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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2015年
中村 玲太郎
RYOTARO NAKAMURA
出身校:日本大学
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2014年09月〜2015年08月
インターン先:音楽レーベル(エンタテイメント・文化)
外資系広報代理店 入社

自ら主体的に考え、行動する大切さを知った

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

もともと国際色の強い進学校に通っていた私は、大学に進学してから長期の留学を希望していて、大学2年次にアメリカへ夏季短期研修に行きましたが、なかなか長期の留学のタイミングを掴めずにいました。同時に費用の問題から、私費留学は親に拒否され、大学の交換留学を狙っていました。しかし、応募に求められるTOEFLのスコアは届かなく、自分自身の英語能力では、応募する資格すらありませんでした。それでもなんとかして留学できる方法はないかと思い、たまたま見つけたのが、IBPプログラムでした。しかも経済学部通って、ビジネスを勉強していた私はアメリカでの現地ビジネスを肌で感じながら、英語でビジネスを勉強してみたいと思いました。また、将来は外国人と仕事をすることを夢見ていた私にとって、現地でビジネスの授業を受けさらにインターンができるこのプログラムは自分にとっては一石三鳥のプログラムでした。しかも、毎年行われている奨学生試験があると知り、これで受かったら、すぐ行こうと決め、優待生として合格した私はすぐさま、出発の準備を始めました。

留学前はどんな準備をしましたか?

渡航が決まる前から、渡航前の夏休みに大学のイギリスの短期海外研修に参加が決まっていたのでそこである程度の英語慣れすることができました。同時に現地での生活で何ができるのか、何をしたらよいのかをイメージをするためにIBPのホームページの体験談エピソードやベルビューカレッジのホームページを確認してどんな授業があるのか、履修してみたい授業はないかなどをチェックしていました。そこで、自分にとっての理想の留学生活を考え、現地に行ってやってみたいこと、経験してみたいことなどのイメージ膨らませ、頭のなかでTo Doリストを作っていました。例えば帰国前に何か大きな経験をしようと考えたりしていました。逆に私は留学後の就職活動や将来のことなどは全く考えないようにしていました。むしろ、留学先のアメリカでしか経験できないようなことを経験しようと考え、最終的にそれらの経験が就活でアピールできると思ったからです。

留学先を選択した理由を教えてください。

自分の語学レベルが他のコースに達しなかったというのもありますが・・・、アメリカでビジネスを学びたいと思った私はワシントン大学コースも希望していましたが、現地の学生と授業が受けることができて、また少人数授業で内容の濃い授業を受けられると知り、ベルビューカレッジコースに決めました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

閑静な住宅街が並び、比較的安全な街だなと思いました。私は過去にアトランタとロサンゼルスに行ったことがありましたが、治安が悪いイメージがあった私にとって驚きでした。同時に日本のように四季があって、過ごしやすい場所であり、アメリカ人だけでなく様々な国の人が住んでいることに納得しました。また、交通網が充実していて、隣の大都市シアトルまで簡単に行けることができたことも驚きでした。隣町シアトルはご存知のとおり、有名企業が連なり、第二のシリコンバレーとも言われる場所なので様々なビジネスパーソンにも簡単に会える場所でこの環境を最大限に利用しようと思いました。


キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

やはり、図書館の充実さは自分の大学と比べて環境が非常によかったです。コンピューターも完備していてさらに、グループワークなどで使える、小さなミーティングスペースもあり、留学中は大変お世話になりました。また、別棟のコミュニティースペースも空き時間に自習していました。静かな場所が多く、勉強する環境としては最高の場所であったと思います。カフェテリアはベルビューカレッジの集合場所といったような位置づけで行けば誰かがいるような場所でした。そこでは友達と話したり、一緒にご飯を食べたりするスペースで居心地がよかったです。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

主にビジネスに関する授業を取っていました。2学期目からの学部授業ではマーケティングの授業とMulticultural Business Consultingという戦略コンサルティングの授業に関する授業を受講しました。 マーケティングの授業ではグループごとにシアトルのベンチャー企業を1企業選び、マーケティングリサーチをする授業でした。授業のスタイルも独特で、週1回のクラス授業とオンラインでのディスカッションの受講で成績が決められていました。クラス授業では、与えられた教科書に沿って、ディスカッションする形式の授業で、生徒たちが分からないことだったり、学んで思ったことなどを発言しあっていて、日本の座学の授業とは全く違った雰囲気で印象的に今でも残っています。同学期に受講したMulticultural Business Consultingという授業は冬学期のみ開講されている授業で、学期を通して実際のNPOや企業とコンタクトを取り合い、戦略コンサルティングする授業でした。授業のレベルが非常に高く、なかなかグループワークでは英語を聞き取ることで精一杯でした。ちなみに私はNPOのバレエスクールのコンサルティングをしました。学期末には学内の大きな講堂を借りて、クライアント先の人たちを目の前に戦略提案のプレゼンをおこないました。 3クォーター目は英語とマーケティングの授業を受講しました。このマーケティングの授業はDECAというベルビューのビジネスクラブとの活動をし、クラブ内のプレゼンのコンペや州クラブ活動の参加をするという授業です。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

マーケティングの授業は特に興味を持って取り組みました。3学期目に受講した授業は学期末のプレゼンのコンペの準備を学期を通じて、おこないました。この授業は年に1回、ワシントン州でのプレゼン大会があり、僕が受講したときは優秀者はニューヨーク研修のチケットがもらえる、コンペでした。残念ながら1年間の滞在なので、行くことはできませんでしたが、マーケティングの授業は様々なバックグラウンドを持った人たちと授業を行うことができて、そのような人たちの前でプレゼンを英語でするというのは自分の英語スキルもそうですし、外国で働く意識に自信をつけることができました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

学内の授業だけでなく、実践的に現地でビジネスを学ぶ機会を得ようとしていた私は、常にVolunteer Matchというボランティア求人のウェブサイトを頻繁にチェックをしていました。特に、私が思い出のあるボランティア活動はTEDのボランティアと秋祭り(現在:ジャパン・フェアー)のボランティアとデザイン思考研究会というクラブの運営をおこなったことです。 TEDのボランティアでは、当日の受付の運営と会場の案内係をおこないました。私はステージ真横の入り口を担当していたので、ボランティアをしながら、間近でスピーチを観ることができました。同時に、ボランティアとして参加しているので、通常ですと高いチケットを支払うのですが、無料で観ることができたというのもボランティアした人の特権です。 2つ目は秋祭り(現在:ジャパン・フェアー)のブース運営です。私が関わらせていただいたブースはジャパン・ビジネスブースと言って、日本企業を誘致し、各社の製品やサービスを展示するブースの企画段階から関わらせていただきました。当時、このブースは初めての試みで、結果的に13社の企業を誘致することができました。そのうち、3社は日本からこのイベントのために参加してくださった企業もありました。私は当日は現場監督として、13社さんとコミュニケーションをとりながら、現場運営をおこないました。 イベント終了後はシアトルの総領事館でのディナーにも招待してくださいました。イベントで関わらせていただいたシアトルで活躍されている方にも親交を持つことができ、帰国後の就職活動では推薦状を執筆していただくほどお世話になった人もこのイベントを通じて様々な現地のビジネスパーソンと交流することができました。当時はベルビューカレッジで行われていたこのイベントですが、初めて試みたビジネスブースが成功し、翌年からメイデン・バウワーセンターでイベントが開催されていて、少しでもイベント成功に貢献できたと思い、大変自分にとっても大きな経験となりました。 最後にデザイン思考研究会をベルビューカレッジのクラブとして運営をおこなったことです。これは発足した同期学生と共にデザイン思考についてクラブ内で勉強し合い、それをワークショップを通じてアウトプットのクラブ活動をしていました。最終的には同カレッジにある、英会話クラブとコラボして、現地学生の20人程度を集めて、一時間以上のワークショップを英語でおこなったことです。英語でのプレゼンテーションに自信が付きました。

課外活動から得たものは何ですか?

自ら主体的に考え、行動する大切さを知りました。いままでの学生生活は他人から選ばれる生活が主体でした。しかし、社会人やこの後の就職活動につながりますが、今後は自らを他人に売り、選んでもらう行動が必要になっていきます。いかに自分の存在価値を伝えていくかが重要であると感じました。また、常に意識を持って行動することもこれらの課題活動から学びました。自分からアクションを起こさない限り、相手からのレスポンスはもらえません。自分なりにできる範囲で行動することが重要だと感じました。

インターンシップ先について教えてください。

インターン先はMack9 Music Groupという音楽レーベルの会社でインターンをおこないました。この会社は私がインターンとして加入した当時はまだ設立2年目のスタートアップの会社で従業員も現地のインターン生で補っていました。オフィス環境もおぼつかなく、毎日近くのスターバックスで仕事を社長としていました。私は過去にIBP生が行ったことのない企業でインターンをしたいと思っていたのでインターネットを中心に自分で見つけました。私がインターンをした後にIBPの後輩のかたがインターンされているとのことなのでIBP生のために新規開拓できたことも誇りに思っています。


そこではどんな仕事を担当しましたか?

具体的な業務はマーケティングリサーチ業務と経営戦略の策定をおこないました。当時の音楽市場の分析と同時に、経営戦略の策定を分析・調査結果をもとに社長とおこなっていました。たとえば、新人アーティストのどう売っていくのかを考える営業戦略や売るためのマーケティング戦略そして、どういう媒体で楽曲を販売し、流通するのかを財務分析をおこないながら販売戦略をおこないました。まだ社長は資金集めで投資家たちに営業をおこなっているときで私はこれらの経営戦略を分析・調査し、営業の際の資料を作っていました。

インターン中、苦労したことは?

やはり、完全なアメリカ企業であり、スタートアップというところもあって社長が全然面倒をしてくれないところが多々ありました。仕事は基本、もらうことはなく、現時点での問題や課題を自分の手で見つけ出し、社長に提案しながら仕事を作り出すことからが始まりでした。最初はその環境に慣れず、なかなか相手にしてもらえないときがありました。私は、積極的に自分がお手伝いできることはないかをしつこく社長に話しかけるようにしまし。また積極的に提案を社長に持ち出し、自分の考えをはっきりと社長に主張したりすることによってフィードバックをもらうようにしました。そして、大事なことは分からないことがあったら、素直に質問するように心がけました。なぜなら専門的な知識が不足しているなかで判断するのが難しく、自分なりに考えてしまうと誤った判断をしてしまうことがあるからです。また、アメリカ企業特有のタイムマネジメントにも苦労しました。いきなり社長が急用でミーティングに行けなくなったりなど、かなり振り回されていました。そこでわたしは毎日のスケジュールを把握するために毎朝メールと電話を両方するように心がけました。積極的にコミュニケーションを取りに行くことによって、仕事の依頼が増えたり、業務でのミスコミュニケーションも減るようになりました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

シアトルのオフィスでは親身に相談に乗ってもらい大変助かりました。また、現地で何かアクションを起こしたいと思ったときにサポートしてくださったり、有意義な留学生活を送れたのもシアトルオフィスのサポートのおかげで大きな経験をすることができたと思っています。

就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?

就職活動においては全面的に面接でのアピールポイントとなったので、面接の際はあまり怖がらずに自信を持って望むことができました。また、エントリーシートの記入のときもあまり時間をかける必要がなく、何を書いたら良いのかと考えることは基本的にありませんでした。近年では日本人留学経験者は多くいるなかで、自分なりの留学生活をアピールすることによって差別化することもできたと思います。

留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?

具体的にどのような体験をおこなったのか、そしてなぜそのようなことをしようと思ったことの経緯、経験を通じて何を学び、次にどんなアクションを起こしたいと思ったのかやどのような意識を持って、どんな行動をしてきて経験や体験をしたのかなどを順序を立てて、まるでストーリーを語るようにアピールをしました。私も最初は経験のみを一遍等にアピールしていましたが、それだと他の学生との自慢合戦になってしまいます。それだと折角の自分の経験が相手に伝わらないことも就職活動を通じて学びました。また、インターンの経験を通じて、英語力の観点からもただ単にTOEICやTOEFLの英語資格をアピールするのではなく、具体的に英語を使ってなにをしたのか、どれだけ自分がビジネスシーンで英語を使えるのかをアピールするようにしました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

特に変わったことはありませんが、目的に持って行動することによって日々の生活がガラリと変わるんだなと気づかせてくれる留学生活でした。また留学生活を通じて、あまり驚かなくなり、また様々な人の意見を受け入れる器量が大きくなったと思います。やはり、アメリカでの生活を通じて、自分の考えや日本人としての価値観が全く受け入れられなかったり、理解されなかったりする状況に置かれた自分がいるからだと思います。自分の国ではこうだとか、自分の経験ではこうだったと言うよりもまずは相手に意見や考えを尊重して行動してみようと思いました。また、英語力にかんしてならば、インターンを通じてビジネスシーンでも自分の英語力が通用することに自信が付き、さらに伸ばしていこうと思いました。英語で話すことに恐怖を感じることはなくなりましたし、むしろ英会話での失敗を歓迎する自分がいました。そして何よりも強く思ったことはこのIBPを通じて、将来アメリカで働きたい気持ちが一層高まりましたし、いつかビジネスで帰ってこようと思います。


IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

IBPに留学してきている人はみなさん優秀な方たちだと思います。それぞれ自分のなかで憧れている理想の留学生活を思い描いていると思います。その留学生活を実現するためにどのように行動したらよいのかを考えてみてはいかがでしょうか。IBP留学は英語力向上のためというよりも英語を使って◯◯をしたい、実現したい、挑戦してみたいや△△を勉強してみたいと思っている人にはとても有用なプログラムだと思います。特にベルビューカレッジコースはやりかた次第で本当に自分だけの唯一無二の留学生活が送れるプログラムだと思います。ぜひ、参加して自分だけのIBP経験を創ってみてはいかがでしょうか。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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