも安心して参加できます。
特徴:
- 英語に集中して学べる環境+ホームステイなどで文化を学べる環境
- 世界中の友達ができる
- 会話中心/試験対策/ビジネス英語など目的別に選べる
- 海外生活の第一歩として人気

1-3. ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、一般的に18歳から30歳の方を対象とした、海外で一定期間滞在し就労できる制度です。観光ビザとは異なり、現地で働きながら滞在費を補えるのが大きな特徴です。人気国は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランドなどです。
特徴:
- 比較的費用が抑えられる
- 自由度が高く、海外で仕事経験を積める
- 語学学校等で短期間の勉強も可能
1-4. Co-op留学
カナダの専門カレッジで提供されているプログラムで、専門分野の学習と有給インターンシップがセットになっているのが特徴。ホスピタリティ、IT、ビジネスなど幅広い分野が学べます。
特徴:
- 専門分野の学習+インターンシップが前提
- 実務経験が得られる
- 専門性の高いスキル習得が可能
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1-5. IBPビジネス留学
IBPビジネス留学は、アメリカ・イギリス・オーストラリア・マレーシアの大学で学び、現地企業でのインターンシップを通じて実践的なスキルを身につける留学プログラムです。3〜12ヶ月の海外インターンが含まれており、プログラムを終えると修了書の取得が可能です。また、「留学前〜留学後のキャリアサポート」「インターン前のビジネストレーニング」「ビジネスセミナー」など今後のキャリアにも直結する+αの経験を得られるのも特徴です。
特徴:
- 現地学生や多国籍な留学生と大学の実践的な授業を受けられる
- 国際ビジネス・マーケティング・起業など幅広く実践的な授業内容
- 現地企業でのインターンシップ経験(有給の可能性もあり)
- インターンシップ獲得支援や帰国後の就職・転職支援付き

2. 5つの留学プログラムを徹底比較
2-1. 学ぶ場所と学べる内容
交換留学:在籍大学の提携校である海外の大学にて、専門科目を学びます。帰国後に単位認定される場合が多いです。
語学留学:語学学校にて、英語やその他外国語を学びます。日常会話からIELTSやTOEFLなどの試験対策まで、目的によってコース選択ができます。
ワーキングホリデー:ワーホリでは、語学学校や専門学校の一部コースにて短期間の就学が認められています。就学期間は、国によって制限が異なります。
Co-op留学:カナダのカレッジにて専門分野を学びます。主には、ビジネス系・IT/Web系・ホスピテリティ系の分野を学ぶことができます。
IBPビジネス留学:4カ国7大学の提携大学にて、専門分野を学びます。国際ビジネスやマーケティングなどの実践的なビジネス授業の他、コースによっては、観光学やアートなど幅広い分野から授業選択ができます。
2-2. 実務経験
交換留学・語学留学:基本的に就労はできない、もしくは制限されており、あくまで「学習」を主目的としています。
ワーキングホリデー:自由度が高く、アルバイトやカジュアルワークが可能です。ただし、英語力やビザ条件により、専門性が高い職種には就きづらい傾向にあります。
Co-op留学:カレッジの専門分野に関連したインターンシップを行います。インターン期間は、プログラム全体(カレッジ+インターン)の50%以下です。留学中、アルバイトも可能です(カレッジ期間中は週20時間まで)。
IBPビジネス留学:大学期間を終えた後、現地企業にて3〜12ヶ月のインターンシップを行います。インターン期間や有給の可能性は、コースによって異なります。インターン先は、IT企業・人材会社・政府機関など幅広い分野で実績があります。コースによっては、大学期間中もアルバイトが可能です。

2-3. 対象者・期間・費用
交換留学:大学在籍中の学生が対象で、成績や語学力等の条件が設けられています。期間は約半年〜1年が一般的です。費用は留学先や大学によって異なりますが、約100〜200万円程です。
語学留学:高校生〜社会人が対象で、英語力や学歴問わず誰でも参加可能です。期間は、数週間〜1年まで自由に設定ができます。費用は、30〜300万円程度と、期間や留学先都市によって大きく異なります。
ワーキングホリデー:18歳〜30歳までの方が対象で、期間は最長1年間です。初期費用や渡航後約3ヶ月分の生活費を含め、100万円〜150万円程は用意しておくと安心でしょう。その後は現地での就労により、生活費を補えます。
Co-op留学:高卒以上〜社会人の方が対象で、期間は最短半年〜約2年です。費用はカレッジや期間によって異なりますが、約300〜400万円程度です。現地でのアルバイトや有給インターンによっては、自己負担額が少なくなります。
IBPビジネス留学:大学生〜社会人が参加可能です。期間は約半年〜最長1年9ヶ月で、コースによって変動します。費用は、留学先都市やコースによって異なりますが、約300〜500万円程度です。アルバイトや有給インターンシップにより自己負担額が少なくなる場合や、時期によっては奨学金を募集している場合もあります。
2-4. キャリアとの関連
交換留学:海外大学での学びを通じて得た、語学力や自主性、異文化理解力は就活において高く評価される可能性があります。一方、実務経験を得ることは難しいため、キャリア形成の一環としては効果が限定的かもしれません。
語学留学:語学力向上は、国際的な仕事や異文化環境での勤務には有利になりますが、実務経験や専門性が伴わないと、キャリアへの直接的な影響は限定的になります。
ワーキングホリデー:海外で働いた経験は評価されますが、専門性がないと、キャリアアップには限界がある場合が多いです。
Co-op留学:専門知識と実務経験を同時に得られるため、就職後に即戦力として活躍できる可能性が高く、留学経験をキャリアに直結できます。
IBPビジネス留学:海外大学での学びと現地企業での実務経験に加え、ビジネストレーニングによるスキルアップも可能なため、就活やキャリアアップに直結できます。その他にも、留学前〜帰国後のキャリアサポートやIBPビジネス留学限定のネットワーキングイベントなど、一生涯の繋がりと支援により、キャリア形成に大きな影響を与えます。
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2-5. まとめ|違いが一目でわかる!留学プログラム比較表
交換留学・語学留学・ワーキングホリデー・Co-op留学・IBPビジネス留学の違いをわかりやすくまとめてみました
項目 | 交換留学 | 語学留学 | ワーホリ | Co-op留学 | IBPビジネス留学 |
---|---|---|---|---|---|
学ぶ場所 | 大学 | 語学学校 | (語学学校等で短期間就学可) | カレッジ | 大学 |
実務経験 | × | × | ○ | ◎ | ◎ |
対象者 | 大学生 | 高校生〜 | 18〜30歳 | 高卒以上 | 大学生〜社会人 |
キャリアサポート | ▲(在籍大学による) | × | × | ○ | ◎ |
滞在期間 | 約半年〜1年 | 数週間〜1年程度 | 最大1年 | 最短半年〜約2年 | 約半年〜最長1年9ヶ月 |
費用感 | 中 | 低〜中 | 低 | 中〜高 | 中〜高 |
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4. 最後に
留学は、人生においても大きな決断になると思います。後悔しない留学にするためには、まず「自分の留学目的に最適なプランを選択をすること」が大切です。「学位を取りたい」「英語力をつけたい」「グローバルにキャリアを形成したい」など、目的によって選ぶべきプログラムは大きく変わります。
本記事を通して、それぞれのプログラムの違いが明確になり、あなたにとって最適な留学プランを選ぶ一助になれば幸いです。
自分に最適な留学プランを見つけたい方、IBPビジネス留学について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。