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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2019年
大嶽 和樹
KAZUKI OTAKE
出身校:早稲田大学 法学部
コース:ワシントン大学
キャリア:大学生
留学期間:2018年9月~2019年8月
インターン先:BitMart
内定先:大手外資系コンサルティングファーム (入社予定)

ニューヨークでのインターンシップが自分に足りないものを教えてくれた

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

①親戚が海外に在住していたこと、高校時代ラグビーで海外遠征があった等で、自我が形成される頃に海外を意識する機会が多かったこと、②自由に長期で海外にいられるのは大学生の時が最後であると考えていたこと、③社会に出る前に自分を客観視したかったことから海外留学を志望していましたが、③の観点を考えた際、インターンという普通の留学と違う経験ができることがIBPを選んだ決め手でした。

留学先を選択した理由を教えてください。

シアトルはイチローなどのお陰で自分にとって身近だったこと、ワシントン大学は世界トップクラスの大学であるからこそ、質の高い経験ができると考えたからです。

留学前はどんな準備をしましたか?

日本にいるうちに可能な限り英語力をあげようと思い、勉強したと言うことができればカッコ良いのですが、何もしていなかったのが現状でした。理由は、そもそも東京で一人暮らししており、退去など生活環境のリセットを行う必要があったために忙しかったことと、留学へ行くということ、つまり新たな世界へ踏み出すという不安や恐怖もどこか感じてしまい、気乗りしなかったからです。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

正直飛行機でまったく寝られず、頭が働いていなかったのでほぼ覚えていません。ただ小さい頃から憧れていたシアトルマリナーズの本拠地、「セーフコフィールド」を見たときは多少興奮したのを覚えています。

キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

ジムやスタジアムなどキャンパスが大きいことがまず驚きでした。また建物が号数で表されるのではなく、それぞれに名前がついており、さらには現地生の間のローカルな呼び名が多いことから、よく道に迷ったのを覚えています。

ワシントン大学の授業の中で特に印象に残っているトピックを教えてください。

2期のマーケティングの授業における、任意の選んだ企業のコンサルティングを行う授業です。

上記の理由を教えてください。

1学期間をかけて、グループで一つの会社をコンサルティングしていくという建て付けで行う授業に、英語力などから途中でついていくことができなくなり、何をすればいいのかわからなくなってしまったことがあったからです。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

IBPのワシントン大学コースの授業に加えて、Law in Societyという学部授業を追加履修しました。

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

ビジネスコースに慣れてきたため、さらなるチャレンジとして日本の専攻である法律の授業を履修しました。教授の話すスピードや誰かが必ず手をあげてディスカッションが進んでいくような現地生の勢いにも驚きました。自分自身が求めていた環境ではありましたが、やはり英語力の観点から、抽象的な話題に対するディスカッションにはついていけないことも多く、もどかしい思いもしました。

IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

レジュメの書き方やローカルな仕事探しのトピックなどの講義は印象に残っており、それらはインターン探しの時に非常に役に立ったのを覚えています。

留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ)はありますか?

1.ラグビー
UWのラグビー部に少しの間在籍したものの、すぐにレギュラーになれたことと、人数が足りなくなり、大会を棄権したことから、セミプロのラグビーチームに入り、プロの下で活動していました。

2.ファタニティ(Fraternity)での活動
学生の自治社交組織で全米の伝統校にあるものですが、この中でボランティアや集会、勉強会などを行いました。


課外活動から得たものは何ですか?

1.ラグビーから得たもの
・困難を乗り越える力や仲間。
・移籍したチームは、州内無敵、100人以上の部員、多数のプロ選手やアメリカ代表という環境でした。実際、挨拶は無視される、パスがもらえない、三軍に配属など、マイナスからのスタートでした。これらは自分から話しかけること、チームに馴染むにつれ解消されていったものの、1軍に近づくにつれて、体格からくるパワーの差で目標の一軍には上がれずにいました。しかしその中で、自分の強み、弱み、克服可能性、克服したことで得られるインパクトなどを考え抜き、授業などに追われる中でも短い時間でいかに伸ばすかを追求したことで、一軍出場、北米ベスト8を達成することができました。ここにおいてどんなことでも乗り越えられるという自信をつけることができました。
・ホームステイ先とのトラブルでステイ先を退去しなければならなかった際や、NYにインターンで引っ越す際も多くの仲間が助けを申し出てくれたことは、異なる環境でも仲間を作ることができるという自信や、仲間を得たという安心感につながりました。

2.Fraternityの活動から得たもの
行動することの重要性に気づけたこと。学生の自治社交組織で全米の伝統校にあるものですが、この中でボランティアや集会など学生としての活動を経験できました。またインターンの面接の際は彼らに模擬面接をたくさん行ってもらったことも、インターン獲得に大きくつながりました。Fraternityは、なかなか留学生は入ることができないですが、たまたま自らが移籍する前に所属していたUWのラグビー部の友人がいたため、面接なども突破し入ることができました。またラグビーの友人とは違い、社会意識や好奇心が高い人が多く、会話自体が非常に楽しかったのを覚えています。行動することで意図しないところで出会いが繋がり自らの可能性を広げる機会を得られることを学んだのは非常に大きなことでした。


コミュニケーション力向上のために努力したことは?

できる限り自分の意見を話すようにして、会話を広げられるようにしていました。またリアクション、喜怒哀楽は大きめに表現し、自分を理解してもらえるようにしていました。

インターンシップ先について教えてください。

ニューヨークの仮想通貨取引所である「BitMart」という企業でインターンシップしました。

そこではどんな仕事を担当しましたか。

日本市場を統括するマーケターとして、キャペーンの企画立案、実行やニュースの翻訳、顧客対応などを行っていました。

インターンで苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

主に苦労したことは、①ニューヨークという見知らぬ土地、かつ誰も知り合いがおらず、日本人もいない会社に単身飛びこむことになったこと、そして②目標ノルマを達成しなければならなかったことでした。
1点目は自分がクラスメイトの中で最も早くシアトルを離れ、単身ニューヨークに飛んだため、誰1人として知り合いがおらず、土地勘もなく、心細かったこと、さらには社員も知り合いはおらず、日本人もいなかったことから孤独感や恐怖心、不安感を覚えていました。また二点目に関しては仮想通貨自体に元々馴染んでいたわけではなかったため、知識面のキャッチアップ、そこから顧客獲得、売り上げをあげるなどの目標に対しても、結果が出なくても、そもそもそのための施策が正しいのかどうか判断できず、苦労したのを覚えています。
ただどちらも行動しなければ現状維持にしかならないと感じ、一点目で言えば社員に話しかける、自分が落ち着ける場所を見つけること、二点目で言えばとりあえずキャンペーンを打ってみることなど、行動することで乗り越えることができたました。反対に言えば、行動することでしか、乗り越えることはできないのだと再実感しました。


日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

ホームステイを退去した際や学部授業を履修する際も真摯に対応してくださったのが印象に残っています。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

コンサルや外銀を受ける上で、面接対策や知識の補填をしてもらえたのが、非常に大きかったです。またIBP内の同じ業界志望者と比べて対策がどれくらい進んでいるかを調べられたのも大きかったです。

これからのキャリアにIBPの経験はプラスになりましたか?

IBPがあったからこそ、インターンがあったからこそ、自らのキャリアの目線が日本国内からグローバルになりました。また世界の最先端、世界の中心で起きている事象を扱いたいという向こう数十年の人生軸を明確にすることができました。
アメリカでいうインターンとは、日本でいうバイトのような感覚とは違い、長期で働きながら、入社前のお試しを行うという側面があります。そのためにネットワーキングなどのアクションを起こす必要があり、さらに言えば、日本とアメリカの労働環境や商文化の違いなどを深く知る必要がありました。
元々私自身は留学前から海外で働きたいなどと思っていたわけではなく、留学自体もどんな業界で仕事をしようかと自分探しの側面を持っていました。
しかし、これらのアクションを起こすことや、労働環境や商文化の違いに触れたことで、学部留学では出会うことのなかった、現地で活躍する様々な大人に出会うことができました。それによって、自らが活動していくフィールドやキャリアの目線を国内からグローバルに引き上げることができ、世界で活躍したい、世界の中心で起きている事象を扱っていきたいと考えられるようになりました。

就職活動ではIBPの経験(インターンシップや課外活動など)をどのようにアピールしましたか?

アメリカのセミプロラグビーリーグで1軍出場を果たし、北米ベスト8になれたという話は就職活動において、最も話していたエピソードだったかもしれません。この経験があったからこそ、自らが高い壁も乗り越える力がある人材であると証明できました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

困難を突破する力とグローバル人材の第一歩としての力がついたと思います。セミプロラグビーへの挑戦、ダブルメジャー、NYの現地企業でのインターンなど”普通”の留学より何倍も苦しいことに挑戦してきましたが、妥協せず全てを乗り越えられたこと、そこで得た達成感は誇りであり、自分の限界を広げられたとも思っています。また一般的な交換留学にはないインターンという経験を、NYの現地企業で行えたこと、その過程で、世界で活躍するたくさんの日本人や現地人に出会えたことで、今後活動していくフィールドを日本、アメリカ、中国などといった”国単位”に引き上げられたことも大きな出来事でした。
一方で世界をフィールドに活躍するとして、第二言語(英語)も第一言語と同じレベルで話す世界各国からの留学生や、日本世界を飛び回って働いている日本人を目の当たりにし、自分に足りないものもたくさん見えてきました。
今はその足りないものを補っていけるようなアクションを毎日取り続けています。
留学、就活など大きなイベントが終わっても、その次のために走り続けることができているのも、変わった点の一つかもしれません。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

たった20数年の人生ではありますが、留学は人生最良の選択だったといえます。そしてインターン先を見つけるという決まりがあったからこそ、積極的に外へと踏み出し、多くのものを得ることができました。経験の”質”とその”密度”の観点からも他にないものを得ることができます。是非一歩踏み出してみてください。

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