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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2009年
加谷 真智子
MACHIKO KAYA
身校:立命館大学 政策科学部
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:社会人
留学期間:2008年4月〜2009年3月
インターン先:JEN(マスコミ)
1987年生まれ、兵庫県出身。立命館大学(政策科学部)在学中にテンプグループ・ユース・イン ターナショナル・スカラシップで、ベルビューカレッジへ留学。在学中に国連の授業を履修し、模擬国連の学内代表に選ばれて中国へ派遣された。帰国後、大学へ復学。

留学中に学生国連大使に選ばれ、中国の模擬国連に参加

勉強は本当に自分のためにするものだと、改めて実感しました

BCのアクティビティに参加し、IBPメンバーとMt.Rainerに登りました

模擬国連に参加したときのメンバーと先生(万里の長城で)。メンバー6人とパキスタン人の先生、それからカメラマンの2人が中国へ行きました

一緒に環境セッションに参加したパートナーと万里の長城で

西安での模擬国連。模擬国連中はスーツで本当の国連と同じ形式で参加します

BCCのGraduationにホストファミリーが参加してくれたときの写真。ホストファミリーは本当の家族のようでした

学校からバスで10分もしない場所にキレイな湖があります。ベルビューもシアトルも湖が多く、晴れた夏はその美しさに魅了されます

国際関係学のクラスのメンバーと。私ともう一人のIBP生を除くとクラス全員現地の学生で、授業はとても大変だったものの、クラスメイトとStudy Groupを組んで、毎回テスト前やレポートの時は一緒に勉強しました。とてもためになりました

日本の大学での専攻は?

学部では政治、経済、法学、国際など多岐にわたる分野を学んでいます。私は主に国際専攻でグローバルガバナンスや途上国開発について学んでいます。2年生を終えたところで休学して留学しました。現在3年生に復学中です。

スカラシップ応募のきっかけを教えて下さい。

自分の将来について真剣に考えた時「英語力が不可欠だ」と思い、留学をしたい気持ちが強まりました。留学にかかる費用のことなどで悩んでいた時、ボランティア団体の広報板に「ICC奨学生募集」というポスターを見つけ、応募してみようと思いました。

日本の大学と比べて、違いを感じたことはどんなことでしたか?

一番違うのは、学生のやる気です。先生の講義を聴講することがほとんどの日本の大学とは違い、アメリカの授業はディスカッション形式のものが多く、よく自分の意見を求められました。宿題の量も大変多くて始めの頃は苦労しましたね。当たり前のことなのですが、勉強は本当に自分のためにするものであると改めて実感させられました。

英語力アップのためにどのような工夫をしましたか?

毎朝新聞を読むようにしていましたが、新聞のニュースがその日の授業での話し合いの中心になることもよくあったので、新聞を読むことは大変役立ちました。自分の好きな本を読んだり映画に行ったりするのもいいと思います。自分の興味ある作品は英語でも夢中になってしまいます。加えて、日常生活でホストファミリーとよく話をしたことがスピーキング能力の向上につながったと思います。1日のできごとから世界の話まで、いろいろなことを話しました。

シアトルでの生活はいかがでしたか?

シアトルはとても自然が美しいので、自然散策に夢中になりました。ホストファミリーと山や湖へ行き、釣りや果物狩りをしたり、家の周りでウォーキングをしたりして、春夏秋冬それぞれ自然の美しさを楽しみました。また、学校のアクティビティに参加し、レーニア山に登りましたが、豪快な景色に魅了されてしまいました。

特に印象に残っている授業は?

一番印象深いのはやはり「国際連合」の授業です。世界の紛争をとりあげ、学生がプレゼンテーションをするもので、そこから国連の役割を考える授業でした。このクラスは週に一度しかないので、自己責任でクラス外学習を進める必要があります。国際情勢に目を向けることは授業の第一原則です。もう一つ「Media Writing」という授業が印象に残っています。この授業は与えられた取材テーマに沿い、3人以上に取材をして記事を書くものです。もちろんすべて英語なので取材も原稿仕上げもとても苦労しましたが、たくさん書くことで英語の文章能力に自信がつきました。また、良い記事はBC学内新聞に載るので、実際に掲載されると嬉しかったです。しかし原稿評価はノンネイティブスピーカーでも内容、文法間違いなどに非常に厳しいので、ライティングが好きな人、チャレンジしたい人におすすめしたい授業です。

留学中、学生国連大使に選ばれたそうですね。

「国際連合」の初回の授業に出た時、まだこのクラスを取るか迷っていましたが、授業説明で、学生主体のクラス形式で、世界の紛争を扱うと聞き、魅力を感じました。また中国での模擬国連の機会があることを知り、授業を取りたいという気持ちが強まりました。このクラスから6人の生徒が、中国で行われる模擬国連に参加できるということだったのですが、そのうち4人は、過去にニューヨークで行われた模擬国連にも参加していたので、最初から参加が決まっていました。他にもいる多くの参加希望者の中からあと2人しか行くことができないと聞き、半ばあきらめていました。それでも参加したい気持ちには変わりなかったので、日本の大学で学んできたこと、世界の紛争や貧困への問題意識、これからの研究計画を中心に書いた応募理由書を提出しました。後日、先生に参加資格を認めてもらえた時は本当に嬉しかったです。

中国の模擬国連では、具体的にどんな活動をされましたか?

模擬国連は11月24日~28日の5日間西安で行われ、その後BCメンバーのみで北京を観光して帰る10日間の行程でした。模擬国連には約300名の学生が参加していて、日本から参加した学生にも5人ほど会いました。各参加学校に担当国が振り分けられており、それぞれの学校は決められた国の代表として会議に出席します。会議は安全保障理事会や地球温暖化、テロリズムなど4つのテーマで分かれており、私たちBCの6人のメンバーも、2人ずつ33つのテーマに分かれて会議に出席しました。参加年度のBCはサウジアラビア担当で、私はもう一人の学生と共に地球温暖化セッションに参加しました。会議は主にディスカッション型で、他国担当の学生と個人的に話し合ったり、地域連合で集まって話したりしました。最終日に各国の話し合いにより出た政策案の投票を行い、可決・否可決を決定し、会議を終了しました。模擬国連開催までにサウジアラビアの地球温暖化への取り組みやスタンスをまとめた報告書の提出が義務付けられていたので、まずその国に関する情報など参考文献を引用し、詳しい知識を得ました。あまり馴染みのない国だっただけに大変でしたが、サウジアラビアの文化や政治などを知り、中東への関心や問題意識が高まりました。

加谷さんのインターン体験について教えてください。

JENという日本のメディア会社で、雑誌編集のインターンをしていました。ICCオフィスの方が「編集インターン募集」の情報をメールで配信してくださり、昔から人と話すことや文章を書くことに興味があったので、このインターンシップを始めました。仕事内容は取材と原稿作成が中心で、イベント情報のリサーチや電話対応などもしました。

インターン体験で身に付いたものは?

インターンシップではコミュニケーション能力と責任能力が一番必要だと感じました。取材でも、自分のコミュニケーション能力が、相手の言葉をどう引き出せるかに関わってきます。特に英語での取材は難しいですが、取材前に下調べをし、質問したいことをあらかじめまとめておくなどは、より良いコミュニケーションをとるための不可欠条件でした。もう一つ、これはどのインターンシップにも言えることですが、働くことに関して、責任能力は欠くことはできません。時には自分の不注意が会社全体の傷につながることもあります。常に責任と自覚を持って取り組む姿勢が必要とされていました。インターンシップを通して、少なくともこの2点への気持ちが変わりましたね。このインターンの他にも、興味のあるイベントや講演でのボランティアや、ホームレスの人々に食事を提供するボランティアに参加したりしました。

現在は日本の大学に復学されているそうですが、就職活動は始めていますか?

現在3年生ですので、今年の秋頃から就職活動を具体的に始めようと思っています。現在就職活動中の4年生の友達から、企業は採用人数を大幅に減らしていると聞きました。また女性にとっては特に厳しい時期とも聞いていますので、できるだけ今から自分が興味のある仕事を明確にし、集中的に就職活動できたらと考えています。

IBPの経験は、加谷さんの価値観やキャリア形成にどのように影響しましたか?

シアトルでの生活により自分の視野が広がり、将来に対する考え方が大きく変わりました。それは学校、インターンシップ、ホームステイなど、アメリカで経験したすべてを通してです。IBPを通してもっと勉強したいという気持ちが強くなりましたし、勉強以外の面でも、アメリカでの一年間の生活は自分を多くの点で成長させてくれたと思います。

将来の夢を教えてください。

現在も、引き続きジャーナリズムと国際関係の2分野を中心に学んでいます。将来は、どんな分野であっても、国際協力につながる仕事に携わることが夢です。自分が大学生活で学んできた学問と英語を両方生かせることができたら嬉しいですね。

ホストファミリーの犬エルベスとの散歩。いつも学校から帰ってきて一緒に散歩に行くのが日課でした。エルベスから、いつも元気をもらっていました

ICCへの感想やサポートなどで印象に残っていることは?

留学前、ICC東京の方に留学手続きを丁寧に手伝っていただき、留学の準備がスムーズにいきました。不明な点などもすぐに聞きやすかったので、不安なく留学に参加することができました。また現地のICCの方々はみなさん話しやすく、悩みがあればいつでも相談できました。ホストファミリーについても、ICCがよく知っている家庭が多かったので、最初から安心でした。

IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

何か自分のやりたいことがあれば、絶対にチャレンジしてみてください。もしうまくいかなくても、常に目標や目的を明確に持つことは、どういった形でも次へつながってくると思います。また、留学生活が長くなるにつれ毎日を平凡に思いがちですが、探求心を持ち一日一日を大切にして欲しいです。少しまわりを見渡すと、興味のあるテーマってあふれていると思います。そういった日々あるテーマから視野を広げることも、アメリカ生活の中での貴重な学びだと思っています。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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