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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2023年
土井 美亜
MIA DOI
出身校:津田塾大学
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2022年9月〜2023年8月
留学期:67期
インターンシップ先:Ten Thousand Villages Seattle

会うたびに新しい価値観や考え方に触れることができる友人に出会ったIBP留学

IBP参加を決めた理由は何ですか?

私の人生におけるミッションは、”I am a speaker for those who suffer from social discrimination.”です。私は将来、国際機関職員として公共政策の策定に参画するために海外の大学院進学を目指しています。そのため、IBP留学は、アメリカのカレッジで異なる文化や歴史を学べるだけでなく、企業インターンシップを通じて実践的な英語力を鍛えることができる点に魅力を感じました。また、日本で幅広く活躍する卒業生との繋がりが得られるという点も、留学だけで終わらないIBP留学の強みだと思いました。

留学の目標は何でしたか?

高校時代から地域活性化活動や人権問題について考えるコミュニティでのボランティア活動を行っていたこともあり、「シアトルにおける民間企業の社会貢献への取り組み、NPO団体とのパートナーシップについて学ぶこと」を目標としていました。ワシントン州では、非営利団体と民間企業が密接な関係を築いており、オールジェンダートイレやレインボーフラッグの設置など性的少数者のための工夫がなされています。実際に、Seattle Pride ParadeやSeattle Women’s Commissionの州議会ツアー、インターンシップなどを通じて多くの人と交流し、シアトルの取り組みを参考に日本でどのような問題解決ができるのか、考えを深めることができました。

学部授業は何を履修しましたか?またその理由を教えてください。

必修の英語クラスEnglish 101以外には、Introduction to Digital Marketing, Product Development, Public Speaking, Intercultural Communication, Hip Hop Culture, Introduction to Women’s Studiesなどを選択しました。マーケティングは、ブランディングやSEOに関する基礎知識を得るために履修しました。Product Developmentは何段階ものステップに沿って新しい商品・サービスのアイデアを考えるという内容で、とても面白かったです。Introduction to Women’s StudiesとHip Hop Cultureは、主に女性の政治参画におけるアメリカ社会の変遷や黒人文化と音楽業界、人種差別との関連性について学びました。社会学に興味のある方には強くお勧めします!Public Speakingは、英語に触れる機会を増やすだけでなくプレゼンテーションのスキルを伸ばすために履修しました。他にも履修した科目はいくつかありますが、1年間という短い期間なので事前にしっかり「何を学びたいか」を明確にした上で、教授の評価など念入りに下調べをして履修登録をすることをお勧めします。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

授業は、主に対面で約20~30人程度の中規模クラスでした。マーケティングやビジネスの授業は未だにオンライン体制のため、CultureやCommunicationの授業を取ることで出来る限り対面でクラスメイトと交流できるように授業を選択しました。私の履修した授業は、現地の学生とアジア系の留学生が多かったです。Introduction to Women’s StudiesとPublic Speakingは、比較的英語ネイティブの学生が多く、意見交換が盛んだったので仲の良い友達が沢山できました。Public Speakingは毎週スピーチを行うため事前準備や課題に時間を取られますが、現地の学生と自信を持って話せるようになるには良い授業だと思います。


インターンシップはどのように見つけましたか?

私は、フェアトレードを通じて発展途上国の職人を支援する全国的な非営利団体Ten Thousand Villagesのシアトル支店でマーケティングを担当しました。過去にIBP生がインターンシップ先として選んでいたということでICC現地オフィスの担当者の方が紹介してくださいました。レジュメの提出と面接を経て採用が決定しました。他にも複数のインターンシップを申し込んでいましたが、そういった候補はカレッジのジョブフェアに行って採用担当者の方と話をしたり、LinkedInを通じて申し込みをしたりしていました。少し早めにインターンシップ探しをしておくと直前で困ることが減るので良いと思います!

インターンシップで得たもの、学んだことはなんですか?

2ヶ月間という短期間のインターンシップにおいて、自分の達成したいゴールを持っておくことの大切さを学びました。マーケターとして、企画の提案や仕事内容に関する交渉などを行うことが何度かありましたが、タスク管理やプロジェクト・マネジメントのスキルの活用だけでなく、その際の言葉遣いや話し方、明確な理由付けにもしっかりとした準備が必要でした。周囲と意思疎通が可能な最低限の英語スキルがあれば、それ以外の職場での活躍や人間関係の構築については言語に関係なく個人の努力や実力が全てだと思います。せっかくの貴重な機会を無駄にしないよう、楽しみながら全力で自分のやりたいことを全部やってください!

大学の授業、インターンシップ以外ではどのような活動をしましたか?

LGBTQ支援団体Seattle Pride Paradeの運営ボランティアやSeahawksのチャリティボランティア、Bellevue Botanical Gardenの案内ボランティアなどを行いました。また、ワシントン州立大学で女性の権利について意見発信しているGaia Projectの交流イベントにゲストとして参加させていただきました。Seattle Women’s Commissionの州議会ツアーに参加した際には、現在活躍中の議員の方々や州知事、州の裁判所所長とも直接お話しする機会があり、とても良い経験をしたと思います。これらの活動には自分からインターネットやソーシャルメディアで情報を得て、団体に直接連絡することで参加するきっかけをつくりました。もし興味のあることがあれば、是非主体的に行動してチャンスを見つけてください!


留学中、苦労したことは何ですか?

最初の1ヶ月は、体調を崩してしまったりホームシックになったりと、新しい環境に慣れるのに時間がかかりました。留学の事前準備の段階から、手続きや英語の勉強などやることが多かったので、自分にプレッシャーをかけすぎてしまったかなと思います。健康第一です!シアトルの日本人コミュニティに留まるのではなく、毎日クラスメイトに話しかけて連絡先を交換したり、勉強に誘ったりと友人関係を広げるために色々な工夫をしました。言語面で不安を抱えながらのコミュニケーションは、精神的にも体力的にも大変だったなと思います。

留学中、一番の出会いは何ですか?

ベルビューカレッジで出会った友達とホストファミリーです。友人たちは英語が不慣れな自分の言葉を快く待ってくれるだけでなく、それぞれが人生に対して前向きかつ強い意志を持っていて、常に勇気付けられました。日本ではあまり学ばない教育分野や女性のリーダーシップについて理解が深いので、会うたびに新しい価値観や考え方に触れることができました。また、私はホームステイを2回経験していますが、どちらのご家庭も暖かく、面倒見の良いホストマザーとホストファザーに恵まれました。今でも連絡を取ってお互いの近況を共有する中です。多くの素敵な人との出会いに感謝していますし、これからもより良い関係性を築いていきたいなと思います。


一番成長したと思う事は何ですか?またその理由も教えてください。

発言力とコミュニケーション力です。授業には毎回事前質問や意見をメモした上で臨んでいましたが、それでも英語ネイティブの学生達に混ざって発言するのに躊躇してしまうことが多く、結局何も言えずに終わってしまった、という事実に落ち込む日々を過ごしていました。元々コミュニケーションを積極的に取るタイプなこともあり、聞きたいことや話したいことがあるのにも言えない、ということが大きなストレスになっていたと思います。そこで、私は授業前後やオフィスアワーの時間を活用して積極的に教授やクラスメイトに話しかけて発言するのが怖くない状況をつくるようにしました。授業についていくための事前準備も欠かさなかったです。クラス内での小さな成功体験を少しずつ積むことで、自分に自信を持って発言できるようになったと思います。

留学してご自身にどのような変化がありましたか?

自分らしくいることに自信がつきました。個性を重視するアメリカ文化では、特に意見交換の場で「美亜はどう思うの?」と私自身の考えを聞かれることが多かったので、自己表現することに躊躇しませんでした。多様なバックグラウンドを持つ人々が混在するので、他者理解を深めることや異文化に対するリスペクトを学ぶことが大切だと思います。しっかりと準備をして環境に慣れてしまえば、どんどん自分の個性を発揮できるようになると思います。一方で、日本人の几帳面さや時間管理、集団の調和を重視する文化については、海外での生活を得て改めて魅力を感じました。それぞれの文化や習慣について合う合わないを比較して自分の価値観に対する理解を深めることが留学の醍醐味かなと思います。

今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

私のビジョンは、「人と自然に優しい社会を創る」です。そのためにも公共政策や国際政治に関する専門知識を得る必要があると感じています。これからは、修士号取得に向けて海外の大学院への進学が目標です。日頃から社会や身の回りのことに対して課題意識を持ち、常に向上心を抱き続けられる大人になりたいなと思います。IBP留学の先には沢山のことが待っているので、辛いことも楽しみながら、今回の経験や友人、仲間を大切にして乗り越えていきたいと思います。

これからIBP留学を検討している方に、メッセージをお願いします!

まずは「留学したい!」という思いを大切にしてください。一歩踏み出そうという気持ちだけでも大きな価値があると私は思います。日本人留学生であっても、それぞれ個性や目標、家庭環境など異なる背景をもった人たちが集まっているので、どんな留学経験を得られるかは自分次第です。もし、今留学するかどうかで悩んでいたら遠慮なく私たちIBP生に聞いてみたり周りの人に相談したりしてください。良い経験も悪い経験も全て力になって返ってくるので、焦らずゆっくり自分と向き合う時間を大切にしていただけたらいいなと思います。どこかの国で皆さんとお会いできたら嬉しいです。

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